星とぽんず。
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#277 [七瀬]
 
 
「正直うれしかったです」

『え?』


「ほら‥わたし、こうやって名前呼んでくれる友だちって、あまりいなかったから‥」

はづきさんは、
少し目線を下げた。


「うれしいです。
 "はづきちゃん"」

照れくさそうに、言った。

⏰:09/07/24 21:24 📱:N703iD 🆔:.eR6q1vI


#278 [七瀬]
 
 
『は、はづきちゃん!』

はづきさんは、少し驚いたように、こちらを見た。


『こんなことで、喜んでくれるなら、いっくらでも呼んじゃいます!
‥‥‥"はづきちゃん"』


すると、また照れたように下を向いた。
 

⏰:09/07/26 23:56 📱:N703iD 🆔:T6L90Ygw


#279 [七瀬]
 
 
「‥ありがとう」

小さく言った
はづきちゃん。

歩志を見ると、少し微笑んでたように見えたのは、
気のせいだろうか‥。


「じゃあ、出しに行こっかな。ノート」

「あ、うん。
あゆ、ごめんね」

「もういいって」

⏰:09/07/27 00:01 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#280 [七瀬]
 
 
あたしは、まりの言うとおり、ほんとうに鈍かった。

鈍感だった。



林原についても、

今、目の前にいる
二人についても。


だから、はづきちゃんが
手をかざした頬を赤く染める理由を

あたしはまだ知らない。

⏰:09/07/27 00:08 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#281 [七瀬]
 
 
「じゃあ、はづき。
俺ら、部活だから」

『ばいばーい、はづきちゃん』


先生んとこに、ノートを
提出しに終えた。


「はい。あゆ、柚子さん。さようなら‥」


『あ、待って。はづきちゃん』
 

⏰:09/07/27 00:14 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#282 [七瀬]
 
 
いきなり、呼び止め
戸惑うはづきちゃんを
よそに、あたしは
こっそり耳打ちをした。


『あたしのことは、呼び捨てでいいですから』


「え、でも‥」

より困惑する、はづきちゃんに


『もし、いやでしたら、
"柚子ちゃん"で』

⏰:09/07/27 00:18 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#283 [七瀬]
 
少しくすぐったいくらい
笑い掛けた。


「また二人で‥なに話してんの」

歩志が口を挟む。


『ひーみーつっ!!』

人差し指で唇を押さえる
しぐさをして見せた。


「ちょっとー。
最近、"秘密"多いよー?」

⏰:09/07/27 00:21 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#284 [七瀬]
 
 
『いいの!歩志は!
これは女同士の"秘密"なんだから!』


ね?って、はづきちゃんに視線を送ると

クスクス笑った。


「ケチー」

まだ歩志は、なんか言ってたけど‥笑
 

⏰:09/07/27 00:24 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#285 [七瀬]
 
 
「じゃあ、今度こそ。
ほんとに、ばいばいです。あゆ‥‥」

ちょっと間ができる。
でも、いやな気分はしない。



「‥‥柚子ちゃん!」

むしろ、気持ちいい。


夏には似つかわしくない
さわやかな風が、あたしたち三人を包んだ。

⏰:09/07/27 00:29 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


#286 [七瀬]
 
 
「なるほどー。そういうこと」

はづきちゃんと別れ、
廊下を歩いていると、


「やるじゃん。"柚子ちゃん"」

歩志が笑って、言った。


『‥まーね』

心なしか、照れてしまった。
 

⏰:09/07/27 13:22 📱:N703iD 🆔:tagz6t3s


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