らぶずっきゅん!!!!
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#397 [七瀬]
「いや、いいんだ。
ただ心配で」
でも、陽のやさしさに触れるたび、胸が痛む。
「ほんとごめんね。昨日は初めて合コンなんか行ったものだから、疲れちゃってて‥」
言えない。
言えるわけないよ‥。
心のなかで、陽にごめん、と電話し忘れたことではないことに謝った。
:09/09/20 21:42
:N703iD
:AJOkFi7.
#398 [七瀬]
「だから、いいって。それより、今日はバイトだったんだろ」
なんで、
そんなにやさしいの。
「今日はもう切るよ。まだ疲れ残ってるだろうし。
明日も学校あるし、千頼ももう寝‥」
「‥っ‥」
「千頼?」
「‥‥‥」
:09/09/20 21:43
:N703iD
:AJOkFi7.
#399 [七瀬]
「どうかした?」
「‥ううん‥なんで、も、ない‥」
やばい、ほんとうに泣きそうになった。
「‥そ。じゃあ切るな。
おやすみ」
「おやすみ」
ってか、もう泣いてた。
:09/09/20 21:44
:N703iD
:AJOkFi7.
#400 [七瀬]
「‥う‥ふえ」
陽の心配してるよ、と言った辺りから涙が一筋頬を伝っていた。
電話が切れたとたん、
「‥うっうう‥ふえぇえ」
張り詰めていた糸が切れたようで、涙が止まらなかった。
:09/09/20 21:44
:N703iD
:AJOkFi7.
#401 [七瀬]
――――――――――…
「千頼ちゃん」
「‥なんですか」
次の講義まで、
時間があるし、ちょうど小腹も空いたということで、
花寿美とケーキの美味しい喫茶店へでも行こうと、
出たところに男はいた。
:09/09/20 21:46
:N703iD
:AJOkFi7.
#402 [七瀬]
「いやー、なんだか千頼ちゃんに会いたくなっちゃってー。来ちゃった」
にこにこと作りすぎた顔には、なにか企みが含んでいるように見えた。
「この人って合コンの帰りに千頼を送っていった‥」
「そうですか。では。
行こ、花寿美」
驚く花寿美の言葉をさえぎり、颯太さんの隣を通り過ぎようとした。
:09/09/20 21:46
:N703iD
:AJOkFi7.
#403 [七瀬]
「なにするんですか!?」
が、手首を捕まれてしまう。
「ごめん。借りるねー」
困惑するあたしと花寿美を余所に、颯太さんは楽しそう。
結局、ケーキの美味しい喫茶店へは颯太さんと行くはめになってしまった。
:09/09/20 21:47
:N703iD
:AJOkFi7.
#404 [七瀬]
「そんな怒らないでよ」
「怒りますよ、誰でも」
「‥ご」
「え?なにか言いました?」
「敬語、直ってないね」
そう言った颯太さんの表情が、なぜかとても哀しげで
その一瞬は、怒りを忘れてしまった。
:09/09/20 21:48
:N703iD
:AJOkFi7.
#405 [七瀬]
「‥まあいいや。なんか飲む?」
メニューを手に握るそのすがたは一昨日のことを、あたしに思い出させた。
「じゃあ‥アイスミルクティー」
すぐ帰るつもりだったあたしは、飲み物のみを注文することにした。
「アイスミルクティーね。りょーかいしましたー」
:09/09/20 21:49
:N703iD
:AJOkFi7.
#406 [七瀬]
颯太さんは、アイスコーヒーとミルフィーユを注文した。
「‥なんで止めてくれなかったんですか」
「え?なにが?」
目の前の男は、氷を口の中に入れて、遊んでいる。
「だから、おととい‥」
この人といると調子が狂う。
:09/09/20 21:49
:N703iD
:AJOkFi7.
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