命〜天国の君へ〜
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#100 [まゆ]
佳奈やたくま、優子にも連絡してくれたんだって。
ねぇ…
こうちゃん?
あなたが振ったくせに、なんで優しくするの?
そんな事されたら私…
どうしていいかわかんないよ…
こうちゃん…
すき。だいすきだよ…
:10/03/10 18:27 :N01A :☆☆☆
#101 [まゆ]
それからこうちゃんに会うことはなかった…
学校にもきてなかった。
心配で心配でたまらなかった。
私とこうちゃんはよりを戻すことがないまま3年生になった。
:10/03/10 18:29 :N01A :☆☆☆
#102 [まゆ]
クラス替え―
佳奈、たくま、私は同じクラスになった。すごく嬉しかった!
そして…
こうちゃんとも同じクラスになった。
1年の時みたいに4人一緒になったのが嬉しくて嬉しくて…
でも、こうちゃんは相変わらず学校にくる事がなかった…
:10/03/10 18:32 :N01A :☆☆☆
#103 [まゆ]
3年になり最後の夏休みに入ろうとしていた。
私は帰り道に中央病院の前を通るのだが、ある日わたしはたくまが病院からでてくるのを見た。
たくまどこか悪いのかなぁ…
私はたくまに声をかけた。
:10/03/10 18:34 :N01A :☆☆☆
#104 [まゆ]
私『た〜くまっ!どしたの?』
私がそう声をかけると、たくまは焦った顔をした
私『…??』
た『ちょっと風邪気味でな』
たくまはあたふたしながら私に話した
私『…うそでしょ!なんかあったの?』
そう聞くとたくまの後ろから懐かしい声が聞こえた。
『お〜い!たくま忘れ物!』
:10/03/10 18:37 :N01A :☆☆☆
#105 [まゆ]
えっ…??
『たくま、いつも忘れ物ばっかしてんじゃね〜よ』
笑いながらたくまに話かけているのは、そう。
私のだいすきな人…
こうちゃんだった。
こうちゃんは私に気付いた。
浩『………。』
私『…な…んで?なんで病院にいるの…?』
:10/03/10 18:40 :N01A :☆☆☆
#106 [まゆ]
『………。』
こうちゃんは黙ったまま。
私『ねぇたくま!どうゆう事?いつも忘れ物って…いつから?なんで?』
私は質問ばかりした
たくまは黙っていた。
私は訳がわからなかった
こうちゃんが学校にきてなかったのは入院してたから…?
どうして入院なんか…
たくまは帰るわ!と言って帰ってしまった。
:10/03/10 18:44 :N01A :☆☆☆
#107 [まゆ]
こうちゃんも私に帰れ。とだけ言い病院へ戻っていった。
私はたくまを追い掛けた。
私『待って…たくま!!』
た『………』
私『お願い…話きかせて!』
た『………』
たくまは黙ったまま
しばらくしてたくまが口を開いた
た『俺もよくわかんねぇけど、あいつ病気なんだわ。最初きいた時は俺もびっくりした』
私『最初?最初っていつ?』
た『去年のクリスマス前』
去年のクリスマス前…
私がこうちゃんに振られた時…
:10/03/10 18:48 :N01A :☆☆☆
#108 [まゆ]
たくまはそのまま話を続けた
た『あいつさ、お前に心配かけたくないんだわ。だからあんなこと……』
私は何も言えなかった
ただただ、涙が溢れた
こうちゃんは私に心配かけたくないから、別れを告げたの?
:10/03/10 18:51 :N01A :☆☆☆
#109 [まゆ]
もしそうだとしたら、私はこうちゃんを守りたい。
傍で支えたい。そう思った。
私は知らない間に病院の前にいた
―こうちゃんに会いたい。
:10/03/10 18:52 :N01A :☆☆☆
#110 [まゆ]
病院へ入り、受付で病室を聞いた
私は病室へ向かった
こうちゃんは4人部屋。
入ると…
そこには大好きな…ずっと会いたかった人がいた…
私は泣いた。声を出して泣いた。
:10/03/10 18:54 :N01A :☆☆☆
#111 [かんな]
読んでます
自分のペースで続けて下さい
:10/03/10 21:49 :SH06A3 :☆☆☆
#112 [我輩は匿名である]
しっかり読んでます!!頑張って下さい!!
