Vampire Kiss
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#1 [ゆかぴ]
吸血鬼。

人の生き血を吸い、
それで生きているという
架空の生物。

いるわけないけど笑


感想板です
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4684/

⏰:10/01/30 21:12 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#2 [ゆかぴ]
私は中山 愛理。
普通の大学1年生。

東洋史っていう授業で
先生がたまたま
東洋の怪物…かな?
まぁ、そんな話をしたの。
いっぱい名前出たけど、
頭に残ったのは吸血鬼。

⏰:10/01/30 21:22 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#3 [ゆかぴ]
聞いたことがあるだけあって
私はそれなりに真剣に聞いた。

真剣だったかな?笑

吸血鬼ってやっぱ怖い。
血を吸うって聞いただけで
体がぞわぞわした。

⏰:10/01/30 21:29 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#4 [ゆかぴ]
「あー…
なんか首筋痛いわっ。」

そう言ったのは親友の香奈。
高校から一緒で
すっごい仲良し!

香奈は首筋を摩りながら言った。

「吸血鬼?笑」

私は半笑いで言った。
そういううちも体が
ぞわぞわしてたんだけどね笑

⏰:10/01/30 21:38 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#5 [ゆかぴ]
「血とかやばいって!
血だよ血!?
きーもーい!」

「確かにねぇ。
てか、怖いし〜。」

そんな会話もすぐに終わり、
私達は食堂に行った。
ここの食堂はチキン南蛮丼が
超おいしいんです!

⏰:10/01/30 21:45 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#6 [ゆかぴ]
私と香奈が頼んだのは…
「チキン南蛮丼で!」

昼休みのせいか
どのテーブルも
埋まっていた。

「混みすぎ!
イライラする!」

香奈はイライラしていた。
いつか南蛮丼を
落としそうだった笑

⏰:10/01/30 22:07 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#7 [ゆかぴ]
「香奈ー!」

多くの人の中から
男の人の声が聞こえた。
この声は多分…。

「あ、恭介!」

やっぱり笑
私達は声の主である
恭介くんの元に行った。

⏰:10/01/30 22:27 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#8 [ゆかぴ]
恭介くんは香奈の彼氏。
大学に入ってすぐに
できたんだよね〜。
うらやましい!
しかもかっこいいし!

人混みの中を割っていって
やっと恭介くんのとこに
たどり着いた。

「愛理ちゃんも一緒か★」

「恭介ニヤニヤしすぎ!」

香奈はそう言って膨れた。

⏰:10/01/30 22:38 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#9 [ゆかぴ]
「本当におしどり夫婦笑
…恭介くん一人?」

「ううん。
あとからツレ来るよ。
まぁ、座ったら?」

ちょうど4人席で
恭介くんの正面が二つと
恭介くんの隣が
空いていた。
私達は正面に座った。

⏰:10/01/30 22:48 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#10 [ゆかぴ]
「ツレって誰?」

私は箸を止めて聞いた。

「言っとくけど、
すっげえイケメンだから!」

だからなんだよww

「へ〜。」

「恭介ー。」

⏰:10/01/30 23:08 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#11 [ゆかぴ]
「お〜。玲(レイ)。」

玲?誰だそりゃ?

私は振り向いた。

ああ、恭介くんの友達か。
…てか…かっこよすぎ!

玲と呼ばれた男の人は
恭介くんの言う通り
かっこよかった。
っていうか美少年?
鼻は高いし、まつげ長いし、
切れ長の目…。
しかも金髪似合いすぎ!

⏰:10/01/30 23:12 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#12 [ゆかぴ]
「玲ここにどうぞ。」

恭介くんは玲くんのために
イスを引いてあげた。

「サンキュー。
…恭介の友達?」

玲くんは私と香奈を見て、
恭介くんを見て言った。

「そうそう。
自己紹介どうぞ!」

⏰:10/01/30 23:15 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#13 [ゆかぴ]
「森田香奈です。
恭介の彼女です。」

