<<来栖>>
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#327 [nanoka]
「土地を守る…」
「はい。地域によって呼び方は色々なのですが」
「その土地神様が俺の夢と関係してるんですか?」
俺の問いに蒼井さんは少し考えるような仕草をした。
:09/10/30 04:18
:P906i
:UjKXiWL2
#328 [nanoka]
「さっき土地神様は土地を守るって言いましたよね?でも広くは知られていないことが多いんです」
「まぁそうかもしれないですね。俺も今日知りましたし」
蒼井さんは少し寂しそうに微笑んでから
:09/10/30 04:19
:P906i
:UjKXiWL2
#329 [nanoka]
「知る人がいないということがどうゆうことかわかりますか?」
と、俺に訊いた。
「感謝されない…?」
正解と言うかわりに蒼井さんは微笑んだ。
:09/10/30 04:20
:P906i
:UjKXiWL2
#330 [nanoka]
「だからたまに連れてってしまうんですよ。気に入った人間を」
「えっ?」
「一般的に神隠しと言われているものです。地域によっては気に入られた人のことを魅入られたと言うようです」
:09/10/30 04:21
:P906i
:UjKXiWL2
#331 [nanoka]
「神様が仕返しって」
俺のつっこみに蒼井さんは
「面白い発想ですね」
と、少しだけ笑った。
:09/10/30 04:23
:P906i
:UjKXiWL2
#332 [nanoka]
誉めているのか貶しているのかいまいちわからなくて俺は微妙な表情を浮かべた。
「拓真くんは子供の頃、その土地神様に魅入られたんだと思います」
「えっ!?」
:09/10/30 04:24
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:UjKXiWL2
#333 [nanoka]
「普通は魅入られたら連れていかれるんです。もし運良く助かってもその土地にまた入れば二度目はないと言いますか…」
「だったら土地神様とは関係ないんじゃないですか?俺、その後も何度も叔母さん家に行ってるから」
あれ以来迷子になった記憶はない。
:09/10/30 04:25
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:UjKXiWL2
#334 [nanoka]
「拓真くんは後ろの方がすごく強い方ですから」
そう言って微笑んだ蒼井さんが俺ではなく俺の後ろを見ていた気がして、俺は思わず振り返ってしまった。
「もしかしたら僕といる影響が出てきてるのかもしれませんね」
:09/10/30 04:26
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:UjKXiWL2
#335 [nanoka]
「えっ?」
「後ろの方を見たの初めてでしょう?」
「はい。でも夢ですよ?」
俺の反論に蒼井さんは苦笑しながらも
:09/10/30 04:28
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:UjKXiWL2
#336 [nanoka]
「その夢を見たのも拓真くんの力が強くなってる証拠ですよ」
と、説明してくれた。
「力って?」
「いわゆる霊感です」
:09/10/30 04:29
:P906i
:UjKXiWL2
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