:10/03/10 22:20 :W63SA :☆☆☆
#113 [我輩は匿名である]
:10/03/10 22:40 :N02A :☆☆☆
#114 [まゆ]
かんなさん.匿名さん.匿名さん
ありがとぉ
ゆっくり更新していくので、これからも応援お願いします
:10/03/10 23:02 :N01A :☆☆☆
#115 [まゆ]
続き
病室に入り私は泣いた。
周りを気にせず泣いた。
こうちゃんはそんな私を見て泣いてくれた。
なんでこうちゃん泣いてるの?
涙流す理由は何?
何を思って泣いてるの?
:10/03/10 23:04 :N01A :☆☆☆
#116 [まゆ]
私わ話を切り出した―
私『どうして入院してること話してくれなかったの?学校こないし心配したんだよ…ばか…なんでも一人で抱え込まないでよ。私いるじゃん…私そんなに頼りない?こうちゃんにはもう私は必要ない?ねぇ…私はこうちゃんが必要だよ…だいすきだよ……離れていかないでよ…約束破らないでよ…』
私は思ってることを言った
こうちゃんは泣いていた。
:10/03/10 23:08 :N01A :☆☆☆
#117 [まゆ]
そして―
こうちゃんはゆっくり話してくれた。
『俺、お前に酷いことばっかりしてきた。たくさん傷つけた。
俺さ、病気なんだわ。治るかもわかんねぇし、死という事を考えてしまう。弱い男やし情けねぇ。だから俺はお前を守ってあげられねぇ、支えてあげられん。きっとお前には辛い思いをさせる
それならいっそ振られた方がいいと思った。だから傷つけた。
お前には俺を忘れてほしかった
でも、俺がお前を忘れられない』
:10/03/10 23:15 :N01A :☆☆☆
#118 [まゆ]
浩『情けねぇけど…俺、いつもお前のこと考えてた。』
こうちゃんの言葉を聞いて私は声をだして泣いた。
私『私だってこうちゃんが必要だよ…!こうちゃん辛いなら私が支えるよ!だから離れないでよ…私と一緒に頑張ろうよ!幸せになろうよ………』
浩『俺ださいわ…自分からあんな酷いことしたのに、まだお前と一緒にいてぇ…』
私『ださくなんかない。こうちゃんは辛いのに私のことまで考えてくれて…強いよ!優しいよ…』
浩『まゆ…愛してる…』
こうちゃんに抱き締められた
:10/03/10 23:21 :N01A :☆☆☆
#119 [まゆ]
*************
やっぱり、辛い
小説書くたびに涙流してしまう
こうちゃん、会いたいです…
会いたい。会いたい。
愛してるよ…
*************
:10/03/10 23:24 :N01A :☆☆☆
#120 [まゆ]
こうちゃんに抱き締められた瞬間、私たちは運命だと思った。
こうちゃんの病気のことは詳しく聞かなかった。その方がいいと思ったから…
―高3の夏
私はこうちゃんと復縁した。
:10/03/10 23:28 :N01A :☆☆☆
#121 [我輩は匿名である]
頑張って!!ゆっくりでもいいから!!
:10/03/10 23:29 :W63SA :☆☆☆
#122 [我輩は匿名である]
無理しないで!
ゆっくりでいいので待ってます
:10/03/11 01:16 :N905i :☆☆☆
#123 [我輩は匿名である]
主さんのペースで
頑張って下さい。~!!!
:10/03/11 01:24 :W62H :☆☆☆
#124 [*]
応援してます!