香奈が先に自己紹介をした。
私も慌ててした。

「中山愛理です。」

「玲くん!
愛理フリーだから!」

私が自己紹介したと同時に
香奈が私の肩を揺らして
そんなことを言った。

「フリー?笑」

玲くんはちょっと笑った。

⏰:10/01/30 23:18 📱:SH03A 🆔:bFCSmBwo


#14 [ゆかぴ]
私は顔が赤くなった。

「もうっ!香奈!」

私は香奈をぺしぺし叩いた。

「俺もフリーだけどね。」

なのにこの人は
うちがフリーなのを
笑ったのか…泣

私は知らんぷりをして
ご飯を食べ始めた。

⏰:10/01/31 20:02 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#15 [ゆかぴ]
「玲くんもフリーなら
アド交換しなよっ!」

愛理は玲くんと私を
交互に見た。

「え?笑」

私はもちろん苦笑い。

交換?
いやいやいやいや!
別にいいし!笑

⏰:10/01/31 22:13 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#16 [ゆかぴ]
「いい!実にいい!笑」

恭介くんも賛同した泣

なんだよこのカップル!笑

「愛理ちゃんだっけ?
教えて教えて★」

玲くんはニコニコして
パンツのポケットから
ケータイを出した。

⏰:10/01/31 22:15 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#17 [ゆかぴ]
ケータイを出されたら
交換はしないってことは
できないよね…汗

「…いいよ。」

私達は赤外線で
お互いのアドを交換した。
私はフォルダ分けを
するタイプだから、
玲くんを"大学"の
フォルダに入れようとした。

神崎玲…。
金持ちそうな名前笑

⏰:10/01/31 22:17 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#18 [ゆかぴ]
「玲くんって前から
この大学にいた?
恭介の友達でこんな
イケメン見たの初めて!」

香奈は普通に言った。
言い過ぎだ。
最後の文が特に笑

「失礼なやつだなぁ…笑
玲は編入生で
最近入ってきたんだよ。
授業でたまたま俺の隣に
座ったんだよ〜★」

⏰:10/01/31 22:21 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#19 [ゆかぴ]
「そうそう。
恭介やばいぐらい
フレンドリーだったよな!」

「へ〜。」

編入生なんだ。
この辺じゃ見ない
顔だもんね。

「あっ。ちなみに
サッカー部に入ったから!」

恭介くんが玲くんの
肩を抱いて言った。

⏰:10/01/31 22:25 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#20 [ゆかぴ]
「まじで!?」

私と香奈は同時に言った。
それにビックリして、
顔を見合わせて笑った。

私と香奈と恭介くんは
サッカー部です。
もちろん私と香奈は
マネージャー。
新入部員はうれしい!

「二人共…マネージャー?」

玲くんが微笑んで言った。

⏰:10/01/31 22:29 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#21 [ゆかぴ]
まっ…眩しい!
さすが美少年!笑

「うん。そ…うだよ。」

私はカミカミで言った。
あー恥ずかしい!

「よろしく。」

玲くんがニコッと笑った。

この笑顔はもう王子様だな。

⏰:10/01/31 22:32 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#22 [ゆかぴ]
「さっきからずっと
思ってたんだけど、
愛理ちゃんいい香りする。」

「え?」

私は自分の服を
くんくん嗅いでみた。
香水すら付けないから
香りはしなかった。

「そう?
自分のことなのに
分からないや〜笑」

⏰:10/01/31 22:35 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#23 [ゆかぴ]
「ごめんっ。
何もないです笑」

玲くんはアッとした
表情をした。

変なの…。

そうこうしている間に
昼休みの終了10分前だった。

⏰:10/01/31 22:37 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#24 [ゆかぴ]
「香奈っ。
そろそろ教室行こっ。」

私がそう言うと
香奈は腕時計を見た。

「…あ!時間やばいね!
じゃあお二人さん
ばいばーい!」

「ばいばーい。」

恭介くんと玲くんは
軽く手を挙げてくれた。

⏰:10/01/31 22:40 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#25 [ゆかぴ]
「玲くんやばいよ!
狙っちゃいなよ!」

「何を言うか笑」

玲くんはかっこいいけど、
かっこよすぎて
釣り合わない気がした。

授業も無事に終わり、
放課後になった。

⏰:10/01/31 23:08 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#26 [ゆかぴ]
今日は部活が休みだ。

私は真っ直ぐ家に帰った。
家って言っても
マンションだけどね。
大学遠いから一人暮らし。

⏰:10/01/31 23:10 📱:SH03A 🆔:Rx.8wOf6


#27 [ゆかぴ]
マンションの前に
一匹の猫がいた。

野良猫…かな?

