星とぽんず
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#505 [七瀬]
『できるっ!できるよっ!!柚子できるから〜!
連れてってよぉ〜!!』

「もう!
いい加減にしなさ…」


「いいじゃないか。」

「おじいちゃん、あまり甘やかさないで下さい。」

「まあまあ、
柚子、おじいちゃんと行こう。」

そう言って私の手をとってカラオケへ連れてってくれた。

⏰:09/03/17 02:38 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#506 [七瀬]
初めてのカラオケ。


私の胸は希望でいっぱい。


…のはずだった。


「柚子、何か飲むかい?」

優しく聞くおじいちゃんに

『カルピス!』

と答える。

その後、ポテトやらカラアゲやら、美味しい食べ物が出てきて、最高だった。

⏰:09/03/17 02:43 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#507 [七瀬]
食べたり飲んだり。


カラオケって楽園〜!

とか思っていると、


「柚子も何か歌うか〜?」

ほろ酔いのお父さんが聞いてきた。


『え〜っとねぇ…。』

それから、
その当時、女の子に人気のアニメの歌を歌うことにした。

⏰:09/03/17 02:46 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#508 [七瀬]
 
 
カラオケを出た後の私はご機嫌ナナメ。


「ちょっと、あなたが笑うからよ〜。
柚子、泣いてるじゃない。」

「ママだって笑ってたじゃないかあ。」

「あら、私は笑ってなんかいません!」

「嘘だ。クスクス笑ってたじゃないか。
柚子、ごめんなあ。」

⏰:09/03/17 02:51 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#509 [七瀬]
フイ!

お父さんの言葉に私は首を横に反らした。



確かに
今思っても、私は下手だったと思う。

子どもの音が外れてる
とかのレベルじゃない。

でも!
あんなに笑うことないじゃん!!


今でも心に深い傷がある。

⏰:09/03/17 02:55 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#510 [七瀬]
 
 
それからというもの

家族の週1で行くカラオケには一回も行ってないし、


友達から誘われても、行くだけ行って、何も歌わなかったり。

とりあえず
歌うことだけは避けてる。


これからも人前で歌うことは二度とない!

って思ってたのに…。

⏰:09/03/17 02:59 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#511 [七瀬]
 
 
 
「えーと、502だな。
502。502…。

あった。この部屋。」

指をさして林原は言った。


502号室。

中へ入る。


あー、早く出たい。

入ったばっかりなのに、そう思ってしまう。

⏰:09/03/17 03:35 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#512 [七瀬]
 
二人部屋だし、狭い。



「松田、さっきから何もしゃべらないな。」


『そ、そんなことないよ!あ、何か飲む?』

「ああ、じゃあコーラ。」

『分かった。』


窓際の私は、すぐ横にある受話器に手を伸ばした。

⏰:09/03/17 03:40 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#513 [七瀬]
プルルルル…


コーラとカルピス。

とりあえず飲み物だけ頼んだ。


その間、林原は曲を入れるためか機械をタッチペンでつついている。


もうやだ。

林原がずっと機械に向かっていてくれることを願った。

⏰:09/03/17 03:44 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#514 [ちぃ]
>>1-300
>>301-600
>>601-900

⏰:09/03/17 08:28 📱:SH03A 🆔:CJOnWXdk


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