俺が一番と思った女★4★続
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#231 [しゅん]
約束までの時間、ソファーに座り貴重な時間を過ごす。
未来は嬉しそうに指輪を外したり天井にかざしたり、まだ指輪の魅力にとりつかれている。

「そんな嬉しい?」

『嬉しいよーーー!!!
帰ったらお母さんとお父さんに見せんないけんー!!
みんな何ち言うかなー。』

「あんま俺のハードル上げんなよ!」

『もう上がっとーしー。
国立大学出て、体育の先生しよって、野球も続けとってー。
超頭いいし、顔もカッコイイし、身長も高いしー。
口も上手いし、運動神経もめっちゃいいしー。
友達もみんないい人ー。
っち言ってある。』

「お前、くらされるぞちゃ」

⏰:11/02/28 14:50 📱:PC 🆔:EUUnn90c


#232 [しゅん]
『うっそーーーーー。
でも、体育の先生しよるっちゅーのは言ってあるよ。
お父さんはお前にしてはいい男捕まえたなっち言いよったー。
逃がすなよ!っちー。』

「そこ、父親っち反対するもんなんやねん?」

『だって、うちのお父さんめっちゃ優しいで天然っち言ったやん。
お母さん厳しいけど。』

その言葉で思い出した。
未来の家は父よりも母強し。
威厳のある母だった…。

『あと…しゅんと戻ったとは話してない…。』

「それまじ?」

『まじ。』

「それ、まずくね?」

『まずいね』

「んま、しょうがねぇか。
ちゃんと挨拶するけ、お前は日にちだけ言ってくれとったらいいよ」

『かっこいいーーー』

そんなことを言ってはみたが、実際はどんな顔で会えばいいのか、心境は複雑だった。

⏰:11/02/28 14:52 📱:PC 🆔:EUUnn90c


#233 [しゅん]
未来の運転で啓示と合流し、学校まで送ってもらった。
そのまま未来は俺の家に戻り、電車で家まで帰ると言っていた。

車を降りた瞬間、啓示が俺に聞いてきた。

[お前さ、未来にプロポーズしたん?]

「は?」

[未来の薬指にちゃっかりはめてあったけど?]

「あぁ」

[あぁやねぇちゃ!!]

「したー。昨日」

[まじで?]

「まじで。」

⏰:11/03/02 15:15 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#234 [しゅん]
[何でそんな冷静なんかちゃ!]

「別にお前がそんなんギャーギャー言う話やねぇやろ」

[そーやけどさ。何かもっとテンション上がる感じやねん?]

「あげてーけど、あがらんのちゃ。
昨日プロポーズして、今日ゆっくりしとったんな。
したら、ミーティングの時間は早まるし、このあと飲み会やし。
未来は、明日も仕事休みなん。
これがなかったら、まだ一緒におれたんに、こんなんしとー場合やねぇーーっちテンションなわけ。」

[お前、どんだけ可愛いんかちゃ〜〜〜〜!!
未来は?]

「未来もご機嫌斜めやったけど、上手く言いくるめたん。」

[言いくるめたっち…]

「そーゆーの何か嫌やったけど、嫌な気持ちで帰らせるよりも気分良く帰った方があいつにとってはきつくねぇやん?
どんな理由でも休めんし、そこらへんでは妥協出来んけさ。」

⏰:11/03/02 15:16 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#235 [しゅん]
[お前、相変わらず自分にストイックやね〜
一回のミーティングと飲み会ぐらい、休んだっていいやろ!]

「いーやー。
サボるとかバカやねん!
そーいうお前だって同じ状況なってもぜってぇ休まんやろ!」

[いや、俺あっさり休むよ!]

「嘘つけちゃ!」

[未来、喜んだ?]

「喜びよったなー。
さすがにテンションたけかったよ」

[やろーな〜完全にルンルンで運転しよったし。
これから忙しくなるな。]

⏰:11/03/02 15:17 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#236 [しゅん]
「んー。
やっぱそーなんやっか。
でも、まだ式の日程とかはっきり決めるつもりもねぇし、ゆっくりでいいっち感じやけね。
焦っていいのが出来る訳やねぇやん?
時間見つけて、ゆっくり決めてくわ!
色んなとこ見てみてぇし。」

[まぁそうは言ってもね〜。
ブライダルフェアとかは日にちと時間は決まっとーし、予約とか入れないけんし。
俺らの都合に合わせるのは結構難しいと思うけどね。]

「何でお前そんな詳しいんかちゃ!」

[前なー。
年上の女と付き合いよってさ。
俺は学生やったけど、相手は当時25歳やったけ結婚が視野にあったんな。
だけ、ブライダルフェアとか結構行きよったもんね。]

「まじで?
お前、学生やろ?
そんな余裕あったんかちゃ」

⏰:11/03/02 15:17 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#237 [しゅん]
[いや、ねぇよ!
金も全然ねぇし、就職さえ決まってねかったんに。
俺の中で結婚っち意味がまだはっきりしたものも無かったし、どーいうもんっちゅーのもわかってねかったけ出来たんかもしれんけど。
今考えたらちょー怖えーよ。
ただ、相手の勢いは半端ねかったと思う]

「すげぇね。」

[やな。
でもさ、実際に式場行って色んなとこ見せてもらって飯食ってさ〜ドレスとか着れたりもするし。
すげぇ楽しいと思うよ。]

「そーなんや。
未来、興奮するやろーな…
テンションについていけるか心配なってきた」

[今から弱気かちゃ!
みんなテンションたけーけ。大丈夫やって。
彼女のウエディング姿とか見てん。
結構感動するばい]

⏰:11/03/02 15:18 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#238 [しゅん]
あの未来がドレスを着ているところは全くもって想像出来なかった。
なぜか啓示からアドバイスと励ましを貰い、そのままミーティングに入った。
ミーティング自体はすんなり終わり、俺らは飲み会へ。

仲の良い先生達に二次会まで連れて行かれ、マンションに戻ったのは2時過ぎだった。

玄関を入ると、間接照明の電気が付いている。
あいつつけっぱで帰ったなと思いながら、部屋に入った。


ソファーを見ると、未来がいる。

しかも雑誌を開いたまま、寝ていた。
周りには大量の雑誌とお菓子が並んでいる。

⏰:11/03/02 15:19 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#239 [しゅん]
俺を待っていたのか。

もしかしてと思い、色んなとこを確認してみると、寝室は綺麗に片付けられ、風呂の湯も溜まっている。
トイレもピカピカやし、洗面所も磨いてある。
極めつけは、布団さえふかふかになっていた。
多分、コインランドリーに行って洗ったんと思う。
あいつは花粉症やって、その時期やないでも外に干すことを嫌う。
いつもコインランドリーで洗って乾燥機にかけていた。

俺がいない間に動いている未来の姿が想像できて、不覚にも泣きそうになった。

⏰:11/03/02 15:19 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#240 [しゅん]
電車で帰るっち言いよったくせに。

とりあえず未来に布団をかけ、俺は溜めてある風呂に入った。
久しぶりに上司に飲まされて、気分がいいというよりも飲みすぎた感。
途中、めっちゃ眠気が襲ってきたのもあって、ささっとあがった。

いつから寝ているのか、未来は起きる気配がなくそのまま抱えてベットに移した。

が、全く起きず。

結構な移動やったんやけどね…。
指輪はしっかりと指にはめてあり、近くにケースも置いてあった。
俺もベットに入り、未来と一緒に寝た。

⏰:11/03/02 15:20 📱:PC 🆔:48Krjdu2


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