でも、野良猫のわりには
毛並みは白くてキレイ。
そして目が黄金色だった。

その猫は私を見ていた。
私は猫に近付いた。

⏰:10/02/01 09:10 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#28 [ゆかぴ]
「ニャー…」

私が近付くと
嬉しそうに鳴いた。
私は猫の前に座った。

「キレイな猫だこと…。」

私はそう言いながら
猫の頭を撫でた。
猫は目をつむって
気持ち良さそうだった。

⏰:10/02/01 09:13 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#29 [ゆかぴ]
連れて帰りたいけど、
私のマンションは
ペット厳禁。
てか、飼い猫かもだし…。

「あんたのこと
連れて帰りたいけど、
私のマンションだめなの。
ごめんね。」

私はスッと立った。
そしてマンションに
入っていった。
猫は私を見ていた。

⏰:10/02/01 09:16 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#30 [ゆかぴ]
人慣れした猫だったなぁ。
やっぱ飼い猫?

ーーーーーーーーーーーー

今日は天気がいいなぁ。
ゴミ出しの日かぁ。

家のカギを閉め、
ゴミ袋を持って階段を
降りていった。
そしてゴミ置き場に
ゴミを置いた。

あの猫…もういないか。

⏰:10/02/01 09:47 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#31 [ゆかぴ]
てか、いてたら
逆に怖いんだけどね。

私は学校に着き、
教室に向かうために
廊下を歩いていた。

「愛理ちゃんっ。」

振り向くと
こっちに早足で来る
玲くんがいた。

⏰:10/02/01 11:01 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#32 [ゆかぴ]
「おはよう。」

「おはよー。
俺メール待ってたのに…笑」

玲くんは私の隣に
並んで一緒に
歩きはじめた。

メールとか忘れてた!
ごめんよ玲くん笑

「ごめんごめん。
またメールするからっ。」

⏰:10/02/01 11:03 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#33 [ゆかぴ]
そう言うと玲くんは
ニカッと笑った。

「末永くお待ちしております。」

「あはは…汗」

私はもちろん苦笑い。
玲くんのキャラが
いまいち分からない。

⏰:10/02/01 11:05 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#34 [ゆかぴ]
玲くんとは授業が
違うからバイバイした。
教室で席に着いてすぐに
玲くんにメールをしてみた。

「メールしてみましたよ笑」

なんか変?笑
まぁ、気にしない気にしない笑

⏰:10/02/01 11:26 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#35 [ゆかぴ]
すぐに玲くんから
メールが来た。

「待ってました!
まぁ、よろしく

他愛のないメールを
授業中もずっとしていた。
あ〜不真面目!笑

⏰:10/02/01 11:47 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#36 [ゆかぴ]
久しぶりに誰かと
こんだけもメールした。
なんか新鮮笑

放課後は部活。
つまり、玲くんが
部活に初参加だ。

「神崎玲です。
よろしくお願いします。」

玲くんは自己紹介をして
軽く頭を下げた。

⏰:10/02/01 13:26 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#37 [ゆかぴ]
「かっこいいよね。」
「うん!まじでやばい!」

先輩のマネージャー達は
玲くんを見て興奮していた。
そりゃあかっこいいもんね。

「ポジションはどこですかぁ?」

いつもはびしっとしている
マネージャーの先輩が
上目遣いで言った。

先輩なんかキャラがww

⏰:10/02/01 16:37 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#38 [ゆかぴ]
「FWです。」

「そうなんだ〜。」

玲くんの周りには
先輩のマネージャーが
たかっていた。

グラウンドを見回すと、
グラウンドの外には
女の子がたくさんいた。
いつもはいないのに…。

「玲くん目的か。」

香奈が女の子達を
見ながら言った。

⏰:10/02/01 16:46 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#39 [ゆかぴ]
「…なるほどね。」

私は納得した。
みんな玲くんの名前を
叫んでいるもん。

「すねてんの?笑」

香奈が腕を組んで
ニマニマして言った。

「そんなわけないし笑」

⏰:10/02/01 16:59 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#40 [ゆかぴ]
「愛理ちゃん。
朝ぶり〜★」

玲くんが先輩達を
振り切って私と香奈の
ところに来た。
先輩がエッという
顔をしていた。

「あ…うん。そうだね…。」

私は目を伏せて言った。

⏰:10/02/01 17:02 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#41 [ゆかぴ]
「メールありがと。」

玲くんがそう言うと、
サッカー部のみんなが
私と玲くんを見た。

「いやぁ…ははは汗」

私は無理矢理笑顔を作った。

ここで言うな〜!
恥ずかしいし!

