無題【BL】
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#50 [我輩は人間である]

半ば強制的に家へ入ってきた荘二郎を少し怪訝に思いながらもリビングに招き入れた。
ソファーに座ってもらって二人分の麦茶を入れる。机に置く。

「………」
「どうぞ」
「ありがとう」
「いえ、暑いッスね〜…」
「そうだけど、なんで立ちっぱなし? こっち座りなよ」

クスクスと笑われて苦笑いで返しながら、ポンと一回叩かれた荘二郎の隣へと悟は腰を降ろした。

「源治郎んとこ行かないんですか? きっとアイツ荘二郎さんに構って欲しいと思いますよ…?」
「いいんだよ。ほっとけば。それより悟君に話があってね」

話?と悟は首を傾けた。
カランと麦茶の中で小さくなった氷が音を立てた。荘二郎はコップを手に、うんと軽く頷く。

⏰:10/03/11 21:03 📱:S001 🆔:☆☆☆


#51 [我輩は人間である]

「源治郎の事どう思う?」
「源治郎?」

あっけらかんな質問に疑問符を頭に浮かべた。源治郎?

「大切な友達……、っていうか俺にとっては親友的な存在っていうか」

他に何があるのだろうと言う瞳で荘二郎を見た。
クイッとコップを傾けて麦茶を一口飲むと、荘二郎はどこか満足そうに笑みをこぼしてコップを机に戻した。

「それならいいや。じゃあさ、俺たち付き合おう」

⏰:10/03/11 21:11 📱:S001 🆔:☆☆☆


#52 [我輩は人間である]

一瞬相手の言ってる意味がわからず理解するまでに時間がかかった。
だが、理解した後にはもう遅かった。

男子高校生の中では比較的小柄な体はすっぽりとソファーに埋め込まれて、二つの華奢な手首は荘二郎の手によってソファーに縫い付けられている。

悟は数秒で自分自身にどんな事が起きたのか分かってハッと我に返った。

「そ、荘二郎さん?は、は…離してください」

荘二郎は悟の上に覆い被さるようにして動かない。

⏰:10/03/11 21:34 📱:S001 🆔:☆☆☆


#53 [我輩は人間である]

更に恐怖感を与えるように荘二郎は顔を近付ける。悟はそれに逃げるように首を左へと逸らして暴れる事もなく冷や汗を額からソファーへ垂らした。

「悟君がアイツの事そーゆー対象として見てないならいいじゃん。俺は悟君の事好きだし」

なんとも理不尽な事を言う。さっきまで優しいお兄さん位置にいた荘二郎の面影はない。

「今は悟君に嫌われそうだけど…。だんだん、ね?」

指先が首筋をかすめた。汗で濡れてワイシャツの下のTシャツが見える。チラリと見え隠れする鎖骨に荘二郎は生唾を飲んだ。

⏰:10/03/11 22:15 📱:S001 🆔:☆☆☆


#54 [我輩は人間である]

「…そっ、ッ…」

悟の開きかけた唇は荘二郎の唇に塞がれて、目を瞑ってただ受ける事しかできない悟は頭の隅で源治郎を思い出していた。

口の中に躊躇いもなく入ってくる荘二郎の舌に気持ち悪さを覚えながら源治郎の事ばかりが頭にちらついて。
ちらついてちらついて、離れなくなった。

されるがままの悟に荘二郎の手はシャツのボタンへと伸びていった。

「…………」

一個、二個とボタンを外していく手が急に止まる。

二回目の規則正しいインターホンがリビングに鳴り響いた。

⏰:10/03/11 23:00 📱:S001 🆔:☆☆☆


#55 [我輩は人間である]

源治郎だ。

「………?」

もう一度鳴らしてみるがやはり反応はない。
ドアに手をかけるとドラマのワンシーンのようにカチャッと簡単に開いた。
玄関に並んだ靴の中に兄がいつも履いている茶色の革靴が目に入って、
「おい荘二郎?悟?」
と声をかけるが二人の名前を呼んでも返事がない。その代わりにドン!と何の音がした。
どうやらリビングから音がするようだった。何回も同じような音が途切れて聞こえてくる。

