まにまに
最新 最初 全 
#1 [あお☆まる]
:09/06/17 15:16
:932SH
:☆☆☆
#2 [あお☆まる]
:09/06/17 15:18
:932SH
:☆☆☆
#3 [あお☆まる]
:09/06/17 15:20
:932SH
:☆☆☆
#4 [あお☆まる]
:09/06/17 15:21
:932SH
:☆☆☆
#5 [あお☆まる]
ね…なんで皆
恋愛なんかするの?
そんなの
意味なくねぇ?
だって、結局は、
脳みそが
幻覚起こしてるんだろ?
恋愛にすら
疑問があんのに
“一目惚れ”?
ありえねぇーーしっ
:09/06/17 17:46
:932SH
:☆☆☆
#6 [あお☆まる]
「あっあっあの…」
顔を赤く染めて
声を震わせる
一人の男子
「…何?」
「おっ俺、花さんのことっす、す、好きで…」
:09/06/17 17:49
:932SH
:☆☆☆
#7 [あお☆まる]
あぁ…だりっ
なんか、肩凝ってるし
告白を受けている
当の本人は
どーでもいいかの様に
肩を回す
首が鳴ったところで
ようやく、その男の子を見据える
「で?」
「…え?」
「私の
どこが好きな訳?」
:09/06/17 17:52
:932SH
:☆☆☆
#8 [あお☆まる]
その問いに
男子は
顔を赤らめて答える
「花さんの…
その天使の様な顔とか…「あぁーくだらねぇー」
答えをいい終える前に
被せられた その言葉に、
思わず固まる
男の子。
:09/06/17 17:56
:932SH
:☆☆☆
#9 [あお☆まる]
「天使の様な顔?
あほらしっ。
そんなに顔が大事なら
アイドル相手に
ハァハァ言ってろよ!
この、イモやろぉー!!」
中指をしっかり
立てて
凄んでやる
男の子はまるで
凍てついてしまった
かの様に
顔も体も固まっていた
:09/06/17 18:00
:932SH
:☆☆☆
#10 [あお☆まる]
「くだらねぇー事で
二度と呼ぶなよ」
そう捨てゼリフを
残してその場を去る
この台詞をはくのは
今日だけですでに
3回目。
校舎の物陰を見ると
隠れてるのであろう人の
制服がチラリと見える。
:09/06/17 18:05
:932SH
:☆☆☆
#11 [あお☆まる]
こんな風に
隠れて見てる奴なんて
一人だけだ…
「美穂、見えてる」
そう言うと
観念したかの様に
あはは、と
空笑いを出しながら
物陰から出て来る
:09/06/17 18:08
:932SH
:☆☆☆
#12 [あお☆まる]
「お前は本当、
悪趣味だな。」
そう言うと
美穂は取り繕う様に
花の肩に腕を回す
「や、やだぁ〜
花ちゃん怒らないで☆
…しかしやっぱり
大和 花ね!!
今日だけで告白して来たの3人目でしょ??」
:09/06/17 18:12
:932SH
:☆☆☆
#13 [あお☆まる]
「あぁ…」
私は、世間で言う
美少女らしい
けど私はって言うと
負けん気の強い
男勝りの性格。
よく、顔と性格が
合わないって言われる
けど、これが私
変えるつもりはねぇー
:09/06/17 18:15
:932SH
:☆☆☆
#14 [あお☆まる]
「はぁ〜」
美穂は
ため息をつきながら
花の顔を眺める
「なんだよ?」
「花、
ぶりっ子した方が
モテる…よ?」
「…モテたくねーよ!」
:09/06/17 18:18
:932SH
:☆☆☆
#15 [あお☆まる]
こんな性格だから
始めはいいけど
最終的に
思ってたのと違った
っていなくなる人が多い中で、この美穂は
ずっと一緒に居てくれてる。
ま、親友かな
照れ臭いから本人には
言わないけどな。
「もったいなぁ〜い。
大体、さっき告白
してきた男の子だって
今年の一年のNo.2なのにっ」
:09/06/17 18:24
:932SH
:☆☆☆
#16 [あお☆まる]
「顔だけで
告白してくるような奴に
興味ねぇーーし」
大体、
中身を知らないで
よく告白とか出来るよな?
