曖 昧 ミ ー 。
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#1 [あんず]
「わかんない、」
君は曖昧なその言葉で
僕を拒み続ける。
何度愛を囁いても
何度想いを伝えても
その言葉で僕の口を塞ぐ。
その言葉が僕にとって
とても残酷なことを
君は知らないだろう?
:09/10/12 17:55
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#2 [あんず]
:09/10/12 17:56
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#3 [あんず]
:09/10/12 17:59
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#4 [あんず]
:09/10/12 18:34
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#5 [あんず]
「おい、コラ。
起きろ。遅刻するぞ。」
バシッバシッと朝から
痛々しい音が響く。
この音が朝から響くのはそう珍しいことではない
むしろ毎朝、と言ってもいいほどだ。
:09/10/12 18:35
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#6 [あんず]
何度叩いただろう。
それでもコイツは起きる気配がない。
そんなコイツを見て、
俺は毎朝ため息を吐く。
どれだけ幸せが逃げていることだろうか。
もうこの俺には幸せなんかないんじゃないか、なんてたまに思ったりもするほどだ。
:09/10/12 18:39
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#7 [あんず]
「そろそろ起きねぇと置いて行くぞ。」
そう言いながら俺はコイツの頭をもう一度叩いた
するとやっと目を覚ましたのか、コイツはむくりと上半身を起こした。
「…ん、あれ…梓。
おはよう、今日も一段と起きるの早いね。」
:09/10/12 20:06
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#8 [あんず]
寝起きの癖に爽やかな顔で俺に笑いかけるこの憎たらしい男。
名前は早瀬 皐月。
そしてコイツを毎朝起こしている俺。
名前は早瀬 梓。
:09/10/12 20:16
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#9 [あんず]
「お前が遅いんだよ。」
俺はため息を吐きながら朝食のトーストを強引に皐月の口に押し込める。
そんな苦しい食べ方でも、「おいひい(美味しい)」と嬉しそうに食べる皐月の笑顔には敵わない。
「ほら皐月、早く食って顔洗え。歯磨きも忘れんなよ。」
:09/10/12 20:58
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#10 [あんず]
「ははっ、梓ったら母さんみたいだなぁ。」
「うるせぇ突き飛ばすぞ。…いいから早く支度しろ。」
食べ終わったのか、皐月は洗面所に向かってゆっくり歩いて行った。
一方俺は時計を気にしてばかりだ。
こんな俺らは兄弟。
そして一卵性の双子だ。
:09/10/12 21:04
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