サークル ー番外編ー
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#215 [柚子]
背景を黒に設定している友達のホームページ。
そこにアクセスした時、携帯に私の顔が映った。
その私の顔の横に、それはいた。
:09/08/11 00:23
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:NffYOibQ
#216 [柚子]
ちょうど私の顔を覗きこむように、それは私を睨み付けていた。
驚きのあまり、怖さも忘れ振り向いたがそこには何もいなかった。
霊の気配なんて微塵もわからない私は、それ以上どうすることもできなかった。
:09/08/11 00:25
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:NffYOibQ
#217 [柚子]
あまりに頻繁に視るようになってきた私が、最初に相談したのは姉だった。
「そうゆう話なら、綾子の大学のサークルの人に相談してみたら?」
姉は私にそう言った。
:09/08/11 00:27
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#218 [柚子]
「綾子の大学の学祭に行った時に、そのサークル、コックリさんやってたわよ」
姉の話によると、無料で心霊現象を解決してくれるらしい。
:09/08/11 00:29
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:NffYOibQ
#219 [柚子]
半信半疑だったが、他に頼る宛てもなかった私は
「一応相談してみる」
と、答えた。
:09/08/11 00:30
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:NffYOibQ
#220 [柚子]
「大人になったと思ってたけど、綾子もまだまだ子供ね」
と、姉は笑っていた。
おそらく、私の話など半分くらいしか信じていなかったのだろう。
:09/08/11 00:31
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#221 [柚子]
でも、今私の目の前にいる彼は違うようだった。
真剣な顔で、私の話をぶつぶつと反芻している。
しばらく彼の顔を眺めていると、彼と目が合った。
:09/08/11 00:33
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#222 [柚子]
「急に霊が視えるようになった原因に何か心当たりはあるか?」
彼に聞かれた私の脳裏に浮かんだのは、あの言葉だった。
「部長さんは今何歳ですか?」
:09/08/11 00:35
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:NffYOibQ
#223 [柚子]
質問を質問で返され、彼は少し面食らったような表情を浮かべた。
「21歳だが…」
それが何だという顔で私を見つめていた。
:09/08/11 00:37
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:NffYOibQ
#224 [柚子]
「私、あと二日で20歳になるんです」
彼はまた困惑したような表情を浮かべ、私を見つめていた。
「20歳になるまでに忘れなければならない言葉って知ってますか?」
:09/08/11 00:40
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:NffYOibQ
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