「悟、いるのか?」

リビングのドアを開けると

「……チッ」
「………」

目の前には見たくない光景が広がっていた。

⏰:10/03/12 21:05 📱:S001 🆔:☆☆☆


#56 [我輩は人間である]

「悟」
「げんじろ……」

力のない声がより現実さを増させる。
目尻からはまた新しく水滴が溜まってしばらくすると肌を伝う。

最悪だ。一番見られたくない姿を見せてしまった事に悟は深く胸をえぐられた気分になった。
そんな気持ちとはおかまいなしに荘二郎は優越感たっぷりな表情で弟を見つめ

「お楽しみ中邪魔すんなよ。何?」

わざとらしく怪訝そうな顔で言った。

源治郎は暫く黙ってから二人のもとへ歩み寄って荘二郎を無理矢理引き剥がし床へと投げ倒した後、悟の腕を掴んだ。

⏰:10/03/12 21:15 📱:S001 🆔:☆☆☆


#57 [我輩は人間である]

「げんじろ、ッ」
「行くぞ」
「おいちょっと、待てよ!」

かけられている声を無視して震えている腕を起こすように引っ張って、悟をそのまま外に連れ出した。

手に力が入り掴まれたところがジンジンする。
源治郎は自分の部屋に連れていくなり壁に悟を押し付けた。

「、ッ……」
「どこまで行った」
「え…」
「どこまで行ったんだ。荘二郎と」

源治郎の何もかもを見透かされるような黒目はじっと悟を捉えて離さない。嫌がおうにも吸い込まれてしまいそうになるその瞳に目が離せなくなる。

⏰:10/03/12 23:43 📱:S001 🆔:☆☆☆


#58 [我輩は人間である]

「あ…源治郎…、」

胸が高まる。鼓動が早くなってドキドキする。
…なんでキスなんて……。

「しちゃったんだろ…」

袖で自分の口をゴシゴシと拭くとまた涙が出てきた。何度も何度も拭くもんだから少し痛くなって唇は赤くなってしまった。


「ひっく…うぇっ…う……」
その唇に親指をそっと添えて、顔をゆっくり近付けながら源治郎は名前を呼んだ。

「悟」
「うっ…ッ源治郎…!」

…キスして。

⏰:10/03/12 23:59 📱:S001 🆔:☆☆☆


#59 [我輩は人間である]

END

⏰:10/03/13 00:01 📱:S001 🆔:☆☆☆


#60 [我輩は人間である]

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4648/

良ければ感想など募集しています。

⏰:10/03/13 11:17 📱:S001 🆔:☆☆☆


#61 [我輩は人間である]

【短編】

ハートは繋がって

⏰:10/03/14 00:56 📱:S001 🆔:☆☆☆


#62 [我輩は人間である]

それはバイトの帰りだった。

今日はレジもうまくいって僕を担当してくれてる品川さんも珍しく誉めてくれた。
晴れ晴れとした昼下がり、僕の心も晴れ晴れとしていてとても気分がよかった。

帰り道のルートにやや敷地が広い公園の前を通る。
そこは昼過ぎには近くの団地に住んでいる子供たちがよく遊びに来る場所なのだが、ふと見ると、わいわいと楽しそうに遊んでいる子供たちの風景に紛れて見慣れない一人の男の人がブランコに座っていた。

赤いパーカーにダボダボなデニム、黒髪に金のメッシュが入っている。端から見るとよく駅前にたむろしている不良みたいな人だった。

⏰:10/03/14 01:31 📱:S001 🆔:☆☆☆


#63 [我輩は人間である]

ブランコに座ったままボーッとどこか一点を見つめて動かない様子で、出来心か少し観察してみることにした。
ブランコから少し離れたベンチに座って携帯をいじるフリをして見ていると、
「ぁ………」

小さな女の子がその人の隣に座って話しかけているみたい。

そのまま二人の様子を見続けていると彼は笑いながらポケットから何かを出した。
握られたままの手をじっと女の子は見つめて僕も遠くから見つめる。
すると彼は手を数回軽く左右に振って、小さな花束を出して見せたのだ。
そしてその花束を女の子に差し出して、女の子は嬉しそうにそれを受け取った。

