別れさせ屋
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#478 [歩美]
14≫ホステスとして。
パチンコ屋を辞める話を、
佐伯さんにした。
佐伯さんは引き止めなかった。
佐伯さん「俺はお水に偏見はない人間だから(笑)
それどころか尊敬するよ、
ホステスって職業は。」
でも、どうしても教えてくれって龍太郎とのことを聞かれた。
私は全て話した。
佐伯さんは、眉間にシワを寄せ、火のついた煙草を全く吸わないまま黙って聞いてくれた。
:10/09/14 19:35
:F02A
:yD67PJTg
#479 [歩美]
私「――・・・ってことで、別れちゃいましたよ。
佐伯さん、煙草・・・(笑)」
佐伯さん「うわっ、
完全に忘れてた(笑)」
愛煙家なのに、せっかく火をつけた煙草を忘れるくらい真剣に私の話を聞いてくれたんだ。
その佐伯さんの優しさが嬉しいと同時に、
ねたましくなった。
こんな男性もいるんだって。
奈々子は引き止めてきた。
「ヤダヤダ!
辞めないでよ!ホステスなんか戻んなって!」
:10/09/14 19:39
:F02A
:yD67PJTg
#480 [り]
辛いね


:10/09/14 20:07
:F02B
:IlWI.b12
#481 [あ]
:10/09/15 07:56
:SA001
:wEhnj1Ks
#482 [歩美]
私「奈々子、ホステスを下に見ないで。」
奈々子はそんなつもりで言ったんじゃなかったのかも知れない。だけど、私はホステスをバカにされた気がして・・・
ついキツく言っちゃった。
奈々子は謝りながら、
泣き出した。
奈々子「辞めないでよ・・・」
奈々子らしくない、
可愛い一面だった。
私「泣かないでよ(笑)
会えなくなるわけじゃないんだよ?」
:10/09/16 00:57
:F02A
:SCiK5Re6
#483 [歩美]
生きてれば会えるんだから。
良平の死が教えてくれた。
だから、奈々子、これからも友達だよっ。
かつて親友だった真穂より、
私は遥かに奈々子が好きだった。
なぜか奈々子は信用できた。
だから絶対裏切らない。
いつからかそう決めてた。
パチンコ屋を辞め、
お母さんにまたBARに戻ると話した。
お母さんは私の体を心配してくれた。
お姉ちゃんにはホステスに戻ると正直に話した。
頑張れと言ってくれた。
:10/09/16 01:01
:F02A
:SCiK5Re6
#484 [歩美]
私はホステスとしてやっていく。
もう、それしか前向きになれる方法がなかった。
ナオさんに相談すると、
「いい店紹介してあげる」
ということで、
職場はすぐに決まった。
ナオさんは育児をしながら、
生活費のためにスナックで働いていた。
でも、良平の親から毎月入金があって、苦しいわけではないって言ってた。
ナオさん「いつか自分で店やりたいから、資金集め(笑)」
ナオさんはちゃんと前を向いていた。
:10/09/16 01:05
:F02A
:SCiK5Re6
#485 [歩美]
愛する良平との間に授かった良太がいるから、
ナオさんは幸せそうだった。
私は、
龍太郎との間に何もないよ。
ナオさんの方が辛いはずなのに、今の私にはナオさんの方がキラキラして見えた。
母の力って、すごいんだ。
龍太郎とのことを、
ナオさんに話した。
ナオさんも真剣に聞いてくれて、慰めてくれた。
ホステスとして、頑張る。
ホステスとして、
いつか復讐してやる。
:10/09/16 01:10
:F02A
:SCiK5Re6
#486 [歩美]
もちろんそんな復讐心は誰にも言わない。
私の職業は、
【ホステス】
副業は、
【別れさせ屋】
これから私は過去の自分に逆戻りすることになる。
幸せなんていらない。
どうせ次にくるのは不幸なんだから。
彼氏なんていらない。
思い出なんて邪魔。
私が欲しいのは快感だけ。
:10/09/16 01:14
:F02A
:SCiK5Re6
#487 [歩美]
私「はじめまして♪
歩美と申します。」
私は源氏名を使わない。
面倒くさいんだもん。
ナオさんが紹介してくれた店は、前よりも大きく、女の子も多い。
すぐに友達や先輩、後輩ができた。うわべだけの付き合い。
別にそれで満足だった。
仕事は淡々とこなした。
お酒に弱くなってることには少し焦った。
ブランクのせいかな。
でも、もう一つ変わったのは、客層。
:10/09/16 01:20
:F02A
:SCiK5Re6
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