主さんのぺーすでいいんで、頑張ってください(>_<)
:10/03/11 16:38 :W61K :☆☆☆
#125 [まゆ]
皆さん
ありがとうございます
ほんと励まされます
あまり更新できなくてすいません
:10/03/11 17:56 :N01A :☆☆☆
#126 [まゆ]
続き
よりを戻してからは毎日病院にかよった
夏休みになり、私はこうちゃんに付きっきりになった。
しかし私は3年…
受験生。
私は大学に行く気はなかった
でも就職するにも試験や面接がある…
:10/03/11 18:00 :N01A :☆☆☆
#127 [まゆ]
就職のことですごく悩んだ
でもこうちゃんには言えなかった。こうちゃんの方がたくさん悩んでると思ったから…。
昼はこうちゃんの傍にいて夜は必死に勉強をした…。
それに家事もした。
私には親がいないから……
正直しんどかった。辛かった。
だけど、こうちゃんがいるから頑張れた。
:10/03/11 18:04 :N01A :☆☆☆
#128 [まゆ]
だけどね…
こうちゃんの姿を見るたび私は苦しくなっていった。
薬の副作用?ですごくやつれていた。私はこうちゃんを守ることができていない。
こうちゃんしんどいし辛いのに、私の前ではいつも笑顔で弱音をはかない。
:10/03/11 18:06 :N01A :☆☆☆
#129 [まゆ]
すごく強い…
私の知らないこうちゃん
泣かないと決めたのに…
私はこうちゃんの前で泣いてしまった。
就職のことや家庭のこと…
たくさんたくさん話した
こうちゃんが一番辛いのに…
私は自分勝手だった…
なのに、こうちゃん言ってくれたよね…
:10/03/11 18:09 :N01A :☆☆☆
#130 [まゆ]
浩『お前、親おらんし辛いのによく頑張ってる。頑張りすぎやねん。もっと甘えてこいや。お前一人の身体やないんやからな。
就職試験…受かってちゃんと卒業したら…
俺ら…結婚すっか。』
:10/03/11 18:11 :N01A :☆☆☆
#131 [まゆ]
こうちゃんから…
幸せをもらった
こうちゃんに病室でプロポーズをされた
私は過呼吸になるくらい泣いた
私は強がって
『結婚したいならしてあげてもい―よっ』
と可愛くないことを言った
こうちゃん笑って
『うっせ!お前がしたいならしてやるってんだ』
と言ってくれた。
ほんとに私は幸せ者だ。
:10/03/11 18:15 :N01A :☆☆☆
#132 [まゆ]
私はこうちゃんとの約束を果たすために、一生懸命勉強した。
夏休みはあっという間におわり
2学期になった―
そして9月18日…
就職試験当日。
私は朝早くから病院に行った
元気と勇気がほしかったから…
病室にいくといつもの笑顔で私を迎えてくれた。
:10/03/11 18:18 :N01A :☆☆☆
#133 [まゆ]
そして…
浩『これやるよっ!』
渡されたものは………
歯!!!
:10/03/11 18:19 :N01A :☆☆☆
#134 [まゆ]
私『……………なにこれ!』
白い硬い物体…
こうちゃんは笑いながら
『今朝、ぬけた俺の歯!!!
抜けたてほやほや(笑)
これお守りにしろやっ
そしたら絶対お前は受かる』
そんな事を言われた。
お守りに歯って…
と思いながらも私は嬉しくて大事に持っていった。
:10/03/11 18:22 :N01A :☆☆☆
#135 [まゆ]
************
こうちゃん…
会いたいよ。笑顔が見たいよ
抱きしめてよ…
私一人にしないでよ…
ねぇ…
置いていかないで…
こうちゃん…会いたい
*************
:10/03/11 18:42 :N01A :☆☆☆
#136 [らんらんるー]
本にしましょう(・∀・)
:10/03/11 20:48 :N02A :☆☆☆
#137 [まゆ]
:10/03/11 21:32 :N01A :☆☆☆
#138 [まゆ]
続き
こうちゃんの抜けたてほやほやの歯を持って、私は試験を受けに会社へ向かった
何故か私は緊張しなかった
面接官に圧倒されないように、ハキハキと話した。
試験は自分なりにはうまくいった。きっとこうちゃんの歯のおかげ!
:10/03/11 21:35 :N01A :☆☆☆
#139 [まゆ]
試験が終わるとこうちゃんの待つ病院へと向かった。
病院につき病室へ向かった。
しかし、こうちゃんは居なかった。
:10/03/11 21:36 :N01A :☆☆☆
#140 [まゆ]
布団には大量の血が染み付いていた。
私は状況が把握できなかった。
いや、把握したくなかった。
こうちゃんに何かあったんだ。
身体が震えた。
:10/03/11 21:38 :N01A :☆☆☆
#141 [我輩は匿名である]
頑張って下さい
主さんのペースで!!