「結局メールしたんだ!」

⏰:10/02/01 17:03 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#42 [ゆかぴ]
香奈が両手で両頬を
バッと押さえた。

「これは玲くんがっ…。」

「俺がメールしてって
頼んだからなぁ。」

またまたみんなが
私と玲くんを見た。

余計なこと言い過ぎ!泣
あーもうっ泣

⏰:10/02/01 17:05 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#43 [ゆかぴ]
「木村やるやん!」
「さっすがー!」

先輩達はみんな勝手に
盛り上がっていた。
私は玲くんを見た。
しらっとしていた泣

「練習すんぞ!!」

イライラした声が
聞こえてきた。
監督だ。
こんだけ騒いでたら
そりゃ怒るよね汗

⏰:10/02/01 17:19 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#44 [ゆかぴ]
「はいっ!」

みんな慌てた様子で
準備をし始めた。
もちろん玲くんも。
玲くんは恭介くんの
ところに行った。

ふー…。
監督のおかげで
助かったなぁ。

いや、助かってなかった。

⏰:10/02/01 18:55 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#45 [ゆかぴ]
「有希ちゃん!
神崎玲くんと仲良しなの!?」

先輩マネージャーが
私に押しかけてきた。

「仲良しっていうか
友達っていうか…。」

私はしどろもどろ。
余計に怪しまれる〜汗

⏰:10/02/01 18:58 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#46 [ゆかぴ]
「愛理っ。
お茶作りに行こっ。」

香奈が私を呼んだ。
香奈が女神に見えた。

「あっ…うん!
失礼しまーす。」

私は先輩達に軽く頭を下げて
香奈のところに行った。

⏰:10/02/01 20:16 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#47 [ゆかぴ]
お茶を作るって言っても、
大きなやかんに
お茶の葉が入った袋を
ぽいって入れて、
そこに水を入れるだけ。

「先輩怖かった〜笑」

私はやかんに水が
入っていくのを見ていた。
水がよく跳ねるので冷たい。

「そりゃ玲くんと
仲良しだもんね笑」

香奈は水を入れ終わったのか、
水道の蛇口を閉めた。

⏰:10/02/01 20:30 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#48 [ゆかぴ]
私も入れ終わり、
蛇口を閉めた。

「もうっ。みんなして…。」

「はいはい。
すねないすねないの笑」

香奈は子供をなだめるように
私の頭をぽんぽんとした。

「も〜…笑」

私と香奈は思いやかんを
それぞれ持ってグラウンドに
戻っていった。

⏰:10/02/01 20:34 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#49 [ゆかぴ]
グラウンドは
ざわついていた。
みんな女の子。

まさか……。

私と香奈は人混みの間を
縫ってグラウンドに
入っていった。

「玲くーん!」
「キャー!」

やっぱりね。

⏰:10/02/01 21:03 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#50 [ゆかぴ]
グラウンドではサッカー部が
練習をしていた。
噂の玲くんも
ボールを蹴っていた。

素人でも分かる。
玲くんはうまい。
ボールを蹴っている姿が
かっこよかった。
そりゃ女の子は騒ぐ…か。

⏰:10/02/01 21:09 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#51 [ゆかぴ]
女の子達の歓声も
徐々に減っていき、
練習が19時に終わった。

「お疲れ様で〜す。」

部員が帰っていくのを
笑顔で送るのも
私達マネージャーの仕事。
って言っても、
部誌を書くマネージャー
だけがする仕事。
今日は私の日だ。

⏰:10/02/01 21:12 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#52 [ゆかぴ]
部誌をさっさと書き終えて、
私は帰る準備を始めた。
もう20時を過ぎていた。

お腹すいたなぁ…。
冷蔵庫になんかあったっけ?

