浮 き 世 の 諸 事 情 。
最新 最初 🆕
#689 []
 
これ以上はないと言うくらいに
思い切り縦に首を振った



‥これは本当に殺される。


_

⏰:10/02/18 00:00 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#690 []
 
バン!!


その男は思い切り襖を閉め
また一人暗闇に放り出された


もう怖すぎて‥
体の震えが止まらないよ

壱助さん早く助けてぇ‥

⏰:10/02/18 00:00 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#691 []



「あら、いらっしゃい」

「ご無沙汰しておりました、ね
‥お姉様」


‥!!
壱助さんだっ!

その声を聞いて
ほっと胸をなで下ろした

⏰:10/02/18 00:01 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#692 []
 
「‥此処へは、あれから
来てないそうじゃない?」

「えぇ‥まぁ」


男が思い切り閉めた弾みで
少しだけ出来た隙間に
思い切り目を押し当てた

派手な着物を着崩したあの女の人
その傍にお猪口を手にした
壱助さん

⏰:10/02/18 00:01 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#693 []
 
その横に大きめの布団
この独特の香り


もしかして此処‥遊女屋?


「相変わらず‥お綺麗で」

艶容な唇をうっすら釣り上げて
あたしには見せない優しい笑み

⏰:10/02/18 00:02 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#694 []
 
「まぁ‥
あの子と重ねてるのかい?」


あの子‥?
それにさっき壱助さん
"お姉様"って‥

やっぱり常連なのかな
信じたくないけど
考え出したら止まらないたち

‥何だか悔しいよ。

⏰:10/02/18 00:02 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#695 []
 
「いえ、いえ
‥確かにそっくりですが、ね」

「双子だもの、当たり前さ」


女の人の赤く染まった爪が
壱助さんの真っ白な頬を撫でた

それに応えるように
壱助さんが片方の手を握った

⏰:10/02/18 00:04 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#696 []
 
‥やだ。

あたしの前で?
壱助さん、
あたしに気付かないの?


暴れてみても
余計に縄が食い込み痛むだけ
声を上げても
周りの色がましい声に消される

⏰:10/02/18 00:04 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#697 []
 

ねぇ‥やめて
壱助さんに触らないでよ‥



壱助さん‥壱助さんっ!!

_

⏰:10/02/18 00:05 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


#698 [笹]
第二一章 【血の涙、滲んで/前】
>>676-697
*。*。*。*。*
また急展開w
甘甘から一転(´・ω・`)

壱助さん
まさかの公開プレイ?w←
そしてこの女性の正体は‥?

どっかしらの番外編と
実は繋がってる‥かも ^p^
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/02/18 00:10 📱:D905i 🆔:4LI2ZH.E


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194