:10/03/11 23:39 :W62H :☆☆☆
#142 [あちゃ]
読んでます!!
ゆっくりでも更新待ってます
こうだいさんが生きた証…私の心にも刻ませて下さい
:10/03/12 07:48 :P905i :☆☆☆
#143 [MI]
読んでますエ!
最後まで頑張って下さい。
最後まで読みますテ
:10/03/12 11:41 :W61S :☆☆☆
#144 [・・you・・]
頑張ってください
:10/03/13 00:00 :P03A :☆☆☆
#145 [まゆ]
それは…
ケチャップでした
:10/03/13 03:28 :P03A :☆☆☆
#146 [*]
>>145お願いだから、そういうことしないで...
あなたの神経疑うわ...
:10/03/13 15:11 :W61K :☆☆☆
#147 [あちゃ]
>>145携帯機種ちがうよー!!
そうゆうことしちゃダメですよ!!
本人に失礼!!
:10/03/13 15:36 :P905i :☆☆☆
#148 [まゆ]
みなさん
ありがとうございます
ほんと嬉しいです
こうちゃんも幸せ者だっ
145に書き込みされた方。
そういった事をしないでほしいです。こうちゃんの生きた証をそうふざけられると辛いです…。
一生懸命かいていくので、今後とも応援よろしくお願いします。
今日は更新できません。
ペース遅くて申し訳ないです
:10/03/13 17:49 :N01A :☆☆☆
#149 [mi-chu]
頑張ってください\(^o^)/
:10/03/13 18:49 :PC :☆☆☆
#150 [らんらんるー]
145さん
そゆ事するの
やめよーね(´・ω・`)
あんま言いたくないけど
くだらなすぎるよ
:10/03/13 20:09 :N02A :☆☆☆
#151 [あちゃ]
ゆっくりでいいよ
更新待ってます
:10/03/13 23:10 :P905i :☆☆☆
#152 [*]
応援してます!
:10/03/14 11:18 :W61K :☆☆☆
#153 [我輩は匿名である]
応援してます。
:10/03/14 16:49 :W63SA :☆☆☆
#154 [まゆ]
みなさん、応援して頂き、ありがとうございます
こうちゃんも喜んでいると思います。
頑張って更新します
:10/03/14 18:25 :N01A :☆☆☆
#155 [まゆ]
続き
私はその場から動く事ができなかった。
ただただ、シーツについた血を見るだけだった。
そこへ看護師さんがきた。
:10/03/14 18:27 :N01A :☆☆☆
#156 [まゆ]
看護師さんは私に言った
『浩大くんね…ちょっとした発作を起こして急遽オペになったの。でも大丈夫だよ』
看護師さんは大丈夫と言ったが、私は何故か信じる事ができなかった。
このままこうちゃんが遠くに離れていきそうな気がした。
:10/03/14 18:41 :N01A :☆☆☆
#157 [まゆ]
私は病室で一人待たせてもらった。誰とも話せなかった。
就職試験のことすら忘れていた
3時間くらい経った頃、こうちゃんの両親が病室に戻ってきた
こうちゃんのお母さんは笑って
『ずっといてくれたの?ありがとうね。浩大は大丈夫だから!ただ病室にはまだ戻れないの』
と言った。
私は今まで聞かなかったが、お母さんに聞いた。
『…こうちゃんの病気って…何ですか?治るんですか…?』
私は自然と泣いていた。
:10/03/14 18:56 :N01A :☆☆☆
#158 [まゆ]
私が質問した後、こうちゃんのお母さんの表情が変わった。
おばさんは、『大したことないよ。ちょっと悪いものが見つかっただけで取りのぞけたのよ』
と言った。
しかし、おばさんは涙をこらえていた。
私は黙ってしまった。
本当に大丈夫なの?
なんでおばさん泣きそうなの?
大丈夫っていうのは嘘?
頭の中がパニックになっていた。
:10/03/14 19:00 :N01A :☆☆☆
#159 [まゆ]
私はその場にいることができなくなった。
こうちゃんに会うことはなく、家に帰った。
私はこうちゃんにメールをした。
:10/03/14 19:04 :N01A :☆☆☆
#160 [まゆ]
『こうちゃん…
一人で痛い思いばっかりしてるよね。
私はこうちゃんの為に何ができるかな…?