僕の他にも二人を見ていた子供たちは次々に彼に寄ってきた。

⏰:10/03/14 01:45 📱:S001 🆔:☆☆☆


#64 [我輩は人間である]

そこからは彼の一人舞台。
コインマジックや砂場にあった玩具の小さいバケツを使って中からまた花束を出したり。
彼の周りはいつの間にか公園で遊んでいた子供たち、そしてお母さんたち全員囲まれていた。

わあっ…という歓声やスゴーイ!という声に彼はだろ?と人当たり良く笑顔で答えてまたマジックで引き付ける。

柄の悪そうなイメージから一変、きっと優しい人なんだなあ、と思った。
目付きの悪そうな切れ長な目も、笑うと少し垂れて優しい表情へ変わる彼の笑顔に少し見とれてしまった。

⏰:10/03/14 02:12 📱:S001 🆔:☆☆☆


#65 [我輩は人間である]

それが彼との出会いだ。
それから次の日、またその次の日も彼は公園で子供たちにマジックを披露していた。

それは僕が春休みに入ってからも変わらなかった。
周りからもいつしかそれが“変わらぬ風景”となっていて、そして僕も彼のマジックを見に行く事が日課となっていた。


公園に入ってすぐ左にある低い鉄棒と高い鉄棒の斜め後ろにあるベンチ。そこが僕の特等席になりつつある。

二週間は経つのだろうか。あの日から僕は毎日この公園に足を運んでいる。

⏰:10/03/14 02:54 📱:S001 🆔:☆☆☆


#66 [我輩は人間である]

今日は何のマジックをするのかなとワクワクしながら腰を降ろす。
木陰のおかげで暑くもなく寒くもなく丁度いい気温だ。小春日和を思わせる暖かい風が僕の体をすり抜けるように吹いていく。

「早く来すぎたかな?」

鞄から携帯を出して時間を確認すると針は12時ちょい過ぎを指していた。彼の姿はおろか子供たちの姿も見当たらない。
何もする事がなさすぎて仕方なく鞄から一番中側にあった教科書を手に取って開いた。

化学式が書いてある。電子がどうだとかイオンがこうだとか……読んでて全然意味がわからない。
それでも待っている間だけだしと読みながら待っていると上からから

「勉強熱心なんだな」

聞き覚えのある声が降ってきた。

⏰:10/03/14 03:54 📱:S001 🆔:☆☆☆


#67 [我輩は人間である]

上からから…×
上から  …○

⏰:10/03/14 03:56 📱:S001 🆔:☆☆☆


#68 [我輩は人間である]

「隣座ってもいい?」
「あ、はいっ、どうぞ」

慌てて横にずれて教科書を閉じる。

「あ。勉強中ごめん。俺に構わず続けていいから」

少し掠れた声。遠くからしか聞こえなかったから間近で聞く彼の声はとても新鮮だ。
笑い声以外はあまり聞こえなかったので嬉しい。僕は静かに教科書を閉じた。

「いえ…た、たまたま読んでただけです」
「そっか。最近ずっといるよね?ココ」
「はい」

顔を見たいけど、見れない。緊張して話すのもぎこちないのに顔を向けるなんて滅相もない。
頑張ってチラッと横目で見てみると、少し猫背になって座っていた。初めて見た日と同じ格好だった。

⏰:10/03/14 04:25 📱:S001 🆔:☆☆☆


#69 [我輩は人間である]

服装から目線を上げていくと彼もこっちを見ていたらしく目が合って、その瞬間胸がドキッと高鳴って、思わず目を逸らしてしまった。
なんだか失礼かなと思って今度は顔を少し向けると。彼は口を開いた。