信じられねーよ
:09/06/17 18:26
:932SH
:☆☆☆
#17 [あお☆まる]
「…花、
もしかしてまだ
タケの事………?」
「………
関係ねーよ。」
ただ私は
中身も知らない相手を
好きになる事が
理解できないだけ。
、
:09/06/17 18:29
:932SH
:☆☆☆
#18 [あお☆まる]
ましてや
一目惚れなんてー……
「花!」
「…あぁ?」
誰だよ。
人を呼び捨てにするのは
:09/06/17 18:31
:932SH
:☆☆☆
#19 [あお☆まる]
振り返り睨むと
そかには
背の高い見慣れない男
ネクタイの色からして
多分一年生
「一目惚れしたんだ。
付き合ってくんない?」
はぁ??
:09/06/17 18:33
:932SH
:☆☆☆
#20 [あお☆まる]
そう思って
いつもの台詞を
言おうとした時、
腕を引っ張られる
男はその引っ張った
花の手の甲にキスをして
ニコリと笑う
「ね、いいでしょ?」
:09/06/17 18:39
:932SH
:☆☆☆
#21 [あお☆まる]
突然の事で
一瞬フリーズした花だったが
すぐに我を取り戻し
「良いわけ
ねぇーーだろー!!!」
と言う雄叫びと共に
相手の顔を殴る
もちろんグーで。
:09/06/17 18:41
:932SH
:☆☆☆
#22 [あお☆まる]
「ったーー」
見事なパンチを
貰った男は
その場に倒れこむ
「…美穂、
私胸糞わりぃーから
今日はもう帰るから!」
「え…?あ、花?
まっ、待ってよー…」
:09/06/17 18:45
:932SH
:☆☆☆
#23 [あお☆まる]
一人残される男
「はは。いってぇ〜…
グーで殴るか?
しかし、あの抜群の美少女ロリ顔で性格はあれか…
うぅ〜ん。益々タイプかも…」
もちろん花には
この変態要素満点の
危ない発言は聞こえてはいなかった
:09/06/17 18:50
:932SH
:☆☆☆
#24 [あお☆まる]
「…ね、
はーーなっ!ねってば!」
全く止まる
気配のない花を
少し、強い口調で
美穂が呼び止める
その声に
ようやく花は、
歩く速度を落として
まだ不機嫌な顔を
そのままに振り返る
:09/06/21 01:22
:932SH
:☆☆☆
#25 [あお☆まる]
「…な、に?」
「No.1だよ!!!」
興奮気味に
それだけ伝える美穂
花にはその意味が
全く伝わらずに
その顔を更に歪める
「美穂、主語つけろ」
:09/06/21 01:25
:932SH
:☆☆☆
#26 [あお☆まる]
「もぉー!!
だーかーら、No.1なの!
今年の一年のNo.1!!」
少し苛立ちがちに
両手を振り子の様に
ブンブン降りながら
花に伝えるが
当の花は
やっぱり一年か。
年下の癖に
調子こきやがって
くらいにしか
思っていなかった
:09/06/21 01:28
:932SH
:☆☆☆
#27 [あお☆まる]
その感心のなさに
美穂は諦めの
ため息を漏らす
「…花分かってる?
