別れさせ屋
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#301 [我輩は匿名である]
:10/08/16 03:10
:W61K
:KnBw17vE
#302 [我輩は匿名である]
:10/08/16 03:17
:W61K
:KnBw17vE
#303 [歩美]
8≫駆け引き。 〜続き〜
龍太郎が真穂のことを好まないのは、飲んだ日から気付いてはいたけど、
確信するとかなり嬉しかった。
私は真穂の秘密をバラした。
「真穂、彼氏いるんだよ。」
2人は少し驚いていたけど、
元々眼中になかったうえに、
さらに眼中になくなった。
龍太郎の話によると、
ほぼ毎日メールがくるらしい。
:10/08/19 22:26
:F02A
:v5L/edXY
#304 [歩美]
私「うざいの?(笑)」
龍太郎「うん。」
冷たく言い放つ龍太郎。
私「じゃあうざいって言っちゃえば?」
龍太郎「女性にそんな暴言吐けねぇだろ?(笑)」
ま、チャラ男らしい台詞。
話を進めるうちに、
チャンスを見計らって私から伝えることになった。
あぁ〜楽しみ。
3人でボーリングに行き、
車内でダラダラ話して朝方帰宅した。
:10/08/19 22:29
:F02A
:v5L/edXY
#305 [歩美]
時々携帯を開いたけど、
新一からメールは来なかった。
新一らしくない。
私の知ってる新一じゃない。
いつもは、
絶対メールくれたのに・・・。
次の日も、
その次の日も新一からメールは来なかった。
考えないようにして、
今日も仕事に励む。
同伴もなくゆっくり出勤。
あまりに店が暇で、
適当に顧客にメールをうっていた時。
:10/08/19 22:32
:F02A
:v5L/edXY
#306 [歩美]
画面にメール受信の文字。
客からの返信かと思ったら、
知らないアドレスだった。
内容を見て、
少し嬉しかった。
〈龍太郎だけど今日も店?
暇してたら飯いかね?〉
まるで、
捕まえるつもりのなかった魚が偶然網にかかってくれたような、そんな気分だった。
会う約束をした。
初めて龍太郎と2人で会う。
:10/08/19 22:35
:F02A
:v5L/edXY
#307 [歩美]
支配人に早上がりをお願いしてみると、店が暇なことからあっさりOKが出て早上がりすることになった。
店友「デート〜?(笑)」
店友「歩美彼氏できたの?」
私「違う違う(笑)
ごめんね、お先〜♪」
龍太郎と待ち合わせの時間までに、化粧直しをした。
女子は、化粧の気合いで相手に好意があるかわかるもの。
龍太郎には、
それなりに気合いが入った。
少し冷たいけど、
魅力的だった。
:10/08/19 22:41
:F02A
:v5L/edXY
#308 [歩美]
待ち合わせ場所には、
すでに黒のオデッセイが停まっていた。
あれは、
全く車なんて興味なかった私が、初めて覚えた車だった。
今でも黒のオデッセイを見ると思い出す。
私「お待たせーっ。」
龍太郎「何食いたい?」
私「何でもいい(笑)」
龍太郎「それ1番困りますよお姉さん(笑)」
:10/08/20 17:15
:F02A
:AKrhXyok
#309 [我輩は匿名である]
:10/08/21 13:26
:N703iD
:FZbTI8Kw
#310 [我輩は匿名である]
気になる枕X新頑張ってください
:10/08/22 07:36
:W63H
:7g.M9jCE
#311 [歩美]
匿名さん≫
ありがとうございます