「名前は?高校生だよな?」
「うん、宮内優って言います」
「ミヤウチって普通に書いて…、」
「そう。それで優しいって書いて“すぐる”って読むんだ」

へぇ、と相づちを打ってから
「優しいで優か。なんかぽい」
「…そうかな?」

微笑んだ彼の目に笑い皺が出来る。柔らかい表情で笑う彼に、優しそうな人だと僕は改めて思った。

⏰:10/03/14 04:57 📱:S001 🆔:☆☆☆


#70 [我輩は人間である]

「俺は上木栄治。上の木に栄養の栄でさんずいの方の治る」
「上木さん…」
「上木さんてなんかムズムズすんなあ。高一…?」
「もうすぐ二年になります」
「んじゃ17?あれっ、16?」
「今年で17になります」
「そっか。俺19」

お互いの名前と年齢を教え合って、そこから色々話をした。

上木さんはマジックが大好きで将来はマジシャンになりたい事。
一人暮らし。今はバイトで生計を立ててるらしく、駅前のレンタルビデオ屋とファミレスの掛け持ちでアルバイトをしている事。(上木さん曰くボロアパートに住んでいるらしい)

⏰:10/03/14 05:22 📱:S001 🆔:☆☆☆


#71 [我輩は人間である]

話している間もドキドキは治まらなかった。それどころかどんどん鼓動が早くなってる気がして上木さんに聞こえてないかとハラハラしっぱなしだ。

「…そういえば子供たち、遅いですね」
「今日は遠足だから今頃お昼終わってゾウとか見てんじゃねーかな」
「そうだったんだ……。動物園かあ…」

そこで僕はハッとした。
「じゃあ今日はマジックやらないんですか…?」

少し残念ながらも尋ねると、上木さんは何を思ったのか僕の顔を見てからハハハッと軽く笑って、パーカーのポケットからトランプケースを出して今度は無邪気にニィッと笑った。

⏰:10/03/14 05:55 📱:S001 🆔:☆☆☆


#72 [我輩は人間である]

「あんたが俺のマジック見てたの知ってたし、今日も来るんじゃねぇかと思って」

束ねられたトランプをシャッフルする姿はやっぱりマジシャンを目指すだけの事はあるのか手際がいい。
二つの山を作ってパラパラと一枚交互に重ねてシャッフルするやつ。あれ…なんて言うんだっけ?
「ブリッジみたいな…」
「ブリッジ…?」

考えてるうちに心の声が勝手に出ていて上木さんは不思議そうに僕を見た。

「そのトランプのきり方、なんて言うのかなって…」
「ああ。リフトシャッフルっつーんだ」

ブリッジ…と呟きもう一度リフトシャッフルをし始めた上木さんは、パラパラと落ちてまとまっていくトランプを見る。

⏰:10/03/15 01:16 📱:S001 🆔:☆☆☆


#73 [下ネタの勇者]

「あー、橋にも見えっかも」

多分僕に合わせて言ってくれたんだと思うと申し訳なさ半分恥ずかしい。

束になったトランプを扇形に広げて自分に向けてくるのでよくわからず上木さんを見ると顎でクイッと広がったトランプを指した。どうやら引いてと言っているらしい。

「………」
引いたカードはハートの2。

「俺に見えないようによく覚えてからここに乗せて。んで気が済むまできっちゃって」

言われた通り一番上にカードを乗せたあと。受け取ってシャッフル。それを渡した。

「俺さぁ、魔法の目持ってっから一発で引いたカードわかるんだ」

⏰:10/03/15 06:35 📱:S001 🆔:☆☆☆


#74 [我輩は人間である]

上木さんはどれかな〜…と呟きながら一枚のカードを引いた。僕には裏面しか見えないので、どのカードを選んだのかよくわからない。

ワクワクしてじーっとカードを見つめた。

「引いたのは………コレだ!」
「…わ……、すごい!!当たってるっ」

ひっくり返されたカードに描いてあったのは二つの赤いハートと2の文字だった。

「これ記念にやるよ」
「え?…いいの?」

ほい、とカードを差し出されて遠慮しつつも受け取る。

「ありがとう…ございます」

僕が微笑んで、そしたら上木さんも微笑んだ。その瞬間、時間が止まった気がして息もうまく呼吸ができなくなった。
なんだろう。この感じ。

「こ、これからバイトなので!!」

居たたまれなくなって僕は鞄を手にお辞儀してから素早く公園を出た。

⏰:10/03/15 06:59 📱:S001 🆔:☆☆☆


#75 [我輩は人間である]

