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#26 [◆vzApYZDoz6]
「んじゃー、結は?」
「『結』は、物語の終わりさ。終わりよければすべてよし、ってね」
「そんなんでいいのか…?」
「結では読者が納得できる綺麗な締めが求められる。伏線は全部回収してから結に持っていくこと。
謎を残したまま終わらせるというなら話は別だが、短編なんかだと尚更きれいな結を求められる。読者をすっきりさせなきゃね」
「意外と大事なんだな」
「この起承転結を上手に盛り込んで起伏をつける事が、上手になる近道だ。
じゃあ、起承転結の意味を踏まえて、もう一度さっきの安眠への旅を見てみようか」
:08/11/15 19:23
:P903i
:RmcUV1W2
#27 [◆vzApYZDoz6]
1話(太郎が安眠マクラを求めて旅立つ)
2話(歌箱の町にて花子が仲間になる)
3話(魔王ナナシ登場、太郎殺される)
4話(花子、蘇生アイテムを探す)
5話(アイテムゲット、太郎復活しナナシの根城へ)
6話(ナナシ撃破、安眠マクラゲット)
「これを起承転結に当てはめるとこうなる」
結…1話
承…2話、4話
転…3話、5話
結…6話
「並べると、起→承→転→承→転→結の順で話が進んでいく」
:08/11/15 19:24
:P903i
:RmcUV1W2
#28 [◆vzApYZDoz6]
「3話なんかものすごい意外だな…」
「そうだね、主人公が死ぬわけだからね。この場合、後に主人公が生き返ると読者に悟らせてはいけない。驚きが薄くなるからね」
「花子が蘇生アイテムの存在を知るのは、4話以降じゃないといけない、ってことか?」
「その通り。だんだん分かってきたみたいだね。
こうして起承転結を上手に使えば、物語を作りやすい。展開に迷ったりしても、起承転結を見直せば道が見えてきたりする」
「なるほど、よく分かった」
「うん。じゃあ、これで大まかなプロットは立てられた。では、安眠への旅第1話でさらに深くプロットを立ててみようか」
「よっしゃ」
:08/11/15 19:25
:P903i
:RmcUV1W2
#29 [◆vzApYZDoz6]
2−2 プロットを立てるコツ、その2『5W1H』
「さて、この1話では太郎が安眠マクラを探す決意をするわけなんだが。
その目的、動機などを考えなくてはならない。理由なしに起こる物事はないからね」
「そりゃそうだ」
「ところで太郎くん、君は『5W1H』というのを知ってるかい?」
「聞いたことあるような…」
「これはニュース記事などで、読者に素早く的確な情報を提供するための慣行なんだけどね。
実は、これは小説のプロットを立てる際にもよく用いられるんだ」
:08/11/15 19:26
:P903i
:RmcUV1W2
#30 [◆vzApYZDoz6]
「どういう意味なんだ?」
「『5W』とは、
Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)
のこと。
1HとはHow(どのように)だ。
各話の詳細なプロットを立てるときは、物事1つ1つに対してこの『5W1H』がきちんと定まっているかを確認しておくこと。
そうすることで、矛盾が発生したり展開に無理が出たりしにくくなる」
「ふむふむ」
:08/11/15 19:26
:P903i
:RmcUV1W2
#31 [◆vzApYZDoz6]
「これは実際に小説を書く段階では気にしなくてもいい。情報を全て出さない方が面白かったりするしね。
だが、プロット段階では必ず確認しておくこと。伏線を張るときなんかにも、この『5W1H』は大事になってくる。
かといって、必ず定めなきゃいけないってわけでもないんだけどね。でも確認は必要だ」
「5W1Hは必ず確認する。覚えたぜ」
「よろしい。では、5W1Hを踏まえて1話の詳細を考えていこう」
「よーし」
:08/11/15 19:27
:P903i
:RmcUV1W2
#32 [◆vzApYZDoz6]
「まずは太郎が安眠マクラを探す決意をするわけなんだが、こんな感じでどうだろう」
ここのところ、毎晩なぜか眠ることができない太郎。
医者に不眠症と診断され、睡眠薬をもらったが、一向に改善されない。
そんな太郎はある日、町外れで安眠マクラの噂を聞く。
調べたところ、かの魔王ナナシが持っている事がわかった。
どうしても眠りたい太郎は、その安眠マクラを探す旅に出る。
「これを詳細な文章にすれば、まぁいい感じでお話になるだろう」
「展開にも詰まらない、ってわけだな」
「正解。では上の説明から、5W1Hを抜き出してみるよ」
:08/11/15 19:27
:P903i
:RmcUV1W2
#33 [◆vzApYZDoz6]
1話の出来事…太郎が安眠マクラを探す旅に出る
Who(誰が)…太郎が
What(何を)…安眠マクラを(探す)
When(いつ)…ある日
Where(どこで)…太郎の住む町で
Why(どうして)…眠りたいから
How(どのように)…(ナナシの根城へ)旅に出て
「こんな感じかな。When(いつ)が『ある日』ってのもアレだけど…まぁこの話ではそんなに重要でもないしね。
だが少なくとも、Who(誰が)、What(何を)、Why(どうして)の3つは必ず固めておくこと」
:08/11/15 19:28
:P903i
:RmcUV1W2
#34 [◆vzApYZDoz6]
「人物、目的、動機をハッキリさせろ、ってわけだな」
「その通り。よく分かってるね。
さて、ではそれらを踏まえた上で、より面白いプロットにしていくには、どうすればいいか」
「……どうすればいいんだ?」
「プロットと一緒に、『キャラ設定』を決めるのさ」
:08/11/15 19:29
:P903i
:RmcUV1W2
#35 [◆vzApYZDoz6]
2−3 キャラ設定を作る
「キャラ設定?」
「うん。簡単に言えば、登場人物のパーソナルデータかな。
性格、容姿、背格好、趣味、嗜好などなど」
「それは最初に決めておいた方がいいのか?」
「そんな必要はない。最初に考えるとすれば、せいぜい容姿くらいじゃないかな。
基本的には、プロットと一緒に考えていけばいいのさ」
「つまり、ストーリーに見合ったキャラを作っていく、と?」
「そういうこと。じゃあ、安眠への旅の太郎を例にして考えてみようか」
:08/11/15 19:29
:P903i
:RmcUV1W2
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