頑張ります

:10/08/23 01:04
:F02A
:gZCXLZHo
#312 [歩美]
結局車でウロウロして、
気付いたら1時間以上が経過して、景色はだんだん山の方へ近付いていっていた。
山・・・?
あの山は、
夜景スポットで有名な山。
まさか、龍太郎・・・?
期待を抱きつつも、
あえてギリギリまで気付いていないフリを通して車内で話を続けていた。
車がだんだん山を登っていく。さすがに私も尋ねてみた。
私「山ん中にご飯食べるとこあるの?」
:10/08/23 01:07
:F02A
:gZCXLZHo
#313 [歩美]
龍太郎はチラっとこっちを見て、笑い出した。
龍太郎「たぶん民家ぐらいしかないだろー(笑)
歩美、天然か?(笑)」
夜景に連れていこうとしてるんでしょ?
わかってるよ(笑)
でもね、
素直に嬉しかった。
私、夜景って見たことなかったんだよね。
やがて頂上付近に着き、
龍太郎は車を停めた。
龍太郎「いいもん見せてやるからおいで。」
:10/08/23 01:10
:F02A
:gZCXLZHo
#314 [歩美]
龍太郎は助手席のドアをあけ、私を連れ出した。
少し移動すると、
そこには絶景があった。
私「うわぁ・・・」
龍太郎「どう?」
私「キレイ・・・」
街の灯り、
電灯、
星。
こんなにもキレイだなんて思わなかった。
夜景に連れていくっていう、
まさにありがちなパターンに私はメロメロだった。
:10/08/23 01:13
:F02A
:gZCXLZHo
#315 [歩美]
適当な場所に腰掛け、
しばらく2人静かに夜景を眺めていた。
龍太郎って、
見かけによらずロマンチストなんだなって思った。
突然、
龍太郎に手を握られた。
私が龍太郎の方を見ると、
照れくさそうに顔をそらしながら、こう言った。
龍太郎「・・・好きな女ができたら、・・・ここに連れてくるつもりだった。」
真っ直ぐな言い方じゃない。
目を見て言われてもいない。
なのに、すごく龍太郎が愛しくなったよ。
:10/08/23 01:17
:F02A
:gZCXLZHo
#316 [歩美]
龍太郎はそのまま私を抱きしめてきた。
私も、
手に力をこめて抱きついた。
それが、
私の返事だったから。
抱き合ったまま、
しばらくは余韻と龍太郎の香水の匂いに浸っていた。
私、
龍太郎のこと大好きになるかもしれないよ。
私、
今までの自分と決別するよ。
いい女になるよ・・・。
:10/08/23 01:22
:F02A
:gZCXLZHo
#317 [歩美]
こうして8月28日、
私と龍太郎は付き合うことになった。
正式に「付き合って」って言葉をもらったわけじゃないけど、私たちにとって大切な記念日。大切なスタートになった日。
帰りの車内は、
お互いどこか照れくさかったよね。
でも、彼氏彼女だから、
バイバイの時はチュウ・・・
って思ったのにチュウなかった。(笑)
またまた見かけによらず、
奥手な龍太郎坊や。(笑)
:10/08/23 01:30
:F02A
:gZCXLZHo
#318 [我輩は匿名である]
(・^∀^・)まわりにおったら
絶対拒否るけど
他人だと思ってよんでます
この〜ナルシストx
:10/08/23 03:50
:S001
:L8brHD22
#319 [歩美]
いつも恋愛に進展があれば真穂に相談していたけど、
今はとてもじゃないけど話せない。
真穂が龍太郎に好意を持っているのはわかってるし。
でもね真穂。
これで同等だよ。
あんたは私から新一を奪って、しかも隠し通してる。
だから仕返しに私も同じことしてあげる。
歯には歯を、
目には目を。
龍太郎は私の彼氏。
:10/08/23 23:52
:F02A
:gZCXLZHo
#320 [歩美]
9≫暴露。
龍太郎と付き合うことになって、久しぶりの彼氏に私は浮かれていた。
ただ、1つ問題があった。
龍太郎が私の職業を嫌がった。それが普通だよね。
彼女がホステスって、
ちょっと嫌だよね。
龍太郎は高校を卒業してから、親のやってる建築関係の仕事をしていた。
その職場仲間と、キャバクラやクラブに行くことがあるから、その業界に自分の彼女が働いてることは耐えられなかった。
:10/08/23 23:56
:F02A
:gZCXLZHo
#321 [歩美]
自分の女になると、
龍太郎は独占欲の固まりになった。
私は、
店を辞めた。
ママに預けていた通帳を返してもらい、みんなにお別れの挨拶をした。
それなりに貯金はあったから、しばらくゆっくりして、
昼間の仕事を捜すことにした。
龍太郎は大喜びだった。
私も、夜から足を洗ういい機会になって肩の荷が軽くなった。
龍太郎との付き合いは喧嘩もあったけど充実していた。
:10/08/24 00:00
:F02A
:sCHfN2YE
#322 [歩美]
だけど、
これから色んなことが起きる。
――10月になり、
真穂の大学の学祭に誘われた。
言われた通り食堂で待ち合わせをした。
真穂がいた。
グループらしき友達も何人か一緒にいた。
真穂「あっ、歩美ー!
こっちこっち!」
真穂は友達に私を紹介した。
私は軽く会釈した。
キャピキャピした女子たち。
:10/08/24 00:04
:F02A
:sCHfN2YE
#323 [歩美]
しばらく世間話をしていたら、真穂が突然私の真横にきた。
真穂「歩美、
隠しててごめんね。
私、黙ってたことがあんの。」
えっ???
今?この場で?(笑)
歩美「な、なに?」
真穂「私さ、彼氏いるじゃん?実は・・・新一なんだよね。」
知ってまーす。
でも知りませんでしたってフリして驚く。
まさかここで暴露してくるとは、不意打ちだった。
:10/08/24 00:07
:F02A
:sCHfN2YE
#324 [歩美]
真穂はおどけた感じで笑い、
「本当は言うつもりだったんだけどぉー!(笑)」
とか言う。
挙げ句の果てには耳元で、
「龍太郎のこととか、あの日のナンパのことは内緒にしててよねっ♪」
とか言う始末。
私のイライラメーターはかなり高まった。
真穂が暴露してきて、
私も打ち明けることに決めた。
私「私、
龍太郎と付き合ってるんだ。」
:10/08/24 00:10
:F02A
:sCHfN2YE
#325 [歩美]
真穂の顔色が明らかに変わった。
私は笑いもせず、
申し訳なさそうにもせず、
真顔で暴露してやった。
真穂はその場から、
私を引っ張って席を離れた。
友人たちは何事?って感じで少しアタフタしていた。
真穂「ちょっと待って。
まじなの?」
キレ気味で聞かれた。
キレるのはおかしいでしょ。
あんた彼氏いるじゃん。
:10/08/24 00:14
:F02A
:sCHfN2YE
#326 [☆]
やばい!
めっちゃおもしろなってる(笑)
:10/08/24 10:57
:F06B
:zvH85HKM
#327 [月]
更新待ってまーす