そんなことを考えながら
私は家までの道を
歩いていた。

マンションが見えてきた時…
「ニャー…。」

⏰:10/02/01 21:33 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#53 [ゆかぴ]
あの猫だ。
私の左足元にいた。

「また来たの?」

私はしゃがんだ。
そして猫の頭を撫でた。

「ご主人様家で
待ってるんじゃないの?」

私が語りかけても
答えてくれるわけない。
ただジーッと私を
見つめていた。

⏰:10/02/01 21:37 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#54 [ゆかぴ]
「私もそろそろ
帰らなきゃなっ。」

そう言って立った時だった。
その猫が歩きはじめた。
その時急に光が指した。
カーブミラーに車のライトが
反射していたのだ。

車か………車!?

私は猫を見た。
ちょうど曲がり角の
ところに差し掛かろうと
していた。
その猫は車に気付いてない。

⏰:10/02/01 21:40 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#55 [ゆかぴ]
「危ないっ……!」

私はとっさに猫を
両手で掴んだ。
掴んだ瞬間に車が
私達の目の前を
走っていったのだ。

もう少しでこの猫
ひかれるとこだった…。

私はくるっと猫を
私のほうに向かせた。

⏰:10/02/01 21:43 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#56 [ゆかぴ]
「ケガなくてよかったね。」

私は自然と笑顔になった。
その時右手に激痛が走った。

ズキッ……

「痛っ…。」

私は右手の甲を見た。
猫を掴んだ時に
地面と擦ったのだろう。
血が出ていた。

⏰:10/02/01 21:53 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#57 [ゆかぴ]
「あ〜あ…。」

私は猫を地面に降ろした。
猫はその場に座った。

「かまってあげたいけど、
私も帰らなきゃ…。」

私は猫の頭を撫でて
マンションに入っていった。

部屋に入るなり
早速消毒した。

イタタタタ…しみる…。

⏰:10/02/01 21:55 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#58 [ゆかぴ]
上からばんそうこうを貼った。

まぁ、すぐ治るでしょ!

―ーー…

その後に冷蔵庫の残り物で
野菜炒めを作り、
お風呂に入り、
のーんびりしていた。
時計を見ると0時を
過ぎていた。

そろそろ寝よか…。

⏰:10/02/01 22:00 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#59 [ゆかぴ]
私はベッドにもぞもぞ入った。
そしてすぐに眠りについた。

―ーー…

なんでだろう。
分からないや。
私は急に目が覚めた。
いつも朝まで
目が覚めないのに、
今日は覚めた。

なんか嫌だなぁ……。

私は寝返りをうった。

⏰:10/02/01 22:08 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#60 [ゆかぴ]
その時目の前にあったのは
人の顔だった。

え………。

暗くて分からなかったけど、
あれは顔だ。

「きっ……!」

私は叫ぼうとしたけど
声が出なくなった。

声が…出ない…。

⏰:10/02/01 22:19 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#61 [ゆかぴ]
私はバッと
上半身を起こした。

やだやだやだやだ!

私は涙目になりながらも
部屋のスイッチをつけた。
その人の顔が見えた。

キレイな顔立ちだった。
でも……牙があった。

⏰:10/02/01 22:21 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#62 [ゆかぴ]
「やっぱ…まだ吸えねぇや。」

その人がぽつりと言った。

何を…?
何を吸うの?

私は怖くて怖くて
壁に背をつけて立っていた。
そこにその人が
近付いてきた。

やっ…来ないで!!

声を出したくても
やっぱり出ない。

⏰:10/02/01 22:23 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#63 [ゆかぴ]
私はその人に
近くにあるものを
投げつけまくった。
でもびくともしない。

私は顔をもう一度見た。
誰かに似ていた。

…………え…………?
まさか……………。

その人は私の頬に触れた。
冷たかった。

私はその手を振り払った。

まさか…まさか…。

⏰:10/02/01 22:27 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#64 [ゆかぴ]
「玲くん…?」

▼玲side▼

気付かれたのは
お前が初めてだよ愛理。
お前と初めて会った時
いい香りがした。
うまそうな血の味。

愛理は泣きそうになりながら
部屋のスイッチを付けた。

声を出したがっているけど、
俺が出させないように
したからな。
叫ばれたら困る。

⏰:10/02/01 22:30 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#65 [ゆかぴ]
俺は愛理に近付いた。
愛理は来るなって顔を
していた。

でも俺は愛理の血が吸いたい。
でも愛理は俺を
事故から助けてくれた。
あこで事故ってても
俺は生きれるけど…。

「やっぱ…まだ吸えねぇや。」

愛理はエッとした顔をした。

⏰:10/02/01 22:35 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#66 [ゆかぴ]
色々投げてきたけど
所詮は女だ。
力が弱い。

