浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#499 [笹]
第十三章 【無力さ、覚えて】

*。*。*。*。*
珍しく内容があるものを ←

とりあえず
壱助さん喋りまくり
なんとなく喋らせたかったw
そんでもって
どんなときも冷静沈着

香夜ちゃん
ひとつ大人になるの巻

つまらん(´・ω・`)
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/02/08 20:29 📱:D905i 🆔:hMEINdHE


#500 []
 
どんなに気が強い"猫"も

どんなに意地っ張りな"猫"も



本人の気付かぬ内に
心が虚空に蝕まれるもの


心が"綿のよう"になれば
それも一気に
音を立てて崩れ出すものです、よ

⏰:10/02/09 18:49 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#501 []
 
「香夜さん‥、」

昨日の雨も
夜中の内に上がり
澄んだ青空が広がった


―‥チュンチュン


「朝です、よ」

⏰:10/02/09 18:50 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#502 []
 
ベチンッ


「いぃったあぁい!!!」


またいつもの朝を迎えた
いつになったら
あたしは1人で起きられるのか

‥こんな毎日毎日
顔面叩かれてたら、腫れてしまう

⏰:10/02/09 18:50 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#503 []
 
そして今日も
壱助さんはお美しい

‥只でさえ朝早いのに
着物もきっちり来て
全く寝起きって感じがしない

やっぱり寝てないのかな?



ゆっくり体を起こす
夢にあの少年が出てきて
うなされたのか‥
少し体が汗ばんでる気もした

⏰:10/02/09 18:51 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#504 []
 
「‥」

無言で見つめる壱助さんの手には
空になったお茶の葉の袋


「あのぉ、」

「‥何、か」

何でいつもそう
仏頂面なのかしら‥。

⏰:10/02/09 18:51 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#505 []
 
笑ったりしたら絶対‥

‥笑わなくてももてるから
憎いんだった。


「お茶‥」

「買ってきてください、ね」

「そうじゃなくてぇ‥」

「買ってきてください、ね」

⏰:10/02/09 18:52 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#506 []
 
「‥もうちょっと」

「早く」

こう言うときだけ
笑顔を浮かべる


壱助さんは
笑わなくていいかも‥。

⏰:10/02/09 18:52 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#507 []
 
またぼうっと窓の外を眺めてる
そんな壱助さんを
ぼうっと見つめるあたし

こちらに目を向けてないのに
"何、か"と言う


背中にも目がついてるのかしら
未だに壱助さんは
沢山の謎に包まれています

⏰:10/02/09 18:53 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


#508 []
 
「‥行って参ります」

そう言って
しぶしぶ布団から
出たその時であった


「‥あれ?」

足元がふわり浮くような
不思議な感覚に襲われ
頭が石のように重く感じ

そのまま意識が飛び
体が‥

⏰:10/02/09 18:53 📱:D905i 🆔:rBP2/YbM


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