黒猫の唄。
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#27 [あんず]
:09/08/19 22:27
:W61K
:XZYRHRvE
#28 [あんず]
>>26――― チュンチュン...
いつものように聞こえる鳥の鳴き声。
この街の朝が来た。
私は重たい身体を起こし、漆黒の長い髪を手で掻きあげた。
………………え?
:09/08/20 19:06
:W61K
:s2zljno.
#29 [あんず]
長い髪……?
手で掻きあげた…?
よく考えたら、
いつもは大きいベッドが凄く小さい………。
…………もしかして!!
:09/08/20 19:09
:W61K
:s2zljno.
#30 [あんず]
私はベッドから降り、
洗面所の鏡に向かって足を走らせる。
心の中は、
喜びで溢れてた。
:09/08/20 19:12
:W61K
:s2zljno.
#31 [あんず]
いつもはご主人様に開けて貰わないと入れないドアも、全て自分で開けて進む。
……気持ちいい。
そして私は洗面所のドアを開け、鏡に向かった。
:09/08/20 19:16
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:s2zljno.
#32 [あんず]
鏡に映るのは、黒い髪で青い瞳の“女の人。”
あ、私女なんだ、とその時初めて気付いた。
私は感激して、その場から動けずにいた。
―私、人間になれた!!
:09/08/20 19:28
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:s2zljno.
#33 [あんず]
―――――神様、本当にありがとうございます!!
私、ご主人様のために
精一杯頑張ります。――
:09/08/20 19:30
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:s2zljno.
#34 [あんず]
…さて、早速ご主人様に会いに行かなきゃ…。
そう思い、私は鏡から目を反らした。
………でも、
よく考えたらこの姿でご主人様に会いに行ってもご主人様が驚くだけ…。
この姿では、ご主人様に会いに行けない……。
:09/08/20 19:36
:W61K
:s2zljno.
#35 [あんず]
どうしよう……!!
私はパニックになり、おろおろとその場を歩く。
ご主人様に会えない。
:09/08/20 19:49
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:s2zljno.
#36 [あんず]
私はなんて
馬鹿なんだろう。
ご主人様は気付くわけないのに。
わかるわけないのに。
悔しさで胸がいっぱいになる。
悔しさと混乱からか、私の瞳にはじわり、と涙が浮かんだ。
:09/08/20 22:14
:W61K
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