ピンクな気分。U
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#36 [のの子]
チラッと彰を見るとイラついたまの顔で庭の花を見ていた。
何イラついてんだよ‥
でも聡美を見ると下唇を噛んで顔を赤くしてる姿が可愛くて笑いそうになった。
「ありがとう。入って。」
聡美の手を引いて家に入れる。
「ぉっお邪魔しま
「いらっしゃぁい♪♪」
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:09/10/12 20:55
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#37 [のの子]
「彰君久しぶりねぇ♪あっどうも、竜二の母です〜。」
聡美の声を掻き消した母さんは玄関に立って俺達を待っていた、らしい。
ニコニコ笑いながら俺達を見つめている。
「あっあの私竜二君と同じクラスの二ノ宮聡美ですっ。今日はよろしくお願いします!」
よろしくって‥
びっくりしたのか聡美はさっきまでとは違ってカチカチになってお辞儀をする。
「まぁ‥竜二の彼女さんなのよね?」
ピクッ
「‥はい、すみません‥」
「いや謝んなくていいからっ。」
今度は顔を青くしてく聡美。
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:09/10/12 21:05
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#38 [のの子]
「どうぞ上がってください♪お茶持ってくわね。」
「いや、俺持ってくよ。俺の部屋2階だから二人は先行ってて。」
聡美の頭をクシャッと撫でると母さんの後についてキッチンに向かう。
―――
「可愛い子じゃない♪お兄ちゃんはキレイ系がタイプだったけど竜二はあういう子がタイプなのかぁ。」
母さんがコップにお茶を注ぎながら笑う。
「はいはい。‥ったく、わざわざ部屋に来なくていいからね?」
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母さんが
:09/10/13 23:56
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#39 [のの子]
「あとそれ聡美があんみつくれたから食べていいよ。」
「あんみつっ?やだ、誰から私の好きな物聞いたのかしら『聡美』ちゃ〜ん♪」
ふざける母さんを無視して2階に向かう。
カチャ
部屋のドアを開けるとふわぁっとカーテンがゆれた。
「ごめん、クーラーつけてなかった。」
「俺は平気。」
「私も大丈夫だよ。」
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:09/10/14 14:46
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#40 [のの子]
「そっか。」
ミーンミーン ミーンミーン
‥‥何この空気。
気まずいような照れ臭いようなこの空気。
「えっと‥部屋、きれいだね。」
聡美がグルッと俺の部屋を見渡す。
「そう?でも午前中に一応掃除したからかな。」
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:09/10/14 15:04
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#41 [のの子]
「でもきれい。」
ニコッと笑う聡美はさっきより顔色が良くなっていた。
「ってかおかしいだろ‥」
「「え?」」
彰が俺のベッドに座りながら俺達を睨む。
「え?じゃねぇしっ。なんで竜二がいて、しかも竜二の部屋で勉強しなきゃいけないんだよっ!」
完璧二人が良かったって言ってるようなもんだな。
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:09/10/14 20:21
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#42 [のの子]
「そんな怒んないでよぉ。みんなで勉強できるんだしいいじゃん、あっきー‥」
聡美がグラスを手に弱々しい声で呟く。
「お前っ!あっきーって呼ぶなっ!」
「あっきー?」
俺がキョトンとすると聡美が笑い出した。
「ぷっ‥あっきーはあっきーだもんねぇ♪」
「てんめぇ〜‥この口はどうしたら黙んだよ?ん?」
冷たく笑いながら聡美のほっぺをつまむ彰。
痛いと騒ぐ聡美を見つめる瞳は 温かかった。
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:09/10/14 20:36
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#43 [のの子]
確か祐輔があっきーって彰の事呼んでたっけ‥
ふざけ合う二人を見つめながら俺は冷静にまだ『あっきー』について考えていた。
あっきーの謎が解けてもまだふざけあう二人。
‥‥懐かしい。
昔、こんな光景を見た。
俺の前に彰と彼女がいて、笑い合う。
優しい時間だった。
居心地が良くて離したくなかった。
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:09/10/14 20:43
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#44 [のの子]
でもそれは崩れ去ってしまった。
でも今、目の前の光景は
あの時とすごい似てて
また痛みが胸に突き刺さる。
カチャンッ!
っ!?
「ったく、さっさと宿題やって帰るからな。
彰がテーブルにぶつかった音にハッとする。
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:09/10/14 20:53
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#45 [のの子]
‥俺の部屋に呼んだのは間違いだったかもしれない。
そんな事を今更思う。
「痛〜い‥」
つままれたほっぺを撫でる聡美。
「大丈夫?」
「うん。‥よしっそろそろ本当宿題やろっか。」
聡美が可愛らしいキャラクターの筆箱からピンクのシャーペンを出す。
「だね。」
俺も宿題のプリントを何枚か出すと、どれからやるか考える。
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:09/10/15 23:51
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:V7nTYruk
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