歩いてクールダウンを図ったはずなのに上木さんの事が頭に離れなくて落ち着くばかりか身体中が火照るように熱くなった。
ずっと持っていたハートの2を見ると上木さんの笑顔が頭に浮かんで離れない。

まだこの胸の高鳴りが何なのかはわからないし、明日も多分うまく話すことは出来ないだろう。
……っていうかまずは話しかけられるかが心配だ。


だけど明日も公園に行こう。

昨日はすいませんって謝ってマジックを見て、出来ることならもっと彼の笑顔を見たい。
出来ることならもっと上木さんの事を知りたい。


僕はもう一度ハートの2を見た。

⏰:10/03/15 07:16 📱:S001 🆔:☆☆☆


#76 [我輩は人間である]
END

⏰:10/03/15 07:17 📱:S001 🆔:☆☆☆


#77 [我輩は人間である]

【短編】※18
ギャップ

⏰:10/03/15 07:32 📱:S001 🆔:☆☆☆


#78 [我輩は人間である]

「蓮っ、ヤダ待ってっ、んっ」

玄関に押し込むようにして強引にキスをしながら雪人の体を壁に押し付けた。
甘ったるい声は毎度の事、キスだけでビクビクと体を少しだけ振動させる。

もしかしたら廊下に声が漏れたかもしれないと思ったが、今はこの行為に集中することにした。

「ね、ぁ、…ッ蓮…あ!そこはヤぁ…」

ワイシャツの下から手を滑り込ませて腹から胸へと移動させると案の定小さな粒は浮き出ていて、摘まんでコリコリと転がして、雪人は声を荒げた。

その唇にもう一度吸い付いて厭らしい音を響かせながら舌を絡めていく。それに応えるように雪人も必死に絡めてくれるのが感じとれる。本当に自分が幸せ者なんだと思える。

パンツの上へもう片方の手を滑り込ませると丁度性器の先端部、そこに重なっている布が湿っていた。

⏰:10/03/15 07:36 📱:S001 🆔:☆☆☆


#79 [我輩は人間である]

「すんげーよ。ヌレヌレじゃん」
「蓮のせいでしょ。バカッ…」

こうやって少し意地悪い言葉をかけてやるといつも決まって頬を赤くする。

まぁ赤くしないやつはいないだろうが雪人のこの表情が大好きだ。
いつも口が達者なコイツがこうやって黙り込む姿。
潤みがちな目が居場所がないように左右に揺れている。その目を追いながら顔を近付けた。
余裕綽々な顔が今は俺の行動一つで思い通り。

「下向いてんなよ」
「………、…なんで」
「なんでって。ディーキスできないでしょ」
「!っんなっ」

そうやってどんどん余裕なくしていく。焦ってくのがすんごい面白いんだよね。

⏰:10/03/15 07:41 📱:S001 🆔:☆☆☆


#80 [我輩は人間である]

そろそろ。

上から擦ってズボンと一緒にパンツも脱がせた。とろとろ先走りが出てくる口に親指を当てて動かせば安易な程に淫音が響いた。

「ぁ、っ、んうっ」

竿を握ってゆっくりと上下に移動させる。
少し息を荒くさせながら、いつの間にか首に回された腕がもう少しでほどけそうだと思って腰にしっかりと腕を回して支えてやったら、途端、一気に雪人の体重が腕にのしかかってきた。

雪人の分身はカウパーを次々と溢れさせて、それをまだあまり色付いていないペニスに包み込むように扱って時折親指で先端をくにくにと弄る。

⏰:10/03/15 07:43 📱:S001 🆔:☆☆☆


#81 [我輩は人間である]

