あの場所まで
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#115 [ミツバ]
「ケント君の事好きなのは私じゃなくて加奈子よ。言われなきゃ気づかないわけ?相変わらず鈍感ね」
呆れて愛莉は加奈子から顔を背けた。
「あ、あいりぃ」
加奈子は顔を歪めた。
「あたし…ケントが好きだわ」
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#116 [ミツバ]
胸の苦しみも、熱く火照る顔や体もギュッとする痛みもみんなケントが好きだからと加奈子はやっと気付いた。
やれやれと言いながら愛莉は加奈子に微笑んだが2人は一瞬で固まった。
「あ…ケント…」
「あ…ケント…くん」
ドアの前で真っ赤な顔をしてケントが居場所がない事にしどろもどろしていた。
:09/07/10 00:07 :D904i :TpxPxFlc
#117 [ミツバ]
「あのさっ…井上、アドレス交換してくんね?俺もお前のこと好きなんだ」
照れながらもケントは真剣な面持ちで加奈子に携帯を差し出しはっきり言った。
加奈子も負けず顔を赤らめ携帯をポケットから出した。
─────完──────
:09/07/10 00:11 :D904i :TpxPxFlc
#118 [ミツバ]
:09/07/10 00:40 :D904i :TpxPxFlc
#119 [ミツバ]
感想&絡み
よろしくお願いします
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4452/
:09/07/10 09:47 :D904i :TpxPxFlc
#120 [ミツバ]
:09/07/10 09:50 :D904i :TpxPxFlc
#121 [ミツバ]
伊波勇太22歳は照りつける日差しの中闘っていた。
子どもたちの声援が響く。
少しだけペンキの剥げた深緑色した体育館の舞台よりも広めな舞台の上に彼はいた。
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#122 [ミツバ]
6人が舞台の上にいた。
「こいっ悪者ども」
全身赤色の正義の味方はマントをひらりと翻し、拳を握りしめ言った。
「やってしまえっ」
如何にも悪役面の敵は武器である大袈裟な杖を振りかざした。
↓
:09/07/10 10:13 :D904i :TpxPxFlc
#123 [ミツバ]
「キッーーー」
一斉に全身真っ黒の雑魚キャラは両手を上げて正義の味方に走り出した。
「がんばれー」
「負けるなぁ」
子どもたちの声はさらに大きくなった。
次々になぎ倒し、杖を持つ親だまにも勝った時会場は一斉に湧いた。
↓
:09/07/10 10:18 :D904i :TpxPxFlc
#124 [ミツバ]
舞台の幕が下りた。
「お疲れさま」
「いやぁ暑いな」
「伊波、お疲れさん」
赤色のタイツの頭を外しながら近づく。
「佐伯さんっお疲れさまでした」
勇太は対照的な真っ黒の全身タイツを脱ぐのを一旦止め、頭を下げた。
↓
:09/07/10 11:37 :D904i :TpxPxFlc
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