:10/08/24 20:55
:P03B
:owoA3tjo
#328 [我輩は匿名である]
:10/08/25 09:34
:P10A
:3e8NFDTI
#329 [我輩は匿名である]
はやくー
:10/08/25 22:23
:SH02A
:1sJ0/ZD2
#330 [歩美]
コメントありがとうございます

なるべくたくさん更新できるようにします

:10/08/26 01:05
:F02A
:QEIIaapg
#331 [歩美]
9≫暴露。 〜続き〜
新一という彼氏がいながら、
あわよくば龍太郎もと欲張っている真穂の態度に腹が立ち、
ついついキツく言った。
私「まさか新一じゃ足りないわけ?」
私の険悪な表情にも真穂はひるまなかった。
真穂「歩美だって今まで散々えげつないことしてきてたじゃん。」
私「それが何?
何の理由にもなってないし。
私がしてきたことを真似したいの?」
:10/08/26 01:11
:F02A
:QEIIaapg
#332 [歩美]
真穂「違うけどっ!
・・・とりあえずこの話はやめよ。みんなのとこ戻ろ。」
あんたからけしかけてきたくせに??
あぁ゙ーーー
この自己中女!!!
みんなのとこに戻ると、
真穂は不自然な程に彼氏〈新一〉とのノロケ話を始めた。
「毎日電話かかってくる」
「バイト先に迎えにくる」
「ネックレスをもらった」
はいはい。
周りの友人も気だるそう。
:10/08/26 01:14
:F02A
:QEIIaapg
#333 [歩美]
適当に話は流して、
タバコを吸ったり携帯をさわったりして聞いてないフリをしていたのに、
あるノロケ話がひっかかった。
「夜景もつれてってくれた」
・・・私、
新一に夜景つれてってもらったことない・・・。
しかも、
真穂「そのままカーセックスやっちゃったぁ〜(笑)」
・・・とか聞いてねぇから!!!
ってか聞きたくねぇから!!!
:10/08/26 01:22
:F02A
:QEIIaapg
#334 [歩美]
真穂のデリカシーのなさと、
私への攻撃的な言動に驚かされた。
おかげであんたのこと大嫌いになったよ。
これで遠慮なくあんたを泣かせられるよ。
ジワジワ反撃してあげる。
私を誰だと思ってんの?
【壊し屋】
【別れさせ屋】
だよ。
あんたたちを別れさせて、
立ち直れないくらい壊してやるんだ。
:10/08/26 01:26
:F02A
:QEIIaapg
#335 [匿名]
おもしろ〜
:10/08/26 03:10
:SH905i
:7DGbgItU
#336 [あゆ]
読んでます

