<<来栖>>
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#402 [nanoka]

「初めまして。蒼井です。みなさん宜しければ何か飲まれますか?」

蒼井さんが口を開いただけなのに、店内の雰囲気が明るくなった気がした。

蒼井さんの落ち着いた優しい声のせいかもしれない。

⏰:09/11/08 15:23 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#403 [nanoka]

全員がそれぞれ頼んだドリンクが揃う頃には、五人ともカウンターの席に座っていた。

あまり広くない店内のカウンター席は彼らで埋まってしまった。

「表の看板、クローズに変えてきてくれる?」

⏰:09/11/08 15:26 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#404 [nanoka]

彼らが蒼井さんの作ったカクテルを味わっている間にそう耳打ちされた。

「えっ?いいんですか?」

俺も小声で訊き返すと蒼井さんは笑顔でコクコクと頷いた。

⏰:09/11/08 15:28 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#405 [nanoka]

俺のせいで店を閉めるなんて申し訳ないなと少し暗い気分で看板をオープンからクローズに変えた。

店内に戻ると、空さんが二杯目のカクテルを受け取っているところだった。

「拓真くんも座って何か飲みますか?」

⏰:09/11/08 15:35 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#406 [nanoka]

「拓真くんも座って何か飲みますか?」

蒼井さんに言われ、俺は慌てて手を振った。

「いいです。俺は…」

言い終わらないうちに蒼井さんは

⏰:09/11/08 15:37 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#407 [nanoka]

「たまにはいいじゃないですか。今日は僕もお休みしますから」

と、ボックス席から椅子を持ってきてくれた。

結局カウンター席の向かい普段は厨房の場所に椅子を二つ運び、そこに俺と蒼井さんが座る形になった。

⏰:09/11/08 15:42 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#408 [nanoka]

そこまできて、ようやく話は本題に入った。

俺があの女の子に会った話をしている間、五人ともが真剣に聞いていてちょっと恥ずかしくなった。

普通なら夢でも見たんじゃないかと笑い飛ばされそうな話なのに。

⏰:09/11/08 15:45 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#409 [nanoka]

「なるほど…」

説明を終え、一番先に口を開いたのは亮太だった。

なるほどと呟いてから、俺をじっと見て言った。

「霊感があるのか?」

⏰:09/11/08 15:49 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#410 [nanoka]

その質問にどう答えていいのかわからず、目で蒼井さんに助けを求めた。

“霊感がある”という実感は正直まだあまりない。

「それについては僕が説明しましょう。半分は僕のせいでもあるので」

⏰:09/11/08 15:51 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#411 [nanoka]

そう前置きして蒼井さんはこの前俺にしてくれた後ろの方の話や、蒼井さんの力について説明をした。

誰も笑わなかったし、話の信憑性を疑っているという感じも皆無だった。

「………と、まぁ大まかに言えばこんな感じです」

⏰:09/11/08 15:54 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


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