「やっ、あッ、ッ…も…出るっ」

擦るスピードを早めてやると小さく「んっ」と言いながら雪人は達した。
ぴゅくっと白濁が手の中に放出されそれをまたあくまでも丁寧に塗り込んでやる。

「やめて…、ぁっ…今日は休ませて…」

俺は雪人を抱き抱えてベットまで運んだ。
目をうるうるとさせ頼んでくるもんだから聞いてやりたいところだが、そんなの無理な話だ。
俺の息子はもう戦闘体勢バッチリで早く挿れたがっている。

⏰:10/03/15 07:46 📱:S001 🆔:☆☆☆


#82 [我輩は人間である]

脚をM字に開脚させ二つの丸い尻肉を分けさせて、周りがぷっくりと赤く膨らんでいる孔に指をあてがう。
腰を持ち上げて多分雪人からは自分の分身も俺がケツの穴に指を入れようとしてる風景もバッチリ見えているのだろう。

いやいやと首を左右に振りながらもう一度、やめてぇ…と呟くように言うがそれはやめちゃダメな風にしか聞こえない。

ふうーっと息を吹きかけるとヒクヒクと穴が動いて開いたり閉じたりしながら愛液が穴から垂れてきた。
舐めてもいないのに垂れてくるなんて。
どこまで俺を煽れば気がすむのか。声といい反応といい…。

自分の指をよく舐めてその蜜壺へと指を侵入させた。軽くピストンさせるとちゅくちゅくと音をたてる。

⏰:10/03/15 07:50 📱:S001 🆔:☆☆☆


#83 [我輩は人間である]

「あ…あ、ん〜っ。指っ…蓮の指気持ちいっ!…」
「………」
「………うん…スゴッ…、あっ、はぅ…」

解れて簡単に指が三本呑み込まれる。
日々俺に開発されてきた体は指の二、三本どうってことない。

前立腺をくにくにと指の腹で転がしたり、はたまたわきで摘まんでこりこりと動かす。
イイところを集中的に攻められて雪人は涎をたらしながら喘いだ。

「ぁッ…ヤダッまた…」
「出る?」

首をコクコクと縦に振る。
わかったと声をかけて、それから中を思いっきりかき混ぜる。

⏰:10/03/30 03:08 📱:S001 🆔:☆☆☆


#84 [我輩は人間である]

前立腺の部分も思いっきり擦りあげて、雪人の体はイク寸前なのかブルッと震度して掴んでいるシーツに波を作った。

途端、腰をクイッとあげ弓のように仰け反る。雪人の分身から愛液と混じった精液が、腹の上から雪人自身へ放たれた。

「あーーっ!…蓮、ダメ、」
「まだ出んの?やらしー」
「はっ、やらァ…やらしくなんかっ」

まだ反抗できる力が残っているらしい。
言葉を無視してすでに我慢の限界になった俺の息子を取り出した。
先端を孔にあてがって、ゆっくり指と同じく解すように挿れる。キツイ……。

⏰:10/03/30 03:11 📱:S001 🆔:☆☆☆


#85 [我輩は人間である]

奥に進む度に肉壁が絡み付くように締め上げてくる。

「くッ……」
「やっ、中に…大き!ぁっ、ぁっ、アアッ!」

雪人の体に覆い被さりながら一気に深いとこまで挿入して呻き声にも似た声と共に雪人は息を漏らした。
ゆさゆさと軽く腰を動かして反応を楽しむ。早く突いてと言わんばかりの顔で俺を見てくる。腰に合わせて一緒に振ってくるところでもうすでに雪人は淫魔とかしていた。

「ほら。ちょっと動かしただけで、聞こえるか?んっ、やらしい音たてて俺を呑み込んでる。見てみろよ、」

⏰:10/04/11 02:11 📱:S001 🆔:☆☆☆


#86 [我輩は人間である]

太ももに手を添えて上へとあげて見せつけるとそれと同時、根本を締め上げてきた。
耐えきれず腰を引いて一気にまた中へと挿れ込む。肉芽を押しやりながら絡み付く粘膜と一緒に奥へ奥へと貫いた。

