浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#256 []
 
「‥ごめんなさい」

「何故、謝る」

この人は大人だと思う
あたしの知ってる大人なんかより
ずっとずっと大人だ。

「‥ごめんなさい。」

「売り飛ばされたいです、か」

「‥い、嫌です」

⏰:10/01/31 19:29 📱:D905i 🆔:HYkp9PyY


#257 []
 
「壱助さんっあたし‥!!」

何処までも貴方は
期待を裏切りやしない。

「‥約束しましょう。」

何処までも貴方は優しくて


「貴女を独りにしない、と」


頭があがらないのです。

⏰:10/01/31 19:33 📱:D905i 🆔:HYkp9PyY


#258 [笹]
第九章 【守られて】

*。*。*。*
ちょっぴり甘い話←
ちょっぴり甘い壱助さん

"所有物"から昇格した香夜ちゃん
何に昇格したのかは謎ですがw
壱助さんの偉大さが身に滲みます

甘壱助さん
どんな気持ちで言ったんだか(笑)
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/01/31 19:37 📱:D905i 🆔:HYkp9PyY


#259 [我輩は匿名である]
>>226-260

⏰:10/01/31 20:56 📱:W53H 🆔:c7HoKKOs


#260 []
 
嫉妬‥、
私は餓鬼に‥興味はないです、よ



強いて言うなら
‥"保護者"ですか、ね



"親の心、子知らず"

⏰:10/02/01 17:03 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


#261 []
 
「いやぁあぁあああ!!」

どんなに暴れても
壱助さんの力に勝てるはずもなく

「少し黙ってくれや、しやせんか」

ぐいっと片手であたしの両腕を掴み
せっせとそれを帯で縛り上げる

前の帯がもういらないからって
そんな事に使わなくても‥

⏰:10/02/01 17:04 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


#262 []
 
あっさり両腕を縛られ
捕らわれの身

「解いてください!!」

「何、故」

またお茶を啜る
何事もなかったかのように

「何故って‥こうする理由は?!

ちょっと戻ってくるのが
遅かっただけじゃないですか!!」

⏰:10/02/01 17:05 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


#263 []
 
―‥少しの沈黙
一気に空気が凍りついた

カタンと湯飲みを置く
またその落ち着き方が怖い



「ほぉう‥遅かった"だけ"、と」

_

⏰:10/02/01 17:06 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


#264 []
 
いつも以上に鋭い目が
あたしを滅多刺しにする

‥心臓が止まりそうですよ



―‥事の発端は今日の午前中の事

⏰:10/02/01 17:06 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


#265 []



「えーっと、漢方薬‥と
後は、お茶の葉と‥
それからぁー‥何だっけ?」

朝っぱらから
‥最早あたしの日常の一部だけど
顔面ひっぱたかれて、

買い出しに行ってこいって
買ってくる物を
呪文みたいに聞かされて
ぴょいっと宿から放り出された

⏰:10/02/01 17:07 📱:D905i 🆔:CnOOZU0s


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