サークル ー番外編ー
最新 最初 🆕
#211 [柚子]

「間接的に…とは?」

私と彼しかいない室内に、彼の言葉は静かに響いた。

「直接は視えません。でも鏡とか、何か物体を通すと視えるんです」

⏰:09/08/11 00:14 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#212 [柚子]

「物体を通すと、か…。鏡の他には?」

「電源の消えたテレビでも視えました」

「テレビか…」

⏰:09/08/11 00:16 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#213 [柚子]

「はい。テレビって消えた状態だと黒い色の画面ですよね。そこに部屋の物とかが反射して映ることあるじゃないですか」

ただ私が視たのは、物ではなく霊だったのだけど。

その時の様子を思い出し、寒気を感じた。

⏰:09/08/11 00:19 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#214 [柚子]

「なるほど…。他にはどうだ?」

「あと私が視たのは携帯ですね。同じように暗い画面の時に…」

友達のホームページを見ていた時だった。

⏰:09/08/11 00:21 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#215 [柚子]

背景を黒に設定している友達のホームページ。

そこにアクセスした時、携帯に私の顔が映った。

その私の顔の横に、それはいた。

⏰:09/08/11 00:23 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#216 [柚子]

ちょうど私の顔を覗きこむように、それは私を睨み付けていた。

驚きのあまり、怖さも忘れ振り向いたがそこには何もいなかった。

霊の気配なんて微塵もわからない私は、それ以上どうすることもできなかった。

⏰:09/08/11 00:25 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#217 [柚子]

あまりに頻繁に視るようになってきた私が、最初に相談したのは姉だった。

「そうゆう話なら、綾子の大学のサークルの人に相談してみたら?」

姉は私にそう言った。

⏰:09/08/11 00:27 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#218 [柚子]

「綾子の大学の学祭に行った時に、そのサークル、コックリさんやってたわよ」

姉の話によると、無料で心霊現象を解決してくれるらしい。

⏰:09/08/11 00:29 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#219 [柚子]

半信半疑だったが、他に頼る宛てもなかった私は

「一応相談してみる」

と、答えた。

⏰:09/08/11 00:30 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#220 [柚子]

「大人になったと思ってたけど、綾子もまだまだ子供ね」

と、姉は笑っていた。

おそらく、私の話など半分くらいしか信じていなかったのだろう。

⏰:09/08/11 00:31 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194