星とぽんず
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#351 [七瀬]
すると、笑顔に戻って

「安心しろ。すぐに俺が、技術室に行けるようにしてやるよ。」




ドキッ!

心臓が一気に跳ねた。


『わ、私も頑張るし!』

「カンナ使うの初めてでしょ?
ぽんずちゃんには難しいよ。」

⏰:09/03/06 07:27 📱:N703iD 🆔:T7heHAt6


#352 [七瀬]
『木には使ったことあるもん。』

「あー、全然違うよ。
ザラザラしてるし、もっと堅いし。」



なんか意地悪?


冷たくなったり、
優しくなったり、
意地悪になったり…。


歩志は忙しいなぁ。

と笑う私。

⏰:09/03/06 07:31 📱:N703iD 🆔:T7heHAt6


#353 [七瀬]
「何笑ってんの?」

『べーつにっ!』

「本当になんで?」

『だーからっ!何でもないって!!』


今度は私が意地悪をしてやる。

ざまあみろ。笑



歩志は自分はするのに、されたら必死。

⏰:09/03/06 07:34 📱:N703iD 🆔:T7heHAt6


#354 [七瀬]
 
 
しばらくして、マッキーがカゴを持って出てきた。



「正解。」

そういってマッキーは、私たちを連れて、技術室から出た。


どこに行くんだろう?

連れていかれた先は、体育館だった。

⏰:09/03/07 01:46 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#355 [七瀬]
「ここで作業しろ。」

とマッキーが言った。


『えーっ!技術室でじゃ、ないの!?』

「ボケ。
大切な機械がたくさんあるところにお前らを放っておけるか。」

『そんなぁ。』


私とマッキーが、こんなやりとりをしている中でも、

アイツは真剣な眼差し。

⏰:09/03/07 01:52 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#356 [七瀬]
「じゃーなぁ。」

マッキーは、そう言って出ていった。


もう!!
とふてくされる。

私が、そんなことをしている間にも、歩志は作業に取り掛かっていた。

さっきと違って、全然しゃべらない。


私もやろうかな。

歩志の横に座った。

⏰:09/03/07 01:58 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#357 [七瀬]
…といっても、
やり方分かんないし!


仕方なく、歩志の作業を観察する。

やっぱりカンナで鉄を削ってる。


よぉーし!
私もやってみよう!!

見よう見まねで、鉄とカンナを手に持つ。


頑張るぞぉー!

⏰:09/03/07 02:01 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#358 [七瀬]
1時間…、

いや2時間が経ったんじゃないだろうか。


私の作業は全然、進んでいない。

ってゆーか飽きた。

だって、ずーっと同じことばっか、してるんだもん。

ずっと削りっぱなし。

もう手が痛い。
肩も凝ったし。

⏰:09/03/07 02:04 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#359 [七瀬]
これ、かなり地味で地道な作業。

ほんとに、ただ削るだけ。

ほんとに堅くって、木と全然違う。

もうやだ。


横の歩志を見ると、まだやってる。

飽きないのかな?
手は痛くならないの?
肩は?

⏰:09/03/07 02:09 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


#360 [七瀬]
そんな疑問が生まれた。


きれいな横顔に汗が、滝のように流れている。

私は拭いてあげたくなったけれど、出来なかった。



歩志は、私とは違う。
劣等感を覚えた。

軽い嫉妬みたいな感情。

でも、甘くてほろ苦さが胸に染みた。

⏰:09/03/07 02:13 📱:N703iD 🆔:ml8DPkWM


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