浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#145 [笹]
第五章 【叱られて】

*。*。*。*。*
朝になればいつもの調子の2人
やっぱりこれがしっくり来る?

何となく、
居心地がよくなった気がする
雌猫、香夜ちゃん

壱助さんまさかのツンデレ

明るくなりましたかね?(笑)
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/01/28 20:44 📱:D905i 🆔:Ad90U/U2


#146 [我輩は匿名である]
>>60-120
>>121-150

⏰:10/01/28 21:30 📱:W53H 🆔:4WiSLrw2


#147 []
 
まだ幼い雌猫が、
体を売ろうなんざぁ‥
馬鹿げた話です。

本当に危なっかしいもんです、よ

あれこれ口で言うよりも
心の中で考えてる事のほうが
ずっと痛切じゃありやせんか

私は、そういう気質なもんで‥

"鳴かぬ蛍が身を焦がす"って、か

⏰:10/01/29 00:39 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#148 []




「またですかぁ?」

まただ。
"ちょいと野暮用に"って
壱助さんは決まって夕方に
下駄を履いて出て行く

「すぐに‥戻ります、よ」

なんだかあれから
更に子供扱いされてる気がする

⏰:10/01/29 00:43 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#149 []
 
あたしの思い違いかもしれない
だけど‥、何となくあの日から
距離が‥遠くなった気がするの

距離って言うのは、
座った時とかの間隔のことだけど


「考えすぎかなぁー‥」

壱助さんの背中をぼうっと見つめ
あたしはただ
力なく手を振るだけだった

⏰:10/01/29 00:46 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#150 []
 
"野暮用"って何だろう‥

拗ねた子供のように
口をつんと尖らせて畳に寝転ぶ



『手加減、してる方ですぜ』



「‥まさかっ、」

⏰:10/01/29 00:50 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#151 [笹]




「壱助さんじゃないかぁ!!」

「あぁ‥伊代さん」

にこりと微笑む壱助の腕を
伊代がしっかりと捕まえた

「"あぁ‥"じゃないよぉ!!
どうなったんだい?!」

手に汗握るように
またそわそわしている

⏰:10/01/29 15:19 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#152 []
 


「どうなった、と言いますと?」



"惚けるんじゃないよ"と
伊代がせかす

⏰:10/01/29 15:20 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#153 []



「そうかそうかぁー
無事だったのかい」


見たこともない人間を
全く子供かのように心配するほど
伊代は人情味に溢れてる

⏰:10/01/29 15:21 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


#154 []
 
「そんなに心配しなくても、
大丈夫でしたが、ね」

いつものように茶を啜り
団子を手に取り眺める


「壱助さん!あんたねぇ
女の子にとっちゃあ
事によっては死のうと思うくらい
大事になるんだからさぁ‥
ちゃんと面倒見てやんなよぅ?」

⏰:10/01/29 15:21 📱:D905i 🆔:XWctwuXA


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