星とぽんず
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#491 [七瀬]
校門から出る。
「どうしたんだよ、松田。」
『あ…、林原。』
「なんか顔色悪いぞ。」
『…ん。大丈夫。』
「大丈夫って…。
ちょっと待ってろ。」
そういって、林原はどっかへ行った。
:09/03/17 01:38
:N703iD
:GUMwiLbY
#492 [七瀬]
仕方なく、校門前で待つ。
遅いなあ。
早く帰りたいのに。
でも無言で帰るわけにもいかないし。
「悪い悪い!」
振りかえると林原。
「行こっか。」
『え?どこに?』
:09/03/17 01:41
:N703iD
:GUMwiLbY
#493 [七瀬]
『どこって、決まってるじゃん。』
いやいや、何が決まってるの?
「思いっきり笑えるところ。」
そう林原はニカッと笑った。
『なにそれ。全然分かんな…って林原ぁ!?』
言い終わる前に林原は私の手を握って歩きだした。
:09/03/17 01:44
:N703iD
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#494 [七瀬]
びっくりした。
だっていきなり手、繋ぐんだもん。
『え、え!?
ほんとにどこ行くの?』
かなりテンパる。
「お前はいーから、黙ってついて来て。」
今日の林原、なんか強引。
:09/03/17 01:48
:N703iD
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#495 [七瀬]
なんか私の知らない林原がここにいる。
やっぱり私は何も林原のことを知らなかったみたい。
だって中学生の時は知らなかったもん。
こんな強引な林原。
そんなことを思いながら、また背が伸びたらしい林原の後ろ姿を眺めてた。
:09/03/17 01:52
:N703iD
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#496 [七瀬]
駅に着くと、やっと手を離してくれた。
少し手が汗ばんでた。
「はい。」
『ありがと。…ん?
これ家と反対方向の切符…。』
「あ、電車来た!
松田、走って!!」
『え?ちょ、ちょっと〜。』
:09/03/17 01:58
:N703iD
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#497 [七瀬]
林原に急かされ、電車に乗った。
やっぱりこの電車、家と反対方向じゃん。
『ねぇ、ほんとにどこ行くの?』
「だーから…。」
『“思いっきり笑えるところ”とか言わないでよねっ!』
「分かってるじゃん。」
はぁ、ダメだこりゃ。
:09/03/17 02:02
:N703iD
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#498 [七瀬]
さっきから、もったいぶって全然教えてくんない。
林原、一人だけルンルンして…
なんかズルい!!
よーし、こうなったら林原以上に楽しんでやる!
黙って林原に宣戦布告した。
さっきより心は軽くなっていた。
:09/03/17 02:07
:N703iD
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#499 [七瀬]
『え…、ここ?』
そこには
“1時間350円”の文字。
「うん。」
楽しそうな林原。
上には“カラオケハウス”の看板。
:09/03/17 02:10
:N703iD
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#500 [七瀬]
『こ、ここ…入るの?』
「もちろん。」
私はまたもや強引に手をひかれ中へ。
えええぇぇ〜!
私は“ド”のつく音痴だ。
:09/03/17 02:13
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