サークル ー番外編ー
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#271 [柚子]

「やっぱりそうか…」

と、呟いてから部長さんは私の顔をまじまじと見ながら

「残念だが俺たちに出来ることは何もない」

と言った。

⏰:09/10/30 06:06 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#272 [柚子]

「えっ?」

唖然とする私に、部長さんは説明した。

「迎えに来る女なんてものは初めから存在しない。すべて作り話だ」と。

⏰:09/10/30 06:08 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#273 [柚子]

「じゃあ私が視たのは一体何だったんですか?」

「霊ではないな。まだ…」

「まだ?」

私の隣で話を聞いていた純くんもきょとんとした表情をしていた。

⏰:09/10/30 06:11 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#274 [柚子]

「簡単に言えば綾子が怖いと思ったりあの話を信じる気持ちが呼んだもの…といったところだ」

「そんなはず…」

「だったら昨日視た時に、出っ歯に視えたのはどう説明する?あの話を読んで想像が膨らんだからじゃないのか?」

⏰:09/10/30 06:14 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#275 [柚子]

反論できずにいる私に部長さんは追い討ちをかけるように続けた。

「前は睨んでいる表情が印象的だと言っていたのに、今は口元に注目している。それに間接的にしか視えないのも実際には存在しないからと考えれば納得がいくしな」

⏰:09/10/30 06:17 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#276 [柚子]

「部長そんな言い方しなくても…」

純くんが間に入ってくれなかったら泣いてしまってたかもしれない。

相談しに来て責められるとは予想もしていなかった。

⏰:09/10/30 11:42 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#277 [柚子]

「純、お前だって証人だ。お前が何も視えなかったのは信じてないからだ」

嘘つきってレッレルを貼られた気分だった。

「いいか、よく聞け」

半泣きの私に、部長さんは言った。

⏰:09/10/30 11:45 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#278 [柚子]

「こうゆう都市伝説みたいなものは信じすぎたり怖がっちゃダメなんだ。今はまだ実体がなくてもお前の気持ち次第で本当になることだってあるんだ」

部長はさらに伝説を現実にするのは私みたいな人間だと続けた。

⏰:09/10/30 11:49 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#279 [柚子]

とことん上から目線なその言葉に、私は無言のまま部室を飛び出した。

その夜、夕食を終えた私は姉の部屋でこれでもかってくらい部長さんの愚痴をこぼした。

姉は笑いながら私の話を聞いていた。

⏰:09/10/30 11:52 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#280 [柚子]

「ほんっっとムカつく、あの男!」

と、暴言を吐く私に姉は

「まぁまぁ。でもその部長さんの言うことも一理あると思うよ」

と、部長さんの肩を持った。

⏰:09/10/30 11:54 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


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