【携帯小説指南】全ての作家達へ【[投稿]を押す前に】
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#249 [我輩は匿名である]
「口語と文語をごっちゃにしたりもよくある。
『とか』と『など』や、『だった』と『であった』とかね。
これらはページ単位で見れば気にならないんだけど、読み進めていくと無意識のうちに疲れてくる」
「疲れてくると飽きてくる、と」
「そうなるね。疲れてくると読むのが億劫になる。文章はできる限り統一した方がいい。
だが、あまり気にしすぎると単調な作品になってしまう。それだと今度はつまらなくなってしまうからね」
「ほどほどに、って事だな」
:10/04/10 07:09
:P08A3
:SUA4jH56
#250 [我輩は匿名である]
10−2 『心』を書く
「小説とは一体なにを書く行為なのか?」
「ん?」
「様々な意見がある。
だが歴史を書きたければ年表でいい。恋愛を書きたければ行動日記でいい」
「………」
「大切なのは、その渦中にある登場人物の『心の揺れ』だ。
文章力はあるのにつまらない、という人の小説は、だいたいこの『心』が欠けている」
「つまり?」
「歴史に奔放される一人の男の、世界に対する深い悲しみと落胆。あるいは、想い人へ日々募らせる、甘くも切ない一方通行の恋心。
そういった人間の感動、つまり『心』を書くためにあるのが小説だ。だが、この『心』を忘れる人がなかなか多い」
:10/04/10 07:10
:P08A3
:SUA4jH56
#251 [我輩は匿名である]
「心がないとどうなるのさ」
「では逆に聞こう。君から心が、つまり一切の感動が無くなったら、どうなる?」
「え?」
「素晴らしい映画を見ても何も思わない。愛する人が亡くなっても何も思わない。
仕事にやりがいも感じないし、遊んでいても楽しみを感じない。そんな人生、どう?」
「嫌だな。面白くない」
:10/04/10 07:10
:P08A3
:SUA4jH56
#252 [我輩は匿名である]
「『心』がない小説も同じだ。どんなに文章力があっても、そこに感動がなければ面白くない。
心理描写がない小説は『心』が無くなる。何も感じない、無表情な小説になってしまう」
「心理描写は大切だ、ってことか?」
「何度も言うようで申し訳ないけどね。でもこれは本当に大事なことなんだ。
『心』。いい言葉じゃないか。
忘れられがちだけど、小説を書くときは何があってもこれを忘れないようにね」
「把握したぜ」
:10/04/10 07:11
:P08A3
:SUA4jH56
#253 [我輩は匿名である]
10−3 言葉のバリエーションを増やす
「最近の若い人は言葉のバリエーションが少ない。語彙力が足りない、と言い替えてもいいかな。
そもそも、『語彙力』←読み方わかる?」
「ごいりょく、だろ」
「正解だ。文章の雰囲気や作品の質は、語彙力で決まると言っても過言ではない。
特に雰囲気に関しては、言葉の取捨選択で9割が決まる。
分かりやすい例がひらがなとカタカナだ。ひらがなは柔らかい印象を、カタカナは堅い印象を与える」
「ふむふむ」
:10/04/10 07:12
:P08A3
:SUA4jH56
#254 [我輩は匿名である]
「『好き』と『すき』と『スキ』では、印象が全然違うだろう?
たった2文字だけでも、キャラクターの年齢や性格、考え方まで出てしまう。
作者が描きたいキャラクターと言葉の出す雰囲気とが噛み合わないと、作品に違和感が出るんだ」
「なるほどな」
「言葉に絶対はないから、すべてにこれが当てはまるわけじゃない。
だが、最低限ひらがなとカタカナの使い分けぐらいきっちりできておかないと、いい文章なんて書けやしないね」
「把握した」
:10/04/10 07:13
:P08A3
:SUA4jH56
#255 [我輩は匿名である]
「言葉の入り口は目と耳だ。
目からは漢字、ひらがなやカタカナの持つ雰囲気など。
耳からは言葉遣いやイントネーションが入ってくる」
「覚えるのは大変そうだけどなぁ…」
「普段から少しだけ言葉に気をかけるようにすればいいさ。
新聞の一面だけでも読んでみるとか、テレビのアナウンサーの言葉遣いを注意して聞いてみるとか。
特に言葉遣いに関しては、時代と場所でガラッと変わるからね」
:10/04/10 07:15
:P08A3
:SUA4jH56
#256 [我輩は匿名である]
「時代ものだとセリフが変わるしな」
「うん。現代に限定しても、60代の人と10代の人とでは、同じ意味でも表現のしかたが全然違うだろう?
作中の時代や舞台、登場人物の年代なんかで言葉の選び方を変えなくちゃならない。
それに、地の文も変わってくる」
「マジか」
「例えば現代ものの、しかも若者の恋愛話の一人称なら、地の文もあまり固くせず読みやすくする必要がある。
だが三人称の歴史ものだったりしたら、略し言葉などの現代らしい言葉遣いもあまり使えないし、ひらがなも少なめにしないといけない。雰囲気が壊れるからね」
「ふむふむ」
:10/04/10 07:16
:P08A3
:SUA4jH56
#257 [我輩は匿名である]
「例えば、雪が降っているシーンがあるとしよう」
1:その日は朝から雪がちらついていた。
2:白い粉雪がゆらゆらと舞い降りて、積もるそばから消えていく。
3:白銀の粉粒が風の間を縫って舞い、軟着陸しては姿を消す。
:10/04/10 07:17
:P08A3
:SUA4jH56
#258 [我輩は匿名である]
「1はそのまますぎてそっけない。
2は一人称、3は三人称で使われることが多い。
2と3を見比べれば、同じ事実に2つの言い方があるのがわかるだろう?」
「『白い粉雪』と『白銀の粉粒』みたいな?」
「うん。2では柔らかい印象を与える言葉を、3では固い印象を与える言葉を使っている。
恋愛もので地の文が3だったら違和感があるだろう?」
「あるなぁ」
:10/04/10 07:18
:P08A3
:SUA4jH56
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