サークル ー番外編ー
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#245 [柚子]

インターネットの近代的なイメージと霊とは、何だかしっくりこない。

そんなことを考えていると部長さんが

「あったぞ」と、私たちのほうに振り返った。

⏰:09/08/14 13:16 📱:P906i 🆔:ODTjDhYo


#246 [柚子]

部長さんが開いていたのは都市伝説を集めたサイトだった。

「都市伝説?」

純くんが不思議そうな顔でパソコンを覗き込んでいる後ろから私もサイトに目を通した。

⏰:09/10/30 04:58 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#247 [柚子]

口裂け女やテケテケなどのタイトルに混ざって、あの言葉が載っていた。

クリックするとその都市伝説にまつわる話や情報が読めるようになっているようだ。

部長さんがマウスを動かしページを開いた。

⏰:09/10/30 05:01 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#248 [柚子]

そこに書かれていたのは、私の知っている話とほとんど同じだった。

“*******”

この言葉を20歳までに忘れないと霊が迎えに来るという内容だった。

⏰:09/10/30 05:04 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#249 [柚子]

「迎えに来るって何がですか?」

純くんの質問に部長さんは

「ここにソースになる話が載ってるぞ」

と、新しいページを開いた。

⏰:09/10/30 05:06 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#250 [柚子]

私は何とも言えない緊張感を覚えながらその話を読んだ。

それはある少女の話だった。

彼女には好きな人がいた。同じ大学に通うAくんだ。

⏰:09/10/30 05:09 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#251 [柚子]

Aくんはみんなから好かれている人気者だった。逆に彼女は友達のいない暗い子だった。

彼女はAくんとは違った意味でまわりの注目を浴びていた。

注目を浴びる原因は彼女の顔にあった。

⏰:09/10/30 05:13 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#252 [柚子]

彼女はかなりの出っ歯だった。そのせいで幼い頃から苛められてきた彼女はまわりの人間と距離をとるようになった。

出っ歯を気にして人と話すことができなくなった。

そんな陰気な雰囲気が余計に彼女を悪目立ちさせた。

⏰:09/10/30 05:15 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#253 [柚子]

「あの出っ歯の暗い子」

そんな風にまわりは彼女を笑った。それは大学に入学しても変わらなかった。

だがAくんは違った。自分から彼女に話しかけていた。

⏰:09/10/30 05:18 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#254 [柚子]

Aくんのような接し方をされたのは初めてだった。

しかもAくんは男前だし、人気者だ。彼女はAくんを好きになった。

だがAくんは彼女を利用していただけだった。

⏰:09/10/30 05:20 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


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