星とぽんず
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#481 [七瀬]
私は声を荒げる。
私が悪いのは分かってるのに。
勝手に歩志を避けて、
林原とばっかりいて、
歩志が誤解しても仕方ないのに。
でも悲しかった。
歩志に誤解されて、
悔しかった。
逆ギレなんかして最低だ。
:09/03/15 21:09
:N703iD
:hr2Oe0pM
#482 [七瀬]
最低だって分かってるのに私の口は止まることを知らない。
『…付き合ってるよ。』
歩志の視線が痛い。
『林原と付き合ってる。』
「あっそ。
頑張ってね。」
冷たく言って歩志は出ていった。
:09/03/15 21:13
:N703iD
:hr2Oe0pM
#483 [七瀬]
次の日。
歩志はもう口を聞いてくれない。
そう思っていた。
「おはよ。ぽんずちゃん。」
『…おはよう。』
びっくりしたというより、悲しくなった。
:09/03/15 21:18
:N703iD
:hr2Oe0pM
#484 [七瀬]
「どうしたの?そのマヌケ顔。」
『マヌケ顔で悪かったね!』
ハハッと歩志が笑う。
昨日は夢でも見てたのかもと思ってしまう。
不自然なとこなんて、一つもなかった。
私は気付かなかった。
余りにも自然すぎて。
:09/03/15 23:53
:N703iD
:hr2Oe0pM
#485 [七瀬]
見えない壁がどんどん厚くなっていることに。
放課後。
「ねぇ、ぽんずちゃん。」
『なぁに?』
宿題忘れで、その倍の宿題をしていた私は、
机に顔を向けたまま答えた。
:09/03/15 23:58
:N703iD
:hr2Oe0pM
#486 [七瀬]
「俺たち、ずっといい友達でいようね。」
心臓が加速してゆく。
『ハッ…ハハ。
何を急に言ってんの?』
私は少し引きつった顔を歩志へ移動させた。
ドクンドクンドクン。
心臓は速くなってゆく一方。
:09/03/16 00:06
:N703iD
:3DtPCs2w
#487 [七瀬]
「だから俺らはいい友達だろ?
これからも、ずぅっと。」
目が怖い。
作りすぎた笑顔がより怖さを増している。
歩志のニッコリ顔に、私は背中がゾクッとなった。
『あ…歩志。』
声が震える。
:09/03/16 00:10
:N703iD
:3DtPCs2w
#488 [七瀬]
「そうだよね?」
何も言えず、頷いた。
「よかった。安心した。
じゃあね、ぽんずちゃん。」
『…バイバイ。』
元気なく手を振った。
歩志が教室から出ていった。
私には大量の宿題と、胸の重い痛みだけが残された。
:09/03/16 00:37
:N703iD
:3DtPCs2w
#489 [七瀬]
“俺たち、ずっといい友達でいようね。”
さっきの言葉が頭の中でうるさく響く。
友達。
友達。
“ずっと”友達。
ずっと。
ずっと。
ずっと…。
:09/03/17 01:29
:N703iD
:GUMwiLbY
#490 [七瀬]
それは私は一生、友達以上にはなれないってこと?
歩志にとって1番の人にはなれないってこと?
あ、なんか
めまいがしてきた…。
ゆらゆらと立ち上がる。
早く帰ろう。
早く帰りたいよ。
:09/03/17 01:33
:N703iD
:GUMwiLbY
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