triangle
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#51 [ロー]
「え?」
兄貴の目が大きく見開いた。
「だから!彼女いんの!みきのことなんか、女として見てねーし!」
見透かされている気がして、思わずいっきに嘘を並べていた。次から次へと本心と掛け離れた言葉が飛び出し、止まらない。
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:09/12/16 05:08
:SH706iw
:qdFCa2uY
#52 [ロー]
「・・・嘘――だよな?」
兄貴が顔を歪ませ、確認するように呟いた。自分のせいで弟が虚しい嘘をついている、そんな顔に見えた。
気づくと俺はまた嘘をついていた。
「あっ、今度紹介するわ!うん。春休み家連れてく!」
言ってしまってから、誰を紹介するんだ?と後悔した。もちろん彼女なんていないし、そんなことを頼める女友達もいない。
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:09/12/16 05:11
:SH706iw
:qdFCa2uY
#53 [ロー]
「そうだったんだ」
兄貴が呟くように言った。
「そーいや、言ってなかったよな!超可愛いゼ。楽しみにしてて!」
もう俺は開き直り、やけくそになって言った。
気づくともうコンビニが、目の前に来ていた。
兄貴が急に立ち止まったので、俺も立ち止まり兄貴を見た。
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:09/12/16 05:14
:SH706iw
:qdFCa2uY
#54 [ロー]
「俺さ、みきが南高合格したら、告白するつもりだから」
「え?」
兄貴の言葉に頭が真っ白になった。もう嘘は出てこなかった。
それだけ言うと、兄貴は俺の方は見ず、コンビニの扉を開け、中に入っていった。
俺は呆然とその場に立ちつくした。
―――いつまでも3人一緒じゃいられない・・・・。
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:09/12/16 05:16
:SH706iw
:qdFCa2uY
#55 [ロー]
▼休憩
こんばんわ。ローです。
チャプター4も終わったところで、感想板を作ってみました。
こちらの本編は読みやすいようにオーダーしていて、書き込めないようにさせてもらっています。
なので、もし読んで下さっている方がいましたら、感想板の方に遊びに来ていただけると、嬉しいです(^^*)
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4641/よろしくお願いします

:09/12/16 05:23
:SH706iw
:qdFCa2uY
#56 [ロー]
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チャプター5:合コン
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:09/12/16 06:59
:SH706iw
:qdFCa2uY
#57 [ロー]
兄貴の衝撃的な告白と宣言から実家での4日間、俺はますますふたりを避けるようになった。
兄貴はまるで何も言わなかったかのようにしたので、俺も何も聞かなかったことにした。
そして1月3日、俺は寮に戻ってきた。
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:09/12/19 17:48
:SH706iw
:fYq7rvpg
#58 [ロー]
「で、どーだった?」
年明け一発目の練習で、俺を見つけた田中大輔が真っ先に聞いてきた。
「何が?」
普通あけおめとか言うんじゃねーの?っていうありきたりのツッコミを引っ込め、あえて無関心に答えてみた。
大輔のやたらと気に障る満面の笑みで、こいつが何を聞きたいのかは、十分すぎるほど予測はできた。だけど無視する。単にむかつくから。
:10/01/16 21:56
:SH01B
:cWI1.GME
#59 [ロー]
「もお!わかってるくせに〜」
わざと頬をふくらませてみせる大輔を殴りたい衝動を押さえつつ、やっぱりスルー。
それにしてもよく喋れるなと思う。今、俺と大輔は二人一組でペアになってストッチ中だ。
俺の背中合わせで上になり、背中を伸ばしながら大輔は続けた。
「みきちゃんだよ!何か進展あった?」
:10/01/21 00:06
:SH01B
:OLdjix/w
#60 [ロー]
やっぱり予感的中。
大輔は俺が実家に帰る度にこの質問をしてくる。
大輔とは1年の時からずっと同じクラスで、寮でも同じ部屋だ。性格は全く似ていないが、何となく気が合って、みきのことも兄貴のことも、大輔にだけは話していた。
大輔はみきと兄貴を知らないから、話しやすいというのもあった。
一瞬兄貴の告白のことを言うか言わまいか悩んだか、止めた。なんとなく。
「・・・・別に」
:10/01/21 00:08
:SH01B
:OLdjix/w
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