【携帯小説】書き手の語り場V【集まれ(・⌒・)】
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#623 [◆vzApYZDoz6]
ではいきますか
〜プロローグとエピローグについて〜
プロローグ〜プロローグ・エピローグって何?〜
うん、どうせなら小説形式にしようかと思ったけどややこしいね。『ロ』が多いし。ゲシュタルト崩壊でも起こしそうだよ。
ちなみに小説形式なんで『。』をつけようと思います。それだけです。本題入りまーす!
まず『プロローグ』。
これは早い話が、物語の『0話』みたいなもん。
小説の導入部、前置き的なかんじ。
ゲームに例えると、本編がカセットでプロローグが取扱説明書。
取説読まなくてもゲームはできる、でもRPGやらアクション(小説でいうファンタジーやらSF)は読んでからプレイした方が分かりやすい。そんな感じ。
なお、小説にはプロローグの雰囲気をずっと保たせるという、暗黙のルールがあったりなかったりする。
プロローグで伝えた世界観とかを本編で壊すな、ということだろう。
アクションゲームやっててジャンプボタンがAボタンからいきなりセレクトボタンに変わったりしたら厄介だよね。
人物背景や世界観をより読者に知ってもらうための『水先案内』、それがプロローグなのだ。
:08/07/22 04:54
:P903i
:IR/H5Uy.
#624 [◆vzApYZDoz6]
続いて『エピローグ』。
これはまぁ、最終章。物語の締め。プロローグと違って、きっちりまとめられたらそれでおk。そんなに凝る必要はないっつーか疲れるだろ、そこに凝っても。
最後まで書いてきたんだ、それぐらい屁でもない。そう言い聞かせながら書くものだったり。いや、知らないよ俺は?
よく『プロローグ書いたらエピローグ書かなきゃだめ』って強迫観念に囚われる人がいるけど、別にそうでもないのが小説。
掴み(プロローグ)さえあれば締め(エピローグ)はいらない、って人もいる。逆も然り。
そのへんは作者の裁量でおkかと。
:08/07/22 04:54
:P903i
:IR/H5Uy.
#625 [◆vzApYZDoz6]
第一章〜プロローグの例〜
ピピピピピピピピピピ…
「………ん…」
布団の中から、手探りで目覚まし時計を探しだす。
瞼はまだ開かない。手先に触れるのはタタミの感触のみ。
ピピピピピピピピピピ…
何時にセットしたっけ。
そんな脈絡もない事を考えながら捜索する目覚まし時計。
耳にうるさいノイジーな電子音。
「早く止めて二度寝しよ…」
「フザけんなてめぇ」
呟いた瞬間に頭蓋骨に直撃した言葉と衝撃。
手には鳴りやまない目覚まし時計。
今しがた俺の頭に激突したものだ。
ああくそう、と嘆息吐いて起き上がる。
「なにすんだよ!」
「アンタが起きないのが悪いんでしょーが!!」
いつも通りのサイクルで、いつも通りのやりとりで、いつも通りの僕らの1日が始まる。
:08/07/22 04:55
:P903i
:IR/H5Uy.
#626 [◆vzApYZDoz6]
パターン1『至極どうでもいい日常』
なんつーか、ベタな感じ。上の例みたく朝、目覚まし時計から始まる場合が多い。幼なじみがいる場合も多い。
学園物や世界系でよく見る、つうかそれぐらいしか使い道がないのかも。
このタイプのプロローグは、主人公の境遇や習慣を読み手にすんなり受け入れてもらえる、というメリットがある。
そういう意味では導入部として最適。
ただし、雰囲気的に使えるジャンルが限られる。ミステリーとかでは絶対使えなさそう。
そしてインパクトが弱い。読者を引き込むには押しが足りない。だって『どうでもいい日常』だもん。
でもこれが好きな奴も意外といるので(俺とか)、まぁ物は使いようって感じ。安定感はある。
:08/07/22 04:56
:P903i
:IR/H5Uy.
#627 [◆vzApYZDoz6]
「おめでとう、君達は選ばれし者だ」
「訳の判らないままここへ来て、訳の判らないままここで死ぬ。それだけは、絶対に御免だ!!」
「三日以内に、この島のどこかにいる『内通者』を探し出せ。それが唯一のルールだ」
「もがいたって無駄さ…このゲームの優勝者は、最初から決まってる」
「ああ、だろうな……どう考えても、裏切り者がいる!」
「ふん、流石は川上京介だな。……いや、『調停者』と呼ぶのが正しいか?」
「生きるの! アンタは生きなきゃならないのよ! だから、行って! 行って、生きて帰ってきなさい!!」
――さぁ、ゲームスタートだ――
:08/07/22 04:56
:P903i
:IR/H5Uy.
