悪 魔 の 誕 生 日
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#531 [七瀬]
 
『いきなりすみません。』


「いや、いいのよ。
真姫は今、いないみた‥」

そこまで言って、
もう少しドアを開けると、

俺にぐったりと横たわっている真姫が目に入ったようで、


「真姫‥!!」

悲嘆する真姫のお母さん。 

⏰:09/05/07 22:40 📱:N703iD 🆔:ib47kqmk


#532 [七瀬]
 
 
「え‥あ、えと‥‥」

あたふたと混乱する、
真姫ママに、


『お風呂、お願いします』

姫を抱き抱えた。


「は‥はい‥」

混乱しながらも、駆け足でお風呂場に向かっていった。

⏰:09/05/07 22:44 📱:N703iD 🆔:ib47kqmk


#533 [七瀬]
 
 
玄関へ上がると


「大丈‥夫。
一人で歩けるから。」

弱々しく姫が立ち上がった。


『ほんとに大丈夫?
今、お母さんにお風呂沸かしてもらってるから。』


「うん‥大丈夫。
ありがと‥‥」
 

⏰:09/05/07 22:47 📱:N703iD 🆔:ib47kqmk


#534 [七瀬]
 
相も変わらず、弱々しい足取りで階段を上り始める姫を支える。


「ほんと‥ありがとね。」

やけに素直なところが、
余計に弱っているように見えた。


『いいから、早く自分の部屋行って、着替えて‥』


コクリて頷くだけだった。 

⏰:09/05/07 22:50 📱:N703iD 🆔:ib47kqmk


#535 [七瀬]
 
 
ふぅ

俺は姫の部屋の前で、
一息ついた。


今、姫は部屋で、着替えている。


バスタオルも渡したし、
後はお風呂に入って‥


そう思うと、少し安心した。

⏰:09/05/07 22:53 📱:N703iD 🆔:ib47kqmk


#536 [七瀬]
 
 
「らい‥」

カチャっと、ドアが開いて姫が顔を出した。

『お風呂、
もうちょっと待ってな。』

優しく微笑みかけた。


「うん。あのね‥雷。」


「お風呂、沸いたわよー」
 
姫がなにか言いかけた瞬間、下から声がした。

⏰:09/05/08 17:17 📱:N703iD 🆔:6lSCKeqg


#537 [七瀬]
 
 
『早く入っといで。』

「うん‥」


姫は階段を下りていった。





なにを
言いかけてたんだろう‥
 
 
 

⏰:09/05/08 18:56 📱:N703iD 🆔:6lSCKeqg


#538 [七瀬]
 
 
「真姫も、もう上がるだろうし雷くんも入ってって」

真姫ママがニコッと笑った。


『いや‥いいっすよ。』

「入って。」

風呂から、姫が出てきた。


『ひめ‥』

「風邪、引くから。」

⏰:09/05/09 19:36 📱:N703iD 🆔:pseT6E7s


#539 [七瀬]
 
『でも‥』

俺は傘があったから、姫ほど濡れてないし、

いきなり来て、迷惑だろうし、


『やっぱり‥』

「早く、入って。」

茶色い瞳に捕らえられる。


「上がったら‥話あるから」 

⏰:09/05/09 19:39 📱:N703iD 🆔:pseT6E7s


#540 [七瀬]
 
 
ドクン


心臓の音が聞こえた。




『‥‥わかった。』


風呂場へと、体を向けた。 
 

⏰:09/05/09 19:41 📱:N703iD 🆔:pseT6E7s


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