一年のNo.2とNo.1に
告白されたんだよ?」
「分かってるてーの。
でも、だからって
何が変わるわけでもねーだろーが
付き合う訳でもねーんだからよ」
:09/06/21 01:32
:932SH
:☆☆☆
#28 [あお☆まる]
「そーだけど……」
「それに、
今日告白してきた
馬鹿達ももう来ねーよ
今まで通りな」
そう。
絶対来たりしねーよ
今までそーだったんだ
:09/06/21 01:36
:932SH
:☆☆☆
#29 [あお☆まる]
私に告白して来た奴は
私のこの中身を
知ったら
次の日からは
二度と私には
近づきもしない。
No.1だかなんだか
しらねーけど
あいつだってきっと
もう来ねーよ
:09/06/21 01:38
:932SH
:☆☆☆
#30 [あお☆まる]
あいつらは
私の中身じゃなくて
【外見】
しか見てないんだから
:09/06/21 01:39
:932SH
:☆☆☆
#31 [あお☆まる]
そう
あいつらも
お母さんもタケも
私の外見しか
見てないんだから
:09/06/21 01:43
:932SH
:☆☆☆
#32 [あお☆まる]
『蕾は、そんな
男口調じゃなかった!』
…お母さん
私は、
お姉ちゃんじゃない
『…ごめん。
俺間違ってた…別れて』
:09/06/21 03:55
:932SH
:☆☆☆
#33 [あお☆まる]
…ね、タケ
お姉ちゃんと
間違えたってこと?
私は私だ
お姉ちゃんじゃねー
そうだろう?
:09/06/21 03:57
:932SH
:☆☆☆
#34 [あお☆まる]
茹だるような
暑さで目を覚ます
暑さと
さっきの夢で
夢見は最悪だ
「…私は私…か」
:09/06/21 04:00
:932SH
:☆☆☆
#35 [あお☆まる]
そう呟くと
まだうつらうつらした
頭を掻き乱し
学校に行く準備をする
「いってきます」
そう投げ掛けても
誰もいない部屋には
返事もなくただ
寂しく響くだけだった
:09/06/21 04:03
:932SH
:☆☆☆
#36 [あお☆まる]
教室に行くと
いつもよりも騒がしい
…なんだ?
恐る恐る
教室に入ると
調度自分の席に人だかり
:09/06/22 14:07
:932SH
:☆☆☆
#37 [あお☆まる]
しかも女の。
違うクラスの女が
キャーキャー
甲高い声を上げている
……るせぇ
「おい、どけろよ」
:09/06/22 14:09
:932SH
:☆☆☆
#38 [あお☆まる]
「キャーなにぃ?
乱暴〜〜〜」
クネクネ動く
女共を押しのけて
自分の席に向かう
やっと自分の席に
たどり着いた花は、
絶句する
見なきゃよかった
とさえ思うほどだ。
:09/06/22 14:11
:932SH
:☆☆☆
#39 [あお☆まる]
花の席に
まるで自分の席な様に
堂々たる姿で座る
No.1がいた。
「てめぇ…
なんで居やがる…」
そう相手を凄むと
周りの女どもが
悲鳴を上げる
:09/06/22 14:14
:932SH
:☆☆☆
#40 [あお☆まる]
「きゃ〜〜
恐ぁ〜〜〜〜い」
「大くぅ〜ん!こんな人やめなよぉ〜〜」
「そうだよぉ!
私たちにしなよ☆☆」
甲高い声が
キーキー頭に響く
文句の一つでも
言ってやろう、と
思った時だった。
:09/06/22 14:19
:932SH
:☆☆☆
#41 [あお☆まる]
「ごめんね。
俺今、花ちゃんにやられちゃってんだ。」
その言葉と共に
向けられる視線。
昨日とは違う
少し真剣な
光を帯びている様に思えた
:09/06/22 14:21
:932SH
:☆☆☆
#42 [あお☆まる]
…なっ何言ってんだ?!
こ、こ、こいつ!!
言われなれない言葉に
戸惑う花
しかし、
その舌の根も
渇かぬうちに
「でも、振られたら
よろしくねぇ〜〜〜」
と言うもんだから
少し戸惑った自分に
苛立ち不機嫌になる花
:09/06/22 14:25
:932SH
:☆☆☆
#43 [あお☆まる]
「ってか、
もう振っただろ?」
「え?そーなの?」
その楽天的な
発言に
呆れるを通り越して
脱力感すら覚える
「じゃあ、改めて
振ってやるよ。」
:09/06/24 14:53
:932SH
:☆☆☆
#44 [あお☆まる]
引き攣り笑いで
そう言うと
言葉を発しようと
口を開きかけた花を
No.1が止める
「え、俺振られるの?」
…こいつ
何を今更言ってんだ?
