<<来栖>>
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#435 [nanoka]

蒼井さんは

「それじゃあお昼くらいに迎えに行きます」

と、快く承諾してくれた。

正直俺が行ったところで何かの役に立つとは思えなかった。

⏰:09/11/10 15:54 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#436 [nanoka]

ただの興味とか好奇心だったのかもしれない。

蒼井さんにもきっとわかっていたと思うけど、何も言わなかった。

病院に先に着いていた彼らも蒼井さんの横にいた俺を見ても表情を変えなかった。

⏰:09/11/10 15:57 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#437 [nanoka]

「おはようございます」

蒼井さんが声をかけると、待合室のソファーに座っていた亮太が立ち上がった。

つられるように横にいた空さんと優ちゃんも立ち上がり挨拶を返した。

⏰:09/11/10 15:58 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#438 [nanoka]

「面会の許可はとれましたか?」

蒼井さんの言葉に亮太が答えた。

「はい。談話室でなら全員入れるそうです」

⏰:09/11/10 16:01 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#439 [nanoka]

先に談話室に移動しているという枢先生に会うために俺たちは病院の廊下を歩いた。

誰も言葉を発しず、そのことが妙な緊張感を生んだ。

蒼井さんが談話室2と書かれたドアをノックすると、はーいと明るい声が返ってきた。

⏰:09/11/10 16:03 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#440 [nanoka]

すぐにドアが開き、中からピンクのナース服を着た看護師さんが出てきた。

「面会時間は一時間です。私は外にいますのでお話が終わったら部屋の電話からナースセンターにコールして下さい」

笑顔でてきぱきと説明をすると、看護師さんは談話室に背を向けた。

⏰:09/11/10 16:06 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#441 [nanoka]

中に入って最初に口を開いたのは枢先生だった。

「こんにちわ」

優しく微笑むその表情は、どこか蒼井さんに似ていて緊張がとけていくのを感じた。

⏰:09/11/10 16:08 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#442 [nanoka]

「何だか今日はすごく気分がいいの」

と、彼女は笑った。

知り合いと言っていたが、亮太たちのことはわからないみたいだった。

⏰:09/11/10 16:10 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#443 [nanoka]

「初めまして。僕は蒼井と言います。ここにいる亮太くんや空さん、優さんの友達です」

蒼井さんがそう話しかけると、一瞬彼女の表情に変化があった。

「亮太くん…?」

⏰:09/11/10 16:12 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


#444 [nanoka]

「はい。彼が亮太くんです。前にも何度かお会いしたことがありますよね」

ゆっくりと言葉を選びながら蒼井さんは、枢先生に説明していった。

昨日はあんなにうるさかった亮太たちが今日は黙ってその様子を見ていた。

⏰:09/11/10 16:14 📱:P906i 🆔:bCXhyViA


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