俺が一番と思った女★4★続
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#117 [しゅん]
「ほんとに。
未来、ぜってぇ幸せにする。
離れた二年間なんか忘れるぐらい大切にする。
やから、また俺の隣におってほしい。
もう絶対泣かせんけ」

『しゅん…。』

「今までごめんな」

『ううん。
もうめっちゃ好き』

「俺もやけ」

抱きついてきた未来を抱きしめながら、俺は言った。

⏰:10/12/27 17:00 📱:PC 🆔:7NxMUVNk


#118 [しゅん]
未来の気持ちが痛いほど伝わり、こんなに俺のことを思ってくれとったんやと正直驚いた。
離れていた二年間が未来にとって、こんな苦しい時間とは予想出来んやった。
辛いという言葉以外当てはまらない、追い詰められていることが全てに表れていた。
あの時の未来の顔を忘れることはないと思う。

二年前の時、何で未来に別れを告げたのか。
こんなことを思わせるためだったのか。

そうやないんに、そう思わせるぐらい未来の顔は直視できない泣き顔だった。

⏰:11/01/04 16:45 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#119 [しゅん]
そういうことが重なってか、俺はいつのまにか結婚してと未来に言っていた。
でも、決して勢いではない。
心の底から結婚してぇとほんとに思った。

未来と別れた日、もし戻ることがあるならそれは「結婚するとき」と漠然に思っていたのもあるかもしれない。

もう離したくない。

その思いだけだった。

⏰:11/01/04 16:46 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#120 [しゅん]
こんな泣き顔も、笑った顔も、拗ねたり怒ったりする顔も、全てが俺にとって大切なもので他の奴なんかに見せて欲しくねぇ。
器がちっせーかもしれんけど、未来が他の男と・・っち考えただけでイライラする。

そんな想いが俺の中にはずっとあって、でもそれを開けれないように何重も縛って鍵をかけていた。
そうしていくうちに未来の存在に慣れすぎて、今、大事なものは未来やねぇっち洗脳され、いつの間にかそれが正しい答えになっていた。

今頃やけど。
今、やっとそれに気付いたんや。

未来はもう俺自身になっとるんや。
今、また俺の腕の中にいる未来の存在がより一層大切なものと感じていた。

⏰:11/01/04 16:47 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#121 [しゅん]
『しゅん。』

「ん?」

『ご飯ちゃんと食べてないと?』

「何で?」

『前より痩せとる』

⏰:11/01/04 16:47 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#122 [しゅん]
確かに、啓示から未来の話を聞かされてから、何となく飯食う気がおきんで。
全くやねぇけど、飯らしい飯は食ってねかった。
そのせいかどーかわからんけど、俺のベスト体重に対して未来に会った時はマイナス4kgだった。

俺自身、体重の変動は全くねぇっち言うぐらい珍しい。
体の動きと感覚で増えたも減ったもわかる。
前日に体が軽い感覚があって、体重計に乗ったら4kg減っていた。

そんなん、俺に抱きついたぐらいでわかる未来もつわもの。

⏰:11/01/04 16:48 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#123 [しゅん]
「最近、絞ったけさ。
見た目も締まったやろ?」

『締まったんやないで、自然に落ちた痩せ方やん。
嘘ばっか。』

「ちげーよ。
ただほんとに締めようと思って飯食わんやっただけ。
もう選手として野球しよんやねぇし、ちょっと落とそうと思ったけさ」

『それならいいけど・・・』

未来には心配させたくねぇで嘘を突き通した。

⏰:11/01/04 16:49 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#124 [しゅん]
「それよりお前がそれに気付くことのほうがすげぇやろ」

『だってしゅんのこと何でも知っとるもん』

「未来。」

『ん?』

「さっきの話、本気やけ」

『…うん』

「勢いとかやねぇよ。」

『うん』

「今すぐには無理やけど。
でも、ちょっとずつ準備していけたらなっち思う。
お前と一緒に。」

『ありがと…』

また涙を流しそうになる未来から目を離し、俺はまた抱きしめた。

⏰:11/01/04 16:49 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#125 [しゅん]
一時して、お互いに気持ちも落ち着きを取り戻し始めた。

「お前、明日休みやろ?」

『うん。
でも、あたし帰るよ。
明日もしゅん早いやろ?』

「いや、明日練習昼までやけ。
練習終わってランチでも行くか?」

『いいと?』

「おう!
多分、12時過ぎには終わると思うけそれまでに用意しとって!
今日は泊まり?」

『ううん。
今日は帰る。
一緒におりたいけど、今日は帰る。』

⏰:11/01/04 16:50 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


#126 [しゅん]
「何で?」

『内緒ー』

「下着とか全部一式あるばい?」

『捨ててなかったんやー。
変態!!
それ取っとって、どーするつもりやったん?』

「アホか!!
そんままにしとっただけちゃボケ!」

『ふーん。
でも今日は帰る』

「じゃあ、用意し!
帰るなら、送るけん。」

『やだー。
もうちょっとおるし。』

⏰:11/01/04 16:51 📱:PC 🆔:v3PA.FvA


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