今までの会話のどこに
付き合うって言う
可能性があるのか教えて欲しいよ
:09/06/24 15:00
:932SH
:☆☆☆
#45 [あお☆まる]
「そーだよ。
ってかもう振ったつーの
昨日!!
頭悪りぃーやろーだな」
「なんで
俺振られたの?」
「なんでって…」
何言っても
堂々巡りになりそうで
いいよどむ花
:09/06/27 03:14
:932SH
:☆☆☆
#46 [あお☆まる]
「だってさ、
俺の事何も知らないだろ?
中身を知ったら
もしかしたら好きに
なるかもしれないだろ?
なのに振るの?
納得いかないなー」
……なっ、
なんだこいつ?!
:09/06/27 03:17
:932SH
:☆☆☆
#47 [あお☆まる]
花は戸惑っていた
今まで振った後
こんなに、ひつこく
アプローチされるのは
初めてだったからだ
…こいつ
よっぽどの変わり者か
はたまた
変態か……
↑半分正解。
:09/06/27 03:20
:932SH
:☆☆☆
#48 [あお☆まる]
「…お前もだろ」
「なにが?」
「私の中身なんか
何一つしらねーくせに」
その言葉に
No.1はふと考え込み
笑顔を向ける
「そーだね!
じゃあ、教えてよ!」
:09/06/27 03:23
:932SH
:☆☆☆
#49 [あお☆まる]
そう言うと
花の手を取る
「…はぁ?」
「今日は天気もいいし
うん。デート日和!」
「ふざけんな!!
私はお前と一緒にサボる気
なんかねーからな!!」
:09/06/27 03:25
:932SH
:☆☆☆
#50 [あお☆まる]
花は抵抗するが
やはり女
男の力には敵わない…
周りでは
No.1ファンの女達が
ギャーギャ叫び声を上げる
どうにか、この状況から
抜け出したい花は
周りを見渡す
:09/06/27 03:27
:932SH
:☆☆☆
#51 [あお☆まる]
すると、
少し離れた所に
高見の見物とばかりに
美穂が立っていた
「おい!!美穂!
こいつ、どーにかしろ!」
と美穂に
助けを求めるが
美穂は助けるどころか
:09/06/27 03:30
:932SH
:☆☆☆
#52 [あお☆まる]
「何時間でも
ご自由にどうぞ☆」
と笑顔で
送り出すしまつだ
結局花は
そのまま引きずられ
気がつけば公園らしき
所に来ていた。
:09/06/27 03:39
:932SH
:☆☆☆
#53 [あお☆まる]
「いい天気だね〜」
「お前の頭は
ノーテンキだな。」
「こう天気が良いと
気分が良いよね!」
「私は最悪だけどな。
お前が居るから」
なんで…
なんで私は
こんな奴の隣で
(半ば強制)
座ってなきゃねーんだ?
:09/07/06 04:09
:932SH
:☆☆☆
#54 [あお☆まる]
あークソッ
こんなに態度に
出してるんだから
気づけよな!!
すっげぇー苛つくな
思いっきり
睨みつけると
奴は何を思ったか
微笑み返してくる。
:09/07/06 04:12
:932SH
:☆☆☆
#55 [あお☆まる]
「んだよ?
何笑ってんだ?!」
「ん〜良いなぁって!」
睨まれて
良…い……な?
こいつやっぱり
そーとーな
ドMか?
:09/07/06 04:14
:932SH
:☆☆☆
#56 [あお☆まる]
「俺さ、顔がめちゃくちゃ
男前じゃん?