もう止めようにも止められない。ぱちゅっぱちゅっと俺の先走りとが混ざって腰を打ち付ける度に水音が結合部から奏でられる。

「ァアンッ、いっ!イイッ…れ、蓮。…ハァ…もっと、」
「……も、出るかも」
「うん、あ、中来て、んぅっ」

⏰:10/04/11 02:14 📱:S001 🆔:☆☆☆


#87 [我輩は人間である]

熱くなって蕩けるような感覚にそろそろ射精感が高まってピストンを一層激しくした。この甘い高い声に煽られて俺自身が大きくなるのを感じる。

野生に戻ったかのように本能のまま欲望に突き動かされ腰を小さい体に打ち込んだ。
その度淫らに揺れ動く小さな体はとても気持ち良さげに揺れていて俺を求めている気がして嬉しい。

きゅうきゅうと圧迫されてもう雪人の中も限界という合図だ。

「あ、……ンッ………」
「!、ッ………」
「深い……凄い熱いっ……」

⏰:10/04/11 02:17 📱:S001 🆔:☆☆☆


#88 [我輩は人間である]

抱き締めて首元に顔を埋めて蕩けるような中に灼熱を注ぎ込んでいく。いつの間にか首に回された腕にも力が入って俺を引き寄せた。

お互い息が荒い。熱い。でもこれでいい。
ずくずくと俺を呑み込んで搾り取られて行くようだ。



何回目だろうとふと考えた

雪人の体に溺れ、隣で俺に寄り添って寝息をたててるコイツを愛しいと思ったことは何回あるのだろうか。

ただ抱き合って何もしなくても居心地よく居られるなんてそうそう現れないものだし、何よりそれが今までの交際の中で雪人以外いなかったからこれまた驚きものだ。

⏰:10/04/11 02:26 📱:S001 🆔:☆☆☆


#89 [我輩は人間である]

男同士なんて俺からしたら夢のまた夢の化学変化だと思ったがまさか自分自身に降りかかるなんて。
しかも身近にいるお友達からなんて。
俺はもう一度雪人の寝顔をチラ見じゃなくしっかりと見た。そしたら小さな笑いが込み上げてきた。

「………どうしたの気持ち悪い…」

笑う俺を腕の中でうつ伏せになりながら怪訝そうな視線を送ってきた雪人は小さく欠伸をして、また枕に顔を埋めた。

「今日はダメって言ったのに…なんで無視するかなあ」
「それ本気の言葉だったの?興奮させようとして言ったのかと思っ、ぃたっ」
「もういい」

ふくらはぎに蹴りが飛んできて渋々黙った。明日は体育あるのに…とぶつぶつ言っている。

⏰:10/04/11 02:46 📱:S001 🆔:☆☆☆


#90 [我輩は人間である]

「もうホントにヤだ…ここ」
「……、あ…」

指の先には首元のキスマークが白い肌の中でより存在を示していた。

「体育着でカバーできないし」
「唾液で…」
「ちょっと!」
「………ですよね〜〜」

存在感を益々増したようにくっきりと残った紅い痕を見て雪人は唇を尖らす。
冗談が通じない今、俺たちの間に気まずい空気しか流れない。

雪人は俺の腕から起き上がりベットと玄関に散らばったシャツとジャージを履いて戻ってくる。
その様子をじっと見つめるだけしかない俺に何も言わず目もくれず冷蔵庫からミネラルウォーターを出して投げ渡してきた。

「絆創膏で隠すからいいよ」

⏰:10/04/11 03:49 📱:S001 🆔:☆☆☆


#91 [我輩は人間である]

決して許した表情ではないが口元が緩んでしまう。こうなったらもう止められないのだ。
周りからはクールだとか言われるけど今の自分を周りに見せたらただの変態にしか見れないだろう。

怒った表情も笑った表情も何を考えてるかわからない表情も結局は全部好きなんだ。つまりベタ惚れってやつ。


「体育何時間目?」
「五時間」
「サボれよ。俺もサボるから」
「え〜…嫌。だってその前の週、三時間もサボって津久井に睨まれたもん」
「五は現国だし俺サボれるから大丈夫だぞ。うん」
「蓮の心配じゃなくて俺の心配してよっ!……もう、…このせいだからね。よく覚えておいて」



1時間前のマークを残した俺に、そして体育に感謝した日だった。

⏰:10/04/11 04:46 📱:S001 🆔:☆☆☆


#92 [我輩は人間である]
END

⏰:10/04/11 04:47 📱:S001 🆔:☆☆☆


#93 [我輩は人間である]

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4648/


ネタが切れてきたのでお題募集します。
何でもいいので是非お題を下さい…!!