#628 [◆vzApYZDoz6]
パターン2『本編の会話の虫食いプロローグ』
これは、なんといっても引き込む力が強い。
個人で好き嫌いはあるだろうが、俺は好き。個人的に。
本編にプロローグの台詞が出てくるとアツい。
ただし、プロローグに出てきた台詞や単語によって、物語に制限が出る場合もあるので、そこは注意したいところ。
プロットはきっちり立てときたい。
早い話が、「台詞内で重要そうな語句を出したら、それを本編にも出さなきゃならないよねー」って事。
具体的には、中程の台詞にある『川上京介』と『調停者』。
川上京介という人物に、調停者という一種の『縛り』が出てくるわけだ。
そしてこのプロローグ最大の欠点が、話の含みを持たせられない、という点。
世界観や人物背景の説明がどうしても足りなくなってしまう。
本編でこの欠点をどう補うかが、作者の腕の見せ所。
でも引き込む力は抜群なので、個人的にはオススメ。
:08/07/22 04:57
:P903i
:IR/H5Uy.
#629 [◆vzApYZDoz6]
ここに世界を滅ぼす事のできるスイッチがある。
裁断できるのは、目の前の彼だけだ。
「俺は死にたくないし押さなーい」
そこへ通りがけの猫がポチッとな!
「ネ、ネ、ネコスイッチぃぃぃぃぃぃ!?」
どっかーん。
こうして200X年、世界は核の炎に包まれましたとさ。
ちゃんちゃん♪
パターン3『いきなり系』
いきなり系と言っても、上の例のように『いきなり幕』がほとんど。いきなり主人公が死んだり。
もはやプロローグかどうかも怪しい。
ギャグ小説によく見られる。
意味が通じる文章があればいい方。大抵はワケワカメ。
インパクトを求めすぎてあらぬ方向へ行っちゃった感じだろうか。
しかし作者の腕(というかギャグセンス)次第で神作品にもなりうる。
実際、このパターンの神小説を俺は見た事があるが、もはや奇才。
まともな小説を書こうとするあなたにはオススメしないが、インパクトだけでいくならこれだろうか。
いや、それでも読み手としては感心できない。
:08/07/22 04:58
:P903i
:IR/H5Uy.
#630 [◆vzApYZDoz6]
走っていた。
自分は逃げているのか、もしかすると追っているのかもしれない。
何のために走っているのか分からない。
脳が手足の制御に手一杯で思考を拒絶し、これ以上考えられない。
「はぁ……っ、はぁ……はぁ……」
よろめく事はあっても、転倒する事は許されない。
私はいつもと違うルートで家路につこうとしたのを、今更ながら後悔していた。
――『アレ』を見たとき、考えたのはそれだけだった。
女の腹から見えているアスファルト、地面に滴る赤い液体。
そしてその死体を片腕で持ち上げ口へ運ぶ、得体の知れぬもの。
確か私は、それが何なのか、赤い液体は何なのか、を悟る前に逃げ出した。
コンマ1秒足を竦めた後、すぐにその場から逃亡したのだ。
――『ソレ』を見たとき、考えたのはそれだけだった。
ため息まじりの大きな息を吐き、鎌首をもたげ前を見たとき。
もう2度と視覚したくなかったものが、2つ先の電柱の下で。
不規則に揺らめき、街灯に照らされ、私を見据えていた。
:08/07/22 04:59
:P903i
:IR/H5Uy.
#631 [◆vzApYZDoz6]
パターン4『本筋に直接関係ない人の視点から始まるプロローグ』
うん、例だけじゃ本筋に関係あるかどうかなんてわかんないね。まぁ想像でなんとかしてくれ。
サスペンスとか、あとはバトルものなんかに起用されてる、ような気がする。
大抵はプロローグに出てくる人は死んでるか殺されてるか。
本編は警察の現場検証のシーンから始まったりとか。
この場合、主人公がどちら側にいるかが重要。
一般人か『アレ』側にいるのか。
一般人側なら『アレ』と戦うバトルもの。
『アレ』側なら空腹と理性の葛藤的な話。
:08/07/22 04:59
:P903i
:IR/H5Uy.
#632 [◆vzApYZDoz6]
「計画は順調に進んでいる」
ビルとビルの間。町の喧騒から一歩遠退いた場所から、奴は言った。
表情は見えないが、声の響きからして厳格そうな雰囲気は伝わってくる。
「内々に事をすませるつもりか?」
路地の雑貨ビルの壁に背を預け、言い返す。
長い沈黙のあとに、重低音が返ってくる。
「それがあんたの望みだろう」
私は思わず笑い出す。
「……確かにな」
「俺はもう行く。…決行の日時は変えないぞ」
それだけ言って、男はまた道路へ歩を進めた。
無言で見送り、摩天楼を仰ぎ見る。
星一つない夜空が、吸い込むような黒味だけを身にまとっていた。
排気ガスの臭いが鼻をつく。
あの男からもこんな匂いがしていた気がする。
:08/07/22 05:00
:P903i
:IR/H5Uy.
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