しかも、スタイルも良いし
親なんか社長だしさ」
あー分かった。
こいつ大切な頭のネジを、
何処かに落とした
可哀相な奴なんだな
:09/07/06 04:17
:932SH
:☆☆☆
#57 [あお☆まる]
「だから、
花ちゃんみたいな人
すっげぇーー好き!!」
向けられた
満面の笑顔に
引き攣り笑いで返す
「私は嫌い」
:09/07/06 04:19
:932SH
:☆☆☆
#58 [あお☆まる]
「えーー
なんで?なんで?」
「大体、
私みたいな人ってなに?
“みたい”じゃなくて
私は、私なの。」
「あ、うん。
言葉間違えた。ゴメンね?」
:09/07/06 04:22
:932SH
:☆☆☆
#59 [あお☆まる]
「それに私、
初恋なんて信じてねーから」
「なんで?」
「…そればっかだな。」
「だって、花ちゃんの事
知りたいんだもん」
思いっきり
大きなため息をはく花
:09/07/06 04:24
:932SH
:☆☆☆
#60 [あお☆まる]
「じゃあ、聞くけど
お前はなんで
周りの女じゃダメなんだ?」
「花ちゃんじゃないからだよ」
「…質問を変える
何で私なんだ?」
:09/07/06 04:27
:932SH
:☆☆☆
#61 [あお☆まる]
ふと隣を見ると
No.1は
柔らかな笑顔を見せる
「花ちゃんは
俺の前でも花ちゃんだから」
意味が分からない
だって
私は私な訳で
誰の前でも
”大和 花“なんだから
:09/08/18 03:46
:932SH
:☆☆☆
#62 [あお☆まる]
「……なんだそれ」
けど
初めて言われた
大和 花が良いって
No.1に言われたのは
少し微妙だけど
ほんの少しだけ
本当に少しだけ
嬉しかった
:09/08/18 03:49
:932SH
:☆☆☆
#63 [あお☆まる]
「あー、花ぁあ!!」
調度、
一限目が終ったころに
教室に入ると
美穂が目を輝かせて
近づいてくる
:09/08/18 03:54
:932SH
:☆☆☆
#64 [あお☆まる]
「…なんだ、裏切り者」
じとっとした目で
美穂を見ると
焦った様に取り繕う
「ひ、人聞きの悪い…!
私はさぁーただ
仲良くしてみたらどぉー
かなぁー??って
思っただけで…」
:09/08/18 03:57
:932SH
:☆☆☆
#65 [あお☆まる]
「…ふーん」
焦る美穂を横目に
席に座る花
「で、どうだったの?!」
美穂はさっきと
同様に
期待にみちあふれた
目で花を見つめる
:09/08/18 03:59
:932SH
:☆☆☆
#66 [あお☆まる]
「別に。何も。」
「えぇーー?!
何もなかったの?!!」
「あるわけねーだろ!!」
:09/08/18 04:05
:932SH
:☆☆☆
#67 [あお☆まる]
美穂はその後も
「手ぐらい
繋がなかったの?」
としつこく
聞いてきたけど
本当にあのあと
ただただ
野原に座ってた
ただそれだけ
:09/08/18 04:07
:932SH
:☆☆☆
#68 [あお☆まる]
少し天気が良くて
風が気持ち心地良くて
ちょっと
気持ちよかった
ただそれだけ
:09/08/18 04:09
:932SH
:☆☆☆
#69 [あお☆まる]
って、
少しは有意義な
時間だったかもな…
と思った昨日の
自分に後悔…
いや、昨日の自分を
どつきたい……
:09/08/22 04:00
:932SH
:☆☆☆
#70 [あお☆まる]
いや、
今目の前に居る
【こいつ】を
どつきたい………
こいつ=No.1は
朝っぱらから
昨日と同じく
私の席に座っている。
:09/08/22 04:03
:932SH
:☆☆☆
#71 [あお☆まる]
甲高い声をバックに
自分の席に近づく
「おい。」
「あ、花ちゃん!」
「てめぇーは一年。
ここは、二年!