キャラや全体の流れなど細かく指定して書いていただいても構いません。一生懸命書きます(笑)

⏰:10/04/11 04:49 📱:S001 🆔:☆☆☆


#94 [我輩は匿名である]


>>1-15
>>15-50
>>50-100

⏰:10/04/11 20:52 📱:N08A3 🆔:ba38UlAU


#95 [我輩は人間である]

【中編(予定)】
居場所は何処


W62S我輩は匿名である 様
リクエストThank You.

⏰:10/04/13 19:14 📱:S001 🆔:☆☆☆


#96 [我輩は人間である]

千鶴は部屋に響くインターホンに溜め息を漏らした。
今が午後7時半だということを携帯で確認してもう一度、今度はハッキリと深い溜め息を吐いた。

もう画面チェックする必要もなく誰が来たかは予想が着いている。親が雇った家庭教師、
「よっ!水野」
柯伽大政だ。

千鶴の父親は貿易会社の社長でお金には困らない生活を送っている。
おかげで高校に上がると共に一人暮らしもさせてもらっているし、県内でも金持ち組しか通えない有名私立校に入学した。

⏰:10/04/13 20:18 📱:S001 🆔:☆☆☆


#97 [我輩は人間である]

…そんな順風満帆とでも言える千鶴の生活に二つ程問題がある。
それは千鶴が勉強ができないこと、そして巷でも有名な不良だということ。
要するにバカなヤンキーなのだ。


「ふざけんな帰れ!来んなっつたろ!」

ドア向かいに千鶴は叫んだ。

大政は週3のペースで現れる。最初は友達が遊びに来たのかと思ってドアを開けたら笑顔の大政がスーツ姿で立っていた。
そのまま大政から話を聞けば自分の家庭教師で雇われたと言うではないか。

⏰:10/04/13 20:52 📱:S001 🆔:☆☆☆


#98 [我輩は人間である]

父親が冗談や嘘を吐く性格ではないし自分も勉強が得意ではない、寧ろ不得意だと自覚していた千鶴は目の前の男が言っている事が本当か嘘かすぐにわかった。




とにかく―――――




「そんな事言うなよ水野〜。前はすぐに開けてくれたじゃないか」
「てめえが誰だかわからなかったからだろーが!」
「まずはあがらせてくれよ。な?」

⏰:10/04/13 21:55 📱:S001 🆔:☆☆☆


#99 [我輩は人間である]

ドアに付いてある丸い覗き穴に目を近付けてみると、スーツ姿に革のカバンを持っている大政が見えた。
これじゃあどっかのサラリーマンみたいだ。

「気持ち悪ぃんだよ。何がよっ、だよ。なんで来たことわかんだよ」
「いやだってお前玄関まで来るとき足音半端ないぞ」

ドアの向こう側のリーマン風家庭教師は少し肩を揺らしながら笑っている。その姿に千鶴はカッとなってドアを勢い良く開けて胸ぐらに掴みかかった。

⏰:10/04/14 00:10 📱:S001 🆔:☆☆☆


#100 [我輩は人間である]

「ってめえ!さっきからイラつくんだよっ!お前が毎日毎日しつこく来るからだろ、あ゛?」
「ほらほら落ち着けって。んじゃ、始めるか」
「……………」

残念ながら身長差で負けている千鶴は胸ぐらを掴んでも、上にあげることはできない。
イコール、余程大政にダメージがないのだ。

大政は先ほどと変わらない柔らかな表情で千鶴に話しかけた。
掴まれたネクタイを手から解放させ、中に入って行く。

⏰:10/04/14 00:25 📱:S001 🆔:☆☆☆


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