俺は愛理の頬に触れた。

やっぱ人間って
暖かいんだな…。

愛理は俺の手を
振り払ってきた。

しょうがねぇか…。

「玲くん…?」

⏰:10/02/01 22:37 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#67 [ゆかぴ]
ビックリした。
正体がばれた。

「…そうだ。」

▼愛理side▼

「…そうだ。」

その人はぽつりと言った。
そして牙が無くなり、
黄金色の瞳が
黒色に戻った。

やっぱ…玲くんだ。

⏰:10/02/01 22:39 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#68 [ゆかぴ]
気付けば私は
喋ることができていた。

「俺帰るわ…。」

玲くんは振り返り、
窓まで歩いていこうとした。

「待って!!」

私はとっさに玲くんの
腕をつかんだ。
玲くんは私を見た。

「どういうこと?
玲くんって一体何?」

⏰:10/02/01 22:41 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#69 [ゆかぴ]
「俺は…吸血鬼だ。」

いつもと雰囲気が違う
玲くんにビクッとし、
吸血鬼だと言ったのも
ビクッとした。

「吸血鬼……?」

あの吸血鬼?
嘘………。

「嘘でしょ?」

⏰:10/02/01 22:57 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#70 [ゆかぴ]
「いや、本当。
見ただろ?あの牙。」

私は牙を思い出した。
ゾクッとした。

「私の血を吸いにきたの?」

「でも吸えねぇよ。
俺を助けてくれた。」

玲くんは優しく笑った。
いつもの玲くんの笑顔。

⏰:10/02/01 23:07 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#71 [ゆかぴ]
「え?」

「猫を助けただろ?
あれ俺なんだよ。」

あの白い猫が玲くん?
訳分からないよ…。

「…しゃあねぇな。」

すると玲くんが
目の前から消えた。

「え…え…!?」

私はキョロキョロと
玲くんを探した。

⏰:10/02/01 23:09 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#72 [ゆかぴ]
「ニャー。」

足元を見るとあの猫がいた。

嘘でしょ…!?

私はその猫を見つめた。
てか、目が離せなかった。

すると、その猫がまた
玲くんに戻った。

「な?」

「うん…。」

⏰:10/02/01 23:13 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#73 [ゆかぴ]
信じたくなかったけど、
目の前で起きたことは
事実だった。

「俺、あれで事故ってても、
生きてたんだよ。
吸血鬼は不死身だから。」

フジミ…?
そんなアニメみたいなのが
本当にあるの?

⏰:10/02/01 23:15 📱:SH03A 🆔:OOR1Z6Yw


#74 [ゆかぴ]
「ああ…不死身。」

玲くんはそう言って
その冷たい手で
私の右手を持ち上げた。

「このケガ…俺のせいだな。」

「大丈夫だから……。」

玲くんはばんそうこうを
優しくはがした。

⏰:10/02/02 09:18 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#75 [ゆかぴ]
優しくはがしたわりには
それなりに痛かった。

てか…何すんの…。

「そんな嫌な顔すんなよ。」

玲くんが真顔で言った。

嫌っていうか…怖いし。

⏰:10/02/02 14:38 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#76 [ゆかぴ]
私は背筋がゾクッとした。
玲くんが私の傷を
舐めたのだ。

「ちょっ…やだっ。」

私は顔が赤くなるのが分かった。
手を引っ込めようとしたけど、
玲くんに引かれた。

⏰:10/02/02 15:53 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#77 [ゆかぴ]
「吸血鬼の唾液には
治癒能力がある。
だから血を吸った跡も
残らねぇんだよ。」

玲くんは私の手を離した。
その瞬間自分の手を見た。

傷跡が…ない…。

ビックリして玲くんを見た。

⏰:10/02/02 16:28 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#78 [ゆかぴ]
「治癒能力だって言ったけど。」

玲くんは当たり前だと
いう風に言った。

確かに言ったけど…けど!
信じられないよ…。

「…さっき、血を吸っても
傷跡は残らないって
言ったよね?
じゃあ吸われた本人は
吸われたことを
気付かないってこと?」

⏰:10/02/02 16:54 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#79 [ゆかぴ]
「吸ってることも
気付かねぇし、
吸われたことも
気付かねぇよ。
吸う前に気付かれたの
愛理が初めてだ。」

玲くんが怪しく笑った。

「じゃあ…私今までに
吸われたかもなの?」

⏰:10/02/02 16:59 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#80 [ゆかぴ]
お願いします神様!
吸われてませんように!