こうちゃんの方が辛いのに、
私…弱音ばっかりはいてごめんね。
これからもずっと一緒だよね?
ずっとずっと隣にいてくれるよね?私を一人にしないよね…?
お願いだから…
生きて…』
メールを送信するのに何時間もかかった。
送信ボタンを押すのが怖かった。
:10/03/14 19:10 :N01A :☆☆☆
#161 [まゆ]
こうちゃんからは返事はこない。
目を覚ましたら連絡がくると思っていたが、連絡はこなかった。
私は病院に行くことができなかった。
会ったら泣いてしまうから
私が泣いたらこうちゃんがまた自分を責めるから…
だから病院には行けなかった。
:10/03/14 19:13 :N01A :☆☆☆
#162 [まゆ]
学校には行った。
佳奈や優子には迷惑ばっかりかけた。でもずっと傍にいてくれた。
私が病院にいかなくなってから2週間がたった時。
私に一通のメールが届いた。
:10/03/14 19:15 :N01A :☆☆☆
#163 [まゆ]
そのメールは、こうちゃんからだった。
メールを開けると…
『まゆさん、元気ですか?最近病院にきてないみたいだけど、大丈夫ですか?
もしよければ、浩大に会ってやってくれませんか?
まゆさんに会いたがってると思います。
浩大の母より』
おばさんからだった。
:10/03/14 19:19 :N01A :☆☆☆
#164 [まゆ]
私は、なぜこうちゃんが自分でメールをしてこないのか?と思った。
きっとこうちゃんはメールすら出来ないんだろう…
私は考えたくなかった。
でも…こうちゃんに会いたかった。とにかく会いたかった。
学校が終わり病院へ向かった。
:10/03/14 19:21 :N01A :☆☆☆
#165 [まゆ]
病室にいくと、やっぱりこうちゃんは居なかった。
何がどうなってるのかわからなかった…
しばらくすると、おばさんが病室に戻ってきた。
私『こんにちは!メールありがとうございました。』
母『来てくれたのね』
おばさんは泣きそうな顔をした
そして前よりやつれていた…
おばさんは私に話した。
:10/03/14 19:27 :N01A :☆☆☆
#166 [まゆ]
母『まゆちゃん…浩大ね、オペの後から意識が戻らないの。ずっと集中治療室にいるの…会ってあげてくれないかな?まゆちゃんの事まってると思うの』
私は呆然とした。
今なんて…?
意識が戻らない…?
嘘だよね?
おばさん冗談きついって!
こうちゃん元気だよ!
そんな事を自分に言い聞かせた
意識不明とか信じたくなかった
:10/03/14 19:31 :N01A :☆☆☆
#167 [我輩は匿名である]
気になる(´>ω<`)
あげ
:10/03/14 21:59 :N02A :☆☆☆
#168 [あ]
自分の友達も同じ
状況でした。
頑張って下さいエ
読んでます
:10/03/14 23:34 :W61S :☆☆☆
#169 [我輩は匿名である]
頑張って下さい
:10/03/16 23:05 :W62H :☆☆☆
#170 [ぽん]
:10/03/16 23:06 :N02A :☆☆☆
#171 [我輩は匿名である]
頑張れ(^O^)
更新待ってます(*^o^*)
:10/03/17 19:27 :W63SA :☆☆☆
#172 [まゆ]
みなさん応援ありがとうございます
ゆっくり更新します
:10/03/18 17:46 :N01A :☆☆☆
#173 [まゆ]
続き
私はただ立ち尽くした
涙すら出なかった
おばさんに連れられ私は集中治療室へ向かった
そこには、愛しいこうちゃんが眠っていた。
:10/03/18 17:49 :N01A :☆☆☆
#174 [まゆ]
こうちゃんの顔を見て、私はなんでもっと早く病院にこなかったんだろうと後悔した。
後悔しても遅いけど…
私は何も言えなかった
こうちゃんに声をかける事ができなかった。
その日はそのまま家に帰った
:10/03/18 17:53 :N01A :☆☆☆
#175 [まゆ]
次の日、私は学校を休んだ。
気付いたら病院にいた。
