浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#129 [笹]
"矯めるなら若木のうち"
悪い癖や欠点などは
柔軟な"幼少"のうちに直さねば
成長してからでは直しにくい。
―‥そういう事、ですよ
:10/01/28 20:25 :D905i :Ad90U/U2
#130 [笹]
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穏やかな朝に
不釣り合いな‥
「いッ‥たぁああぁあいぃい!!」
激痛の目覚まし。
:10/01/28 20:25 :D905i :Ad90U/U2
#131 [笹]
「朝から‥騒がしいです、ね」
人の顔面ひっぱたいといて‥
憎い‥憎すぎる
「朝くらい穏やかに‥」
起き上がり目線を上げると
「起きさせて‥」
:10/01/28 20:26 :D905i :Ad90U/U2
#132 [笹]
異様な重い空気と
壱助さんの鋭い視線
「ください‥」
迫力に
「‥な、何でも‥ないです」
負けました。
:10/01/28 20:27 :D905i :Ad90U/U2
#133 [笹]
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「お金は‥稼げたんですかい?」
明らかにいつもより声質が鋭い
そして、正座‥辛い
「いえ‥全く」
ちゅんちゅん、と鳴く雀
こけこけ、と鳴く鶏
ぼろぼろ、と泣く私
‥惨めです本当に
:10/01/28 20:28 :D905i :Ad90U/U2
#134 [笹]
「情けない」
「ご、ごもっとも‥です」
後悔先に立たずとは
このこと‥ですね
じりじり迫る壱助さんの視線
じりじり痺れる足
呆れたように深く息を吐き
いらいらしているのか
組んだ腕を片指で叩く壱助さん
:10/01/28 20:28 :D905i :Ad90U/U2
#135 [笹]
「出来ないことは言わない事、
意地を張っても構いはしないが
分かりやすい嘘は無用。」
まるで子を叱る父である。
いつもより少し声を張って
語尾が乱暴だ。
:10/01/28 20:29 :D905i :Ad90U/U2
#136 [笹]
「"私は愚かな雌猫です。
自らの体を安売りした上に、
情けないことに結果は皆無でした
このような事を以後繰り返さぬ様
壱助様には逆らわず
忠実である事をここに誓います"
はい、復唱」
「え‥?
そんないきなり言われても‥」
:10/01/28 20:30 :D905i :Ad90U/U2
#137 [笹]
壱助さん=優しい
「人の話は、よく聞く事」
取り消したいと思います
「わ、私は‥愚かな雌猫です。
えーっと‥何だっけ‥?」
やっぱり鬼だと思います
:10/01/28 20:31 :D905i :Ad90U/U2
#138 [笹]
「"自分の体を安売りした上に"」
だってこんな威圧感のある目
‥初めてですよ
「あぅ‥
自分の体を安売りした上に‥」
「‥」
「愚かな事‥」
:10/01/28 20:32 :D905i :Ad90U/U2
#139 [笹]
「最初から、はいもう一度」
鬼‥鬼‥鬼!!!!
:10/01/28 20:32 :D905i :Ad90U/U2
#140 [笹]
「壱助様は
鬼ではなく神様です、よ」
うわ‥読まれてる‥
貴方の笑顔は最恐です、よと
:10/01/28 20:33 :D905i :Ad90U/U2
#141 [笹]
だけど‥、何でだろう
そんな思いとは裏腹に
壱助さんの傍はどこか落ち着く
居場所‥見つけました。
:10/01/28 20:34 :D905i :Ad90U/U2
#142 [笹]
許される限り
あなたの傍に置いて頂きたい
_
:10/01/28 20:35 :D905i :Ad90U/U2
#143 [笹]
「自分の事は、大切にして下さい
‥世話をかけますから、ね」
「‥は、はいっ!!」
思わず顔が緩みます
:10/01/28 20:37 :D905i :Ad90U/U2
#144 [笹]
「では‥最初から、はいもう一度」
「えぇ‥まだやるんですかぁ?」
「"壱助様には逆らわず"です、よ」
「‥はぁーい」
やっぱり、
よく考えておきます‥
:10/01/28 20:39 :D905i :Ad90U/U2
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