俺が一番と思った女★4★続
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#250 [しゅん]
「お邪魔します。」
部屋に入るとソファーにはお父さんが座っている。
完全に顔が怖ぇ。
未来の野郎!!!全然話とちげーやんけ!っち思いながら、どうぞと言われ俺も腰を下ろす。
お母さんは飲み物を入れたあと、お父さんの隣に座った。
:11/03/04 15:49
:PC
:qH90Qwk6
#251 [しゅん]
「はじめまして。
未来さんとお付き合いをさせて頂いてます、小彩俊と申します。
ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
今日は時間を作って頂きありがとうございます。」
〈はじめまして。〉
お父さんがその一言だけ、返した。
こぇぇーーー!!!
【私ははじめましてじゃないですよね?】
「はい!
以前、未来さんとお付き合いさせて頂いていた時、お会いしたことがあります。
あのときは申し訳ありませんでした。」
【もう終わったことだし、そんな頭を下げるのはやめて?】
そう言われ、頭を上げた。
お父さんは俺の目をまっすぐ見て離さない。
:11/03/04 15:50
:PC
:qH90Qwk6
#252 [しゅん]
「高校生の時、塾で未来さんと出会いまして、それからお付き合いさせて頂きました。
色々ありまして、一度離れることになったのですが、またこうやってお付き合いさせて頂いてます。
まだまだ人間的にも未熟だと思いますし、回りの方の支えや協力なしにはやっていけないことも沢山あると思います。
でも、自分の手で未来さんを幸せにしたいと思っています。
未来さんと結婚させて頂けないないでしょうか。」
〈顔を上げて下さい〉
顔をあげると、お父さんは俺をまっすぐ見た。
:11/03/04 15:54
:PC
:qH90Qwk6
#253 [しゅん]
〈こんだけ言えたら上等。
こんなこと言ってくれる彼氏なんかお前におったんやな!
こちらこそ宜しくお願いします〉
『最悪ー。
あたし出来る子やもーん!』
〈あ〜〜〜疲れた!
足も崩して崩して。
未来が威厳のある父親を演じてとか言うけ、やってみたけど…
リアリティーあった?〉
俺は状況が飲み込めなかった。
:11/03/04 15:54
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:qH90Qwk6
#254 [しゅん]
「え?」
〈俺は威厳のある父とかそんなキャラやないけね〜。
そんな畏まらんでいいよ!〉
「あっ…はい…」
『しゅん、緊張しとったね〜。
そんまますんなり行くの面白くないけ、ちょっと怖い風に装ってもらったと♪
お父さん下手ーー!!』
〈そうか?あれでも頑張った方と思うんやけどな!
お母さん、どうやった?〉
【お父さんにしては、上手くやった方なんやない?
ごめんね。
未来がこんなことするとか言うから…】
「いえ^^;」
:11/03/04 15:56
:PC
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#255 [しゅん]
〈立派!ちゃんと社会に出て、教師しよるだけあるな!
俺が何も言うことはないよ!
ね?お母さん!〉
【はい。
未来をよろしくお願いします】
「ありがとうございます!」
〈一つ質問があるけど、いい?〉
「はい!」
〈こんな子で本当にいい?〉
未来のお母さんも俊哉も笑っている。
未来はお父さんを睨んでいた。
俺は未来をもう一度みて、
「やっぱり…もう一度考えさせてもらいます…」
と冗談を言うと、未来は益々腹かき、お父さんたちは笑っていた。
:11/03/04 15:57
:PC
:qH90Qwk6
#256 [しゅん]
そのまま飯を御馳走になって、色んな話をした。
俺の状況のことも全て話した。
〈しゅんくんの親御さんにも挨拶に行かないけんな。
時間取ってもらえるか?〉
「いえ、こちらからお伺いさせて頂きます。
母にも話しています。
ただ看護師をしているので、少し時間を頂いてもいいですか?
夜勤が入ったりするので…」
〈それは大丈夫。
そんな焦らんでいいから。
しゅんくんの予定もあるやろうしね。
お父さんは?〉
『それはね…』
未来が間を取り持ってくれようとしたが俺は止めた。
:11/03/04 15:59
:PC
:qH90Qwk6
#257 [しゅん]
「いいよ。俺がちゃんと話すけ。」
『うん…』
「僕が小学生の時に他界してます。
刑事をしてまして、殉職です。
母が女手一つで育ててくれました。
兄がいますので、顔合わせの際は一緒に出席させて頂きたいと思います。」
〈そうか…。
頑張って来たんやな。
しゅんくんのお父さんになるとか在り来たりの言葉は言わんけど、何か困ったことがあったらちゃんと言ってな。
協力することは出来る。
これからは荷物がもっと軽くなると思うよ!
お兄さんもしゅんくんと同じように立派な人なんやろうな。
早く会いたいな!〉
:11/03/04 16:00
:PC
:qH90Qwk6
#258 [しゅん]
未来のお父さんの言葉は俺の心に響いた。
この人は、本当に俺の気持ちをわかってくれている。
それがすげぇ伝わった。
可哀相、大変やったね、寂しかったやろう…
そんな言葉は死ぬ程聞いてきた。
そして、その話をした後は必ずといっていい程、時が止まる。
みんな俺に気を使っていたんやろう。
もうそうなることが当たり前になっていた。
その言葉やないけっち心配してねぇやろ!っとは思いよったわけやねぇけど、何か違うっち気持ちがどこかにあった。
:11/03/04 16:01
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#259 [しゅん]
でも、「頑張ってきたね」と言ってくれた人も過去に2人いる。
高校のときの先生と未来だ。
言ってくれなかった人がわかってないとは言わないが、俺にとって「頑張ってきたね」と言う言葉が唯一救われる言葉だった。
お母さんも、未来が言っていたような人ではなく完全に仏みたいな人だった。
まぁ、最初やしね。
相変わらず俊哉は童顔イケメンで、久しぶり会ったが全然変わっていなかった。
:11/03/04 16:02
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