こうちゃんに会いたかった。
傍にいたかった。
窓ガラスが邪魔だった
近くにいきたかった。
私は何度もこうちゃんの名前を呼び続けた。
:10/03/18 18:01 :N01A :☆☆☆
#176 [まゆ]
しかし、こうちゃんは目を覚まさなかった。
それからは毎日学校がおわれば病院に通っていた。
1週間くらいたった日…
:10/03/18 18:03 :N01A :☆☆☆
#177 [まゆ]
私が病院にいき、いつも通りこうちゃんの名前を呼び続けていると、こうちゃんの手が動いた
私は叫ぶように何度も何度も名前をよんだ。
奇跡が起きたのだろうか。
何週間も意識不明だったこうちゃんが目を覚ました。
私はこの時ものすごく泣いた。
嬉しくて嬉しくて…
:10/03/18 18:09 :N01A :☆☆☆
#178 [まゆ]
医者が集中治療室に入れてくれた
すぐに駆け寄り抱きついた。
こうちゃんはただただ笑っていた。
生きてる。
命の大きさが分かった。
:10/03/18 18:12 :N01A :☆☆☆
#179 [まゆ]
こうちゃんは
『夢にお前でてきて、お前オレの名前すっげぇ呼んでた。』
と笑って言った
私は
『ずっとずっと呼んでたよ』
と涙ながらに言うと
『そんな呼ばんでもいつも傍におるやろ、ばぁか』
と言ってきた
この何気ない会話が幸せでたまらなかった。
:10/03/18 18:18 :N01A :☆☆☆
#180 [まゆ]
私はまた明日くるね、といい家に帰った。
帰ってからも頭の中はこうちゃんのことばっかり。
生きてる。こうちゃんはしっかり生きてる。幸せだった。
もし神様がいるのだとしたら
私は感謝しきれない。
この日はゆっくり眠りについた
:10/03/18 18:22 :N01A :☆☆☆
#181 [まゆ]
次の日、学校にいくと、担任から呼び出された。
私は何で呼ばれたか分からないまま職員室へ向かった。
担任は笑顔で『やったな』と私に封筒を渡してきた。
中を見ると、就職内定書だった。私は試験に受かり、内定したのだった。立て続けにいい事ばかり
思わずにんまりしてしまった。
学校が終わると、すぐ病院へ向かった。
:10/03/18 18:25 :N01A :☆☆☆
#182 [まゆ]
病院へ着くと真っ先にこうちゃんに就職内定のことを報告した。
こうちゃんは笑顔で『おめでとう、よく頑張ったな』
と言ってくれた。
きっとこうちゃんからもらった歯のお守りがあったからだ。
少ししてこうちゃんがいきなり『飲み物かってきて』と言った。
いきなりだったので何でかなっと思ったが、『早く』とか言うからすぐに部屋を出て飲み物を買いにいった。
:10/03/18 18:29 :N01A :☆☆☆
#183 [まゆ]
特に深く考えず、飲み物を買い、病室に戻った。
そしたらさ、
こうちゃん…すごく苦しそうに吐いていた…
私は理解できた。
きっと私に見られたくなかったから、心配かけたくなかったから、病室から出させたんだなって。
こうちゃんの精一杯の思い、無駄にしたくなかった。
:10/03/18 18:33 :N01A :☆☆☆
#184 [ぽん]
書いてる
!
やったー\(^O^)/
主さんのペースで
頑張って下さい
:10/03/18 18:37 :N02A :☆☆☆
#185 [まゆ]
:10/03/18 18:43 :N01A :☆☆☆
#186 [まゆ]
続き
こうちゃんは私に見られたくなかったから、飲み物を買いにいってと言ったんだ。
だから私はこうちゃんが安静になるまで、病室の外で待った。
涙が溢れる。
声を押し殺して泣いた。
こうちゃん…辛いのに、なんで私のことばかり思ってくれるの?
ほんとこうちゃんは強い。
:10/03/18 18:48 :N01A :☆☆☆
#187 [まゆ]
こうちゃんが落ち着いてきたので、私は顔を洗ってなにもなかったかのように病室へ戻った。
こうちゃんは笑顔で
『遅い。(笑)どこまで行ってたんだよ』
と言った。
その笑顔にまた泣きそうになったよ…
こうちゃん?私しってるよ?