そして此処は私の席だ!」
バンと音をたてて
バックを机に置く。
:09/08/22 04:06
:932SH
:☆☆☆
#72 [あお☆まる]
「違うよ。
花ちゃん!」
「はぁ?!」
何が違うって?!
「俺の名前、
“おい”とか“てめぇー”
じゃなくて、
サクラダ、ダイ。
桜田 大だから!」
:09/08/22 04:09
:932SH
:☆☆☆
#73 [あお☆まる]
はい!?
どーでもいーーし!
「てめぇーで十分だ」
「はぁー…
まだ、親交が足りないかぁ…
じゃあ、今日も抜け出し……」
「はい、はい、
大のクソ野郎め、散れ!」
:09/08/22 04:12
:932SH
:☆☆☆
#74 [あお☆まる]
「花ちゃん…
順番間違えたら
えらい言葉になるよ…
それ……」
「そーだねー
ちゃんと名前言って
やったんだから
早く退けろよ。」
渋々と言った感じで
席を退ける大。
:09/08/22 04:17
:932SH
:☆☆☆
#75 [あお☆まる]
ようやく空いた席に
ドカッと勢いよく
座ると、
大に向かって
シッシッといった感じで
手を振る
「…寂しいけど
ホームルームの時間だしね
じゃあ、また明日!」
:09/08/22 04:21
:932SH
:☆☆☆
#76 [あお☆まる]
そう言って
取り巻きと一緒に
教室をでて行く
いなくなって清々した…
………ん?
また明日ね!だ?
明日も来る気か!?!
あいつ!!!
:09/08/22 04:23
:932SH
:☆☆☆
#77 [あお☆まる]
ま、まさか……な
:09/09/02 04:33
:932SH
:☆☆☆
#78 [あお☆まる]
だが、アイツは
来やがった。
毎日、毎日………
:09/09/02 04:34
:932SH
:☆☆☆
#79 [あお☆まる]
ガンッ!!!
教室に花が
机を蹴り上げる音が響く
固まるクラスメート
:09/09/02 04:36
:932SH
:☆☆☆
#80 [あお☆まる]
関わる神に祟りなし
と言った具合に
花には近づく人はいない
「なーに苛々してんの?」
この美穂ぐらいしか
:09/09/02 04:38
:932SH
:☆☆☆
#81 [あお☆まる]
………………………………
■訂正■
関わる神に祟りなし←×
触らぬ神に祟りなし←○
………………………………
:09/09/02 04:41
:932SH
:☆☆☆
#82 [あお☆まる]
「…………
アイツなんとかしろ」
「アイツって〜?」
「アイツはアイツだろ!
桜田 大だよっっ!」
そう言う花を
面白がる様に見る美穂
:09/09/02 04:43
:932SH
:☆☆☆
#83 [あお☆まる]
「へぇ〜〜珍しい!」
ニヤリと
怪しく歪む美穂の口に
怪訝そうに
眉をひそめる花
「花が、男子の名前
覚えるなんて!」
:09/09/02 04:45
:932SH
:☆☆☆
#84 [あお☆まる]
「はぁっ?!」
思わずこぼれた
呆れともいいがたい
声が教室に響く。
しかし、そんな花に
美穂は更に
ニヤニヤとした
表情で呟く
「へぇ〜そっかぁ〜
あの、花がねぇ!」
:09/09/02 04:49
:932SH
:☆☆☆
#85 [あお☆まる]
「美穂、お前
しつけぇーぞ…」
「きゃ〜怖い☆
って、花ちん次体育よ〜」
「…は!お前が馬鹿な
事ばっか言ってるから!
