黒猫の唄。
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#17 [あんず]
 




その笑顔はとても無理してるように見えた。
だって…ご主人様の頬には、今でも涙が伝っている。


無理して笑ってくれるのは、私を心配させないため?




ご主人様…、ご主人様はどうしてそんなに優しいんですか?
 

⏰:09/08/13 14:11 📱:W61K 🆔:N1XzLosg


#18 [あんず]
 




もうご主人様を
泣かせたくない……。




――――私がご主人様を支えたい。

 

⏰:09/08/16 13:13 📱:W61K 🆔:RJ2wyNt2


#19 [あんず]
 




その想いが一気に強くなり、私の小さな心はぎゅっと締め付けられた。



でも…
ご主人様を支えるには、どうしたらいい…?

 

⏰:09/08/19 19:18 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#20 [あんず]
 




あぁ、どうして自分は
猫なんだろう。


私は猫だから、ご主人様と話すことも、慰めることも出来ない。


自分は凄く無力で、何も出来ない。
 

⏰:09/08/19 19:21 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#21 [あんず]
 




ご主人様と話したい。
ご主人様を慰めたい。
ご主人様と笑いたい。


…………私も、ご主人様みたいになりたい。

ご主人様と同じ、
“人間”になりたい!!

 

⏰:09/08/19 20:17 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#22 [あんず]
 



その時、ブルーの瞳が一層に輝いた。



人間になれば、私でも出来ることがあるかもしれない…!!


1つの閃きで、リアの気持ちは一気に高まった。

 

⏰:09/08/19 20:33 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#23 [あんず]
 




ご主人様、もう少し待ってて下さい。
私絶対、絶対に人間になって、ご主人様に会いに行きます。


その想いを込めて、私は1つ「みゃー」と鳴いた

 

⏰:09/08/19 20:36 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#24 [あんず]
 




するとご主人様は少し微笑みながら「リアの鳴き声は可愛らしいね。」と私の頭を撫でた。



その笑顔を見て、少し安心しながら私はご主人様の部屋を後にした。

 

⏰:09/08/19 20:40 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#25 [あんず]
 




パチパチ、と音を立てながら燃える炎。
そんな炎、暖炉の目の前で私は体を丸めた。


窓に映るお月様におやすみなさい、と告げて。
神様に祈りを捧げるかのように空を見つめて。

 

⏰:09/08/19 20:56 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


#26 [あんず]
 




――――神様、

どうか、どうか私を
 人間にして下さい――




 

⏰:09/08/19 20:57 📱:W61K 🆔:XZYRHRvE


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