星とぽんず
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#361 [七瀬]
「おーい。起きろ。」
『んっ…』
ん!?
「お前、いつまで寝てんの?」
『歩志…。あれ、私……?』
「あれから、寝てたんだよ。ずーっと。」
:09/03/07 17:18
:N703iD
:ml8DPkWM
#362 [七瀬]
『えぇぇえ!?』
私は起き上がる。
体育館の外は、日が暮れて暗くなっていた。
『今、何時…?』
「7時過ぎ。」
『うそっ!!早く帰らないと!』
慌てて起き上がる。
っていうか、
『なんで起こしてくれなかったの!?』
:09/03/07 17:23
:N703iD
:ml8DPkWM
#363 [七瀬]
「だって、俺は作業に没頭してたし。
お前も気持ち良さそうに寝てたし。」
うぅ…。
今から帰ったら、8時半過ぎるじゃん。
「しゃーねぇなあ、送ってやるよ。」
『え、いいの!?』
「うん。」
こうして歩志に送ってもらうことになった。
:09/03/07 17:29
:N703iD
:ml8DPkWM
#364 [七瀬]
二人で学校を出た。
「すごい爆睡してたね、ぽんずちゃん。
ヨダレだらだら。」
『もうっ!言わないでよっ!!』
駅に着いた。
「ぽんずちゃんは、どこで降りるの?」
『私は、この駅。』
切符売場の上の表に指を差して言った。
:09/03/07 22:44
:N703iD
:ml8DPkWM
#365 [七瀬]
「じゃあ、俺と反対方向じゃん。」
『へぇ、送ってくれてありがとう。
じゃっ、また明日!』
切符を機械に通そうとした瞬間……。
「待って!」
振り向くと、
「家まで、送るよ。」
:09/03/08 01:03
:N703iD
:PY5xI9.2
#366 [七瀬]
『え…。』
「送るよ。」
『い、いいよ!
悪いし!!歩志が帰るの遅くなっちゃうよ。』
すると歩志は
「いーよ。
女の子を夜道の中、一人で歩かせるような男じゃないし。」
そういって、強引に切符を機械に入れた。
:09/03/08 01:06
:N703iD
:PY5xI9.2
#367 [七瀬]
「ぽんずちゃんも一応、女の子だしね〜。」
『一応じゃないっ!
かわいいかわいい女の子ですっ!』
「ハハハっ」
そう無邪気に笑う歩志。
ムカつくけど、うれしい。
ダメだ。
どんどん歩志にハマっていく。
:09/03/08 01:10
:N703iD
:PY5xI9.2
#368 [七瀬]
「松田…?」
『林…原。』
私はとっさに歩志の後ろに身を隠していた。
:09/03/08 01:13
:N703iD
:PY5xI9.2
#369 [七瀬]
「久しぶりだな。」
目を反らしながらいう林原。
そんな目、しないでよ。
「そいつ誰?」
林原が歩志を見て言う。
あの時の林原と同じ。
喧嘩した日の林原と。
怒ってる。
でも、その中で淋しそうに瞳が揺れてた。
:09/03/08 01:17
:N703iD
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#370 [七瀬]
私は何も言わない。
言えない。
何も言わずに黙っている。歩志も、私も、
林原も。
かなり気まずい。
その時、林原が
「柚子っ!」
:09/03/08 01:20
:N703iD
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