星とぽんず
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#381 [七瀬]
 
 
あ〜、学校に行きたくない。

電車から降り、学校への道のりの中、思ってしまう。


昨日、布団の中で1日かけて固めた覚悟は、もろかった。

そのおかげで、一睡もしなかった。

寝てないのと、泣いたので、私の目は腫れて、ブサイク丸出し。

⏰:09/03/08 03:29 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#382 [七瀬]
 
 
 
行きたくない理由は2つ。


1つは、やっぱりまだ林原に会いたくない。

2つ目は、


歩志に会いたくない。

正確に言うと、どういう顔で会っていいのか分からない。

⏰:09/03/08 03:31 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#383 [七瀬]
だって、

昨日の私は、

歩志に家まで送ってもらう約束をした。


なのに結局、私の都合で、勝手に帰ってしまった。

バイバイも言わずに。


怒ってるかな?

怒ってるよね……。

歩志のせっかくの善意を踏みにじってしまったし。

⏰:09/03/08 03:35 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#384 [七瀬]
 
 
 
 
 
階段を上る、足取りは重たい。



歩志だって、きっと謝れば、許してくれるよね。


よし、素直に謝ろう。

“昨日はごめん”

って。

⏰:09/03/08 03:39 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#385 [七瀬]
ガラッ。

気合いを入れて、勢い良く教室のドアを開けた。




…はずなのに、


歩志は、まだ来ていなかった。

いつもは、私が来るころには席に着いて、窓の外見てるのに。

注入した気合いは、すっと抜けてしまった。

⏰:09/03/08 03:43 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#386 [七瀬]
なぁんだ。

私は席に着く。


歩志がいなくてヒマだったからか、
それとも謝るつもりが予定が狂ってしまったからか。


机に頬杖をつく。

昨日のことを思い出していた。

 
昨日の夜は……。
 

⏰:09/03/08 03:46 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#387 [七瀬]
 
 
“柚子っ!”

昨日の林原の声。

今、思い出しても全身が熱くなる。

今まで、ずっと
“松田”とか“お前”
だったのに、

急に下の名前で言うんだもん。


びっくりするし、

なんか照れる。

⏰:09/03/08 12:58 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#388 [七瀬]
 
 
“悪かった。”

この言葉を聞いたあと、涙がどんどん溜まっていた。


林原が謝ってくれて、

せっかく仲直りが出来そうだった。


なのに、なぜかうれし涙ではなくって、
悲しくって涙が出た。
 

うれしいはずなのに。

⏰:09/03/08 13:02 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#389 [七瀬]
 
 
私の小さな涙に気付かれたくなくて、

逃げてしまった。


あの後、林原が何か言ってたような気がするけど、

私の耳には届かなかった。

何、言ってたんだろう?




ガラッ

⏰:09/03/08 13:05 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


#390 [七瀬]
 
『歩志!!』


「何?どうしたの??
ぽんずちゃん。」

あれ、怒ってない?


『昨日はごめんね。』

「は、何が?」

『先に帰っちゃって…。』

「別にいいよ。それくらい気にしなくって。」 
 

⏰:09/03/08 13:09 📱:N703iD 🆔:PY5xI9.2


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