その妖し淫らにつき -弐-
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#42 [ひえぃ]
御琴から見る
目の前にいる子は
とても無邪気そうで
まるで悪意や邪気も感じず素直に母親と話たいだけの男の子にしかみえなかった。
「…何故怒っているのですか…?」
男の子は
不安そうな顔で御琴に問い掛ける。
「………」
「母上?」
あなたなんか望まれてない呪われた気味の悪い子生まれてこなければよかった俊正様をかえしてわたしの幸せはあなたが奪った疎ましい子煩わしい子母上なんか呼ばないでこれ以上私を
:09/08/08 02:57
:SH906i
:S7ThJzdM
#43 [ひえぃ]
「みじめな想いに
させないで………」
止まらない。
「母…上…?」
この小さな
求めるような瞳の幼い命を私は…
御琴は近くに
置いてある小刀を手にしてオロチに近付く。
「…母上なにを…」
:09/08/08 03:04
:SH906i
:S7ThJzdM
#44 [ひえぃ]
こんな小刀じゃ
この子は死なない。
「…ふふふふ…あははははは…あーはははははははははははっ………ふふふっ……皮肉ね…」
「えっ…?」
「あなたは時の遊びに生まれ落ちた可哀相な子
馬鹿な父親を持ち哀れな母親を持った孤独な子」
「…………」
「誰にも愛されず
一人死なない体で
生きていく、人の終わる人生を幾度みようと夜はあける」
:09/08/08 03:13
:SH906i
:S7ThJzdM
#45 [ひえぃ]
「あなたなんか
気味の悪い妖怪
誰も…愛さない…」
その目はすでに
暗闇に包まれどこも
見ていなかった。
御琴の口から言葉が
でると同時にドクンッと
大きく心臓が揺れる。
「クッ…」
燃えるように熱い。
まるで無理矢理心臓を
えぐりだされるような…
:09/08/08 03:19
:SH906i
:S7ThJzdM
#46 [ひえぃ]
御琴は
着物の上から胸をおしつける。だが痛みは止むばかりかだんだんと大きくなる
「クゥッ……はぁはぁ………」
オロチは突然の御琴の
様子に驚き目を見開いている。
「…まさか……
この一族のたったひとつの消えかたが……」
憎しみの肥大。
:09/08/08 03:22
:SH906i
:S7ThJzdM
#47 [ひえぃ]
「そんな……嫌だ!母上!死なないで!」
オロチは
泣きながら御琴に近付く
「……ウッ…
熱い……体が……燃えるように………っ」
うずくまる御琴の全身に
炎がたちこめ少しずつ燃やしていく。
「……あぁやっと……やっと……」
「母上ぇ!!」
「……………………」
炎に包まれながら
御琴は最後何かを伝えるために口を動かしたが…
:09/08/08 03:28
:SH906i
:S7ThJzdM
#48 [ひえぃ]
俊正さま…
今私は…
あいに……
「母上ぇぇぇ!!!」
オロチは駆け寄る瞬間と
共に情景はグラッと偏り
私は静かに目を開けた。
「…………」
目の前には
少し獣臭い服の匂いが
ひろがる。
「…ずっと側にいてくれたの?」
「お前が離れないからな」
:09/08/08 03:33
:SH906i
:S7ThJzdM
#49 [ひえぃ]
「………オロチは御琴姫みたいに死なないよ…」
「………………」
何故だ?
って顔してる。
「一人じゃない
ヒョウ君だってタガメさんキツネさんだっている……それに………」
風が強く吹き
私とオロチの前に落ち葉が舞うがオロチと私は目をそらさない。
「好きだよ」
:09/08/08 03:40
:SH906i
:S7ThJzdM
#50 [我輩は匿名である]
書いて

:09/08/09 22:47
:SO903iTV
:9gc1ewbY
#51 [我輩は匿名である]
書いて下さい

:09/08/11 22:22
:SO903iTV
:SBKzES9M
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