副作用だよね?みてたよ…?
ねぇ…こうちゃん……
私が耐えられないよ…
:10/03/18 18:51 :N01A :☆☆☆
#188 [まゆ]
でも私が泣いたら、こうちゃんの気持ちだいなしになる。
こうちゃんの方が辛いんだ。
だから私はなにもなかったかのように笑顔で
『病室おぼえてなくて、迷っちゃったんだよね〜』
と言った。
これでいいんだよね……?
:10/03/18 18:54 :N01A :☆☆☆
#189 [まゆ]
こうちゃんが笑うと嬉しい
でもその反面、私が泣きそうになる。なんでかな…?
しばらくして私は病室を出た。
これ以上一緒にいると、泣いてしまいそうだったから…
家に帰った。
その日の夜は色々かんがえた。
私になにができるかなってたくさん考えた。
:10/03/18 18:57 :N01A :☆☆☆
#190 [まゆ]
次の日は学校が休みだったので、朝早くからこうちゃんが好きなCDを買いにいった。
喜んでくれるといいなっ
と思いながら病院へ向かった。
病室に入ろうとしたら
かすかにこうちゃんの声が聞こえた気がした。
:10/03/18 18:59 :N01A :☆☆☆
#191 [まゆ]
『……っく』
間違いなくこうちゃんの声。
私は病室をのぞいた。
そしたらさ…
こうちゃん…泣いてたんだ。
:10/03/18 19:01 :N01A :☆☆☆
#192 [まゆ]
私はこうちゃんが泣く姿を見たことがなくて、どうしていいか分からなかった。
だけどね、こうちゃんの傷みは分かったよ。
私は見なかったことにした。
ずっと病室の外にいた。
きっとこうちゃんもその方が良かったよね…?
:10/03/18 19:04 :N01A :☆☆☆
#193 [まゆ]
1時間くらいたち、私は病室に入り『やっほ〜』と能天気な口調でこうちゃんに挨拶した。
こうちゃんはいつもの笑顔で
『元気やなぁ』と言った。
ねぇ…こうちゃんが泣いてた理由は何?涙した訳は?
そんな事ばかり考えた。
:10/03/18 19:08 :N01A :☆☆☆
#194 [まゆ]
その涙の理由を知ったのは…
何週間かたったある日。
病院の売店からでた時だった。
:10/03/18 19:10 :N01A :☆☆☆
#195 [まゆ]
看護師さん達が会話をしていた。
『202号室の浩大くん、かわいそうだよね。早すぎるよね…あと半年だってね…』
私には意味がわかった
:10/03/18 19:12 :N01A :☆☆☆
#196 [まゆ]
あと半年…
余命……
こうちゃんがあと半年しか生きられないって事が…
:10/03/18 19:13 :N01A :☆☆☆
#197 [まゆ]
私はその場で座り込んでしまった。
信じたくない。嘘だよそんなの。こうちゃんがあと半年?
冗談やめてよね
そんな事ばかり考えていた。
こうちゃんはきっと自分の余命を知ったから泣いていたんだろう
:10/03/18 19:15 :N01A :☆☆☆
#198 [まゆ]
**************
こうちゃん…?
私…
あの時、こうちゃんがいなくなるのが怖くて怖くて…
なのに…こうちゃんいつも笑顔でさ…
こうちゃんはどんな気持ちだった?どんな気持ちで私に接していた?つらかったよね…?ごめんね
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:10/03/18 19:18 :N01A :☆☆☆
#199 [まゆ]
私はどんな顔をして会えばいいのか分からなかった。
こうちゃんの顔を見る事ができなかった。怖かった。
:10/03/18 19:20 :N01A :☆☆☆
#200 [まゆ]
私は自分をコントロールできなくなった。
こうちゃんにたくさん問い詰めた。泣きながら…
私『こうちゃん…?ずっと一緒だよね?』
浩『はっ?当たり前だろ!』
私『ほんとに?ずっとだよ?』
浩『まぢ。どしたのお前』
私『いなくならない?こうちゃんずっと生きるよね?』
浩『………』
:10/03/18 19:23 :N01A :☆☆☆
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