サークル ー番外編ー
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#221 [柚子]

でも、今私の目の前にいる彼は違うようだった。

真剣な顔で、私の話をぶつぶつと反芻している。

しばらく彼の顔を眺めていると、彼と目が合った。

⏰:09/08/11 00:33 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#222 [柚子]

「急に霊が視えるようになった原因に何か心当たりはあるか?」

彼に聞かれた私の脳裏に浮かんだのは、あの言葉だった。

「部長さんは今何歳ですか?」

⏰:09/08/11 00:35 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#223 [柚子]

質問を質問で返され、彼は少し面食らったような表情を浮かべた。

「21歳だが…」

それが何だという顔で私を見つめていた。

⏰:09/08/11 00:37 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#224 [柚子]

「私、あと二日で20歳になるんです」

彼はまた困惑したような表情を浮かべ、私を見つめていた。

「20歳になるまでに忘れなければならない言葉って知ってますか?」

⏰:09/08/11 00:40 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#225 [柚子]

「いや…聞いたことないな」

「小学生の頃、友達からその言葉を聞いたんです。ずっと忘れてたんですけど、二週間くらい前に思い出してしまって…」

私はそこで口をつぐんだ。思い出したのを姉のせいにしたくなかったからだ。

⏰:09/08/11 00:42 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#226 [柚子]

「その言葉を思い出してからなのか?霊が視えるようになったのは?」

彼に聞かれ、私は首を縦に振った。

「その話の流れからすると視えているのは同じ霊か?」

⏰:09/08/11 00:44 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#227 [柚子]

私は再び頷いた。

「なるほど…。その話が本当なら、その霊は20歳になるまでにその言葉を忘れなかったお前を狙いにきた霊ということになるな」

部長というだけあって、彼の話は筋が通っていた。

⏰:09/08/11 00:46 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#228 [柚子]

「それで、その言葉というのは?」

「*******」

彼の質問に、私が答えた瞬間だった。

⏰:09/08/11 00:47 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#229 [柚子]

部室のドアが開き、二人ほど中に入ってきた。

一人は若い男の子、もう一人は女の子だった。

「純、桃、ちょうどいいところに来た。お前ら誕生日は何月だ?」

⏰:09/08/11 00:49 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


#230 [柚子]

「に…二月ですけど…」

先に答えたのは、男の子のほうだった。続けて女の子が小さな声で

「五月です」と答えた。

⏰:09/08/11 00:51 📱:P906i 🆔:NffYOibQ


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