頑張って下さい

:10/08/26 03:16
:F02B
:K34ECzi2
#337 [七氏]
:10/08/26 03:44
:D705i
:oXLBhRvM
#338 [我輩は匿名である]
すごいおもしろい!!がんばれー!!
:10/08/26 12:52
:PC
:xWCN2Zdk
#339 [歩美]
10≫2人の私。
真穂から暴露を受けた学祭は、もちろん心から楽しむなんてこともできず、
真穂しか知り合いがいない苦痛に耐え忍んでいた。
学祭が終わり、
龍太郎と会うことになった。
真穂の暴露によって、
龍太郎のことを本気にならないようにしようと決めた。
真穂を傷つけるために、
龍太郎と付き合ってく。
真穂を傷つけるために、
新一と別れさせる。
龍太郎を愛してしまったら、
復讐に身が入らない。
:10/08/27 00:30
:F02A
:NhHvUHGc
#340 [歩美]
あくまでも龍太郎は『利用』する気でいようと決めた。
私の計画・・・
漠然としていたけど、
何事も行動あるのみ。
龍太郎「学祭ってどうだった?」
私「楽しかったよ!!
ねぇ、龍太郎。
真穂に付き合ってること話したよ。良かった?」
龍太郎「いいじゃん(笑)
なんで?(笑)」
私「友達ではいてあげてね?
私の親友だし。」
:10/08/27 00:34
:F02A
:NhHvUHGc
#341 [歩美]
私のその言葉の裏には、
私と真穂が深い仲だと龍太郎に意識させるため。
龍太郎「おぅ。わかった。」
車で移動し、
晩ご飯を食べに行って、
送ってもらった。
まだチュウがこないm(_ _)m
まぁいいけど・・・。
龍太郎の車が見えなくなくなったことを確認してから、私は出かけた。
:10/08/27 00:40
:F02A
:NhHvUHGc
#342 [歩美]
向かったのは、新一の家。
新一の家の近くには、
遅くまで開いてるスーパーがある。スーパーに行くついでに、新一が家にいるか確認に行った。
家の前を通ると、
新一の部屋の電気がついていた。私は新一の携帯に電話をかけてみた。
新一「どした?」
私「今、家じゃないの?」
新一「家だけど?」
あれっ?(笑)
あ、下にいるのかな。
:10/08/27 00:44
:F02A
:NhHvUHGc
#343 [歩美]
新一「今帰ってきたとこ。
どうした?なんかあった?」
私「今、ちょうど家の前にいるから会えない?」
新一「・・・わかった。
すぐ出る。」
5分もしないうちに新一が出てきた。
さぁーて仕事はじめ。(笑)
2人であの公園に向かった。
ベンチに座り、
新一は自販機で紅茶を買ってきてくれた。
空を見ながら世間話をした。
:10/08/27 00:48
:F02A
:NhHvUHGc
#344 [歩美]
私はさっそく本題へ。
私「出かけてたの?」
新一「うん、
飯食いに行ってたよ。」
私「・・・彼女と?」
新一「いやいやっ!
大学のツレとだよ(笑)」
私「彼女いないの?」
新一「・・・・・・いるよ。」
私「知ってるよ。」
新一はびっくりしていた。
私は新一に抱きついた。
:10/08/27 00:58
:F02A
:NhHvUHGc
#345 [歩美]
抱きついたまま私は言った。
私「今日・・・真穂から聞いたよ・・・知らなかった・・・」
知らなかったのはウソ。
でも言わない。
新一「歩美・・・ゴメン。」
新一は私を離そうとはしなかった。それどころか、ぎゅっと抱きしめてくれた。
(よしっ。やった。)
と内心ガッツポーズの私と、
久しぶりに新一の腕に抱かれて素直に嬉しい私がいた。
本当の私はどっちなんだろう。
:10/08/27 01:10
:F02A
:NhHvUHGc
#346 [我輩は匿名である]
龍太郎かわいそう
でも面白い頑張ってx
:10/08/27 08:55
:auSH3I
:R3HafJZg
#347 [我輩は匿名である]
:10/08/27 11:44
:P02A
:Wa1QfL1M
#348 [歩美]
コメントありがとうございます

頑張ります

:10/08/27 11:58
:F02A
:NhHvUHGc
#349 [歩美]
新一「歩美には、隠しておきたかったんだ。
ずるくてゴメン。」
なんだかそのセリフは、
私にも見に覚えがあった。
・・・進藤と関係があった時。
新一にバレることが嫌だった。
だから、新一の気持ちはよくわかるよ。
新一「歩美のことは、
いつまでも特別なんだ。」
好きだよ、特別って響き。
でも、ずっと待ってるって言ってたくせに。
よりによって真穂だなんて。
:10/08/27 12:04
:F02A
:NhHvUHGc
#350 [歩美]
真穂と新一が関係を深めたのには、私が大きく関わっていた。
私と新一が連絡を取らなくなった時。
新一は真穂に相談をした。
相談しているうちに、
真穂が新一を好きになった。
「歩美の代わりになれない?」
そうして2人は付き合った。
やっぱり真穂が奪ったんだ。
私の特別な存在を。
許せない。
私「ねぇ、真穂のこと好きなの?」
:10/08/27 12:07
:F02A
:NhHvUHGc
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