曖 昧 ミ ー 。
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#37 [あんず]
 

「…………。」

俺は思わず絶句した。


あぁ、コイツアホだ。
おっちょこちょい
な上にアホだ。
皐月並みにアホだ。

コイツの頭に
双子という
言葉はないのか。

なんで双子より先に
ドッペルゲンガー?

どんな思考してんだ。

 

⏰:09/10/22 16:27 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#38 [あんず]
 

「えぇえっ!?
ななななになに僕の
ドッペルゲンガーがいるの……?
梓助けて怖い……」


「…………。」


それに怯えてる
後ろの皐月は
もっとアホだ。
もうただのアホだ。
そして弟に
助けを求めてる皐月は
ヘタレとしか思えない。


 

⏰:09/10/22 16:34 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#39 [あんず]
 

前には変な勘違いをした
訳わかんない
思考回路のアホ。


後ろにはヘタレな
もう救いようがないアホ


このアホ二人が
もし結婚したら……。

あぁ、もう想像
するだけで寒気がする。

 

⏰:09/10/22 16:38 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#40 [あんず]
 

俺は1つため息を吐き、ずっと背負っていた鞄を床に置いた。


「ドッペルゲンガー
なんかじゃねぇよ。
双子だ、双子。
お前の好きな皐月は、
俺じゃなく後ろの奴。」

冷たく言い放つと、
女はようやく
理解したのか、
頬を真っ赤に染めた。

 

⏰:09/10/22 16:45 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#41 [あんず]
 


「私…っ
勘違いして…。」


そう言った
女の顔は今にも
泣き出しそうで。
もう顔は真っ赤で。

正直その顔の赤さに、
凄い…なんて
思ってしまった。


 

⏰:09/10/22 18:04 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#42 [あんず]
 

「…いや、もう
勘違いのはいいから。
気にすんなよ。」


俺なりの必死な
フォローだった。
泣かれたら
本当に困るから。


「はい……。」


そう言いながら
幼い笑顔を見せた。
その顔は、美少女としか言いようがなかった。

 

⏰:09/10/22 18:11 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#43 [あんず]
 

すると後ろで
ドッペルゲンガーを
ずっと恐れていた皐月が
やっと立ち直ったのか、突然口を開いた。


「あのさ、梓。
…と僕のお嫁さん。
玄関で立ち話も
あれだし寒いし、
一回家の中入ろう?」


 

⏰:09/10/22 18:17 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#44 [あんず]
 

……珍しく
皐月が正論を言った。
(僕のお嫁さん辺りは
若干気持ち悪いが。)

俺は頷き、
開きっぱなしの
玄関のドアを閉めて
家の中に入った。


女も遠慮がちに
俺の後ろを着いてきた。
そんな姿が少し
犬みたいで、笑えた。

 

⏰:09/10/22 18:20 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#45 [あんず]
 

時間を忘れて
いたのに気付き、
俺は慌てて
腕時計に視線を向けた。



―――― 8時47分。


今日は学校
サボるしかねぇな。

1つため息をし、
俺はソファーに
ゆっくり腰をかけた。

 

⏰:09/10/22 18:26 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#46 [あんず]
 



早瀬 梓。
高校3年の18歳。



…最悪な日々の

幕開けです。




 

⏰:09/10/22 18:37 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


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