教室もう誰もいねーじゃん」
:09/09/10 04:40
:932SH
:☆☆☆
#86 [あお☆まる]
そのまま
二人でダッシュで
更衣室に向かい
マッハで着替えた。
「ふぅ…間に合ったな…」
「余裕〜余裕〜」
二人で体育館までの
通路を歩く
:09/09/10 04:43
:932SH
:☆☆☆
#87 [あお☆まる]
「でも本当に珍しいよね」
「……まだその話しかよ」
「花が、男子の名前
覚えるのもだけど…
花にフラれたのに
毎日通う
男子って方もね!」
:09/09/10 04:46
:932SH
:☆☆☆
#88 [あお☆まる]
……まぁそうだな
私がコテンパンに
フッたら普通
二度と私の所に来ない
これが当たり前だった
だから正直
アイツはどーしていーか
分かんねー……
:09/09/10 04:48
:932SH
:☆☆☆
#89 [あお☆まる]
花は体育館の
入口のドアに手をかける
開けようとしたが
美穂の声に動きが止まる
「大君、
本気なのかも。花に!」
ほ…本気?
:09/09/10 04:51
:932SH
:☆☆☆
#90 [あお☆まる]
「んなわけねーだろ!」
その言葉を発すると
同時に勢いよく
扉を開ける
するとやけに
盛り上がっている
:09/09/10 04:53
:932SH
:☆☆☆
#91 [あお☆まる]
「な、なんだ?」
まだ花達の授業は
始まっていないはず…
花は目を懲らして
盛り上がりを見せる
その輪をみる
どうやら
自分のクラスじゃないらしい
:09/09/10 04:56
:932SH
:☆☆☆
#92 [あお☆まる]
あ……
「きゃ〜〜〜大君!!」
騒ぎの中心にいるのは
あの、桜田大だった
大は次々と
バスケットのゴールに
シュートを決める
:09/09/11 04:40
:932SH
:☆☆☆
#93 [あお☆まる]
「…前の授業
一年だったんだね」
「見てーだな。」
…なんだアイツ
犬みてぇー
大の取り巻きがキャーキャー
騒ぐ中、仁王立ちで
大をただ見ていた
:09/09/11 04:54
:932SH
:☆☆☆
#94 [あお☆まる]
「あ、花ちゃん!」
やべ…見つかった
仕舞ったと
花は頭を片手で覆う
:09/09/11 04:56
:932SH
:☆☆☆
#95 [あお☆まる]
大は笑顔で花を見ると
バスケットボールを
ずいっと前に出す
「…?」
訳が分からず
疑問符を浮かべる花
:09/09/11 04:57
:932SH
:☆☆☆
#96 [あお☆まる]
「スリーポイント。」
「はぁ?」
「決まったら、
放課後デートして」
「なっ?!!」
体育館に大の
取り巻き達の叫び声が
こだまする
:09/09/11 05:00
:932SH
:☆☆☆
#97 [あお☆まる]
「おい!!
決まっても私は…」
花の反論を
無視する様に、
大はそれを言い切ると
真っ直ぐゴールを見据える
その眼差しが
あんまりにも真剣で
花は思わず口を閉じる
:09/09/11 05:04
:932SH
:☆☆☆
#98 [あお☆まる]
自然と静まり返る体育館
そんな静寂の中
花の心には
美穂に言われた言葉が
響いていた
“大君、
本気なのかも。花の事”
:09/09/11 05:06
:932SH
:☆☆☆
#99 [あお☆まる]
キュッと言う
シューズと床が
擦れる音と共に
放たれたボールは
綺麗に弧を描く
そのボールの行方を
見ながら
花の胸はトクンと波打つ
……本、気?
:09/09/11 05:11
:932SH
:☆☆☆
#100 [あお☆まる]
まるでゴールに
吸い込まれる様に
パサッとゴールネットを
ボールが揺らし
テンテン……という音だけが
体育館に響く
一瞬静まりかえった体育館に
時が戻った様に、次々と
歓喜と悲鳴が入り混じった
声が沸き起こる
:09/09/12 04:09
:932SH
:☆☆☆
#101 [あお☆まる]
「っしゃ!!」
と、ひときわ大きい声で
ガッツポーズをとる大。
くるりと振り返り
花に堂々とピースを送る
「凄いね!花!!」
:09/09/12 04:12
:932SH
:☆☆☆
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