私は玲くんを見つめたまま
ぴくりとも動かなかった。
玲くんも私を見ていた。

「……大丈夫。
愛理はまだ吸われてねぇ。」

よかった〜!

「でもいい匂いするし
吸われる可能性はでかいな。」

⏰:10/02/02 17:04 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#81 [ゆかぴ]
「え?」

「初めて会った時に
いい香りするって
言ったの覚えてる?」

確か…そんなこと
言ってたような…。

「あれは血の香りだ。
いい香りがすればするほど
血がおいしいんだよ。」

えっ!?

私は焦って両手で
首をバッと押さえた。
吸血鬼は首から血を吸うって
勝手に思っているし。

⏰:10/02/02 17:59 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#82 [ゆかぴ]
「まぁ、吸われる前に
気付くほどだから
大丈夫だな…。」

玲くんは優しく笑ったけど、
私は怖かった。

⏰:10/02/02 18:54 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#83 [ゆかぴ]
私はその場に座り込んだ。
力が抜けてしまった。

「どうした?」

「玲くんって本当に
吸血鬼なんだね…。」

「急になんだよ…笑」

こっちが急にだよ!
いないって思ってたのが
目の前にいるんだから…。

⏰:10/02/02 18:57 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#84 [ゆかぴ]
「…お前本当に
いい香りするわ。」

ビクゥッ!

「吸わないでよ…?」

私はびびりながら言った。

「吸わねぇよ。
でもお前の血吸ったら
一ヶ月は飲まず食わずで
いけるな。
吸血鬼は血で生きてるから。」

⏰:10/02/02 19:02 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#85 [ゆかぴ]
「ますます怖くなるから
やめてよ…。」

私は玲くんを見れずに
俯いてしまった。

「これが吸血鬼なんだよ。」

分かってる…。
分かってるんだよ。
でも玲くんが…。

「玲くっ………あれ…?」

⏰:10/02/02 19:08 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#86 [ゆかぴ]
顔を上げると玲くんが
いなかった。

「え…え!?」

私はスクッと立って
辺りを見回した。

「玲くん…?」

カサッ……

私は何かを踏んだ。

⏰:10/02/02 19:11 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#87 [ゆかぴ]
何…?

私は足をよけて
踏んだものを取った。

「黒い羽……。」

それは黒い羽だった。
それを親指と人差し指で
つまんでくるくる回した。

玲くんの…?

私はそれを机の上に置いた。

⏰:10/02/02 19:14 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#88 [ゆかぴ]
なんか色々ありすぎて
頭が追い付かないよ。
玲くんが吸血鬼なんて…。

私は大きくため息をついた。

寝ようかな…。
寝れないだろうけど。

―ーー…

ピピピピピピッ!

目覚ましの音が遠くから
聞こえてきた。

⏰:10/02/02 19:27 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#89 [ゆかぴ]
うるさいなぁ…。

私は寝た体勢のまま
目覚まし時計を止めた。
結局1時間ぐらいしか
寝れなかったのだ。

私は頑張って
上半身を起こした。

「も〜…。」

吸血鬼…。
私の頭の中はそればっか。

⏰:10/02/02 19:43 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#90 [ゆかぴ]
「用意しなきゃ!」

私はバッと起き、
ちゃんと洗濯もして、
朝ごはんも食べて
学校に向かった。

玲くんに会うの嫌だな。

そんなことを思いつつ
私は学校までの道を
歩いていた。

「あーいり。」

⏰:10/02/02 20:48 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#91 [ゆかぴ]
この声っ……!

私は勢いよく振り向いた。

「玲くんっ…。」

なんで会うかなぁ泣
運悪い泣

「夜ぶりだな。」

玲くんはいつもの
笑顔を見せた。

⏰:10/02/02 20:52 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#92 [ゆかぴ]
「そうだね…。」

私は怖くなってしまい
顔をふせた。

「愛理?」

玲くんは私の肩を
軽くつかんだ。

ビクッ

「っ…。」

私は無意識に玲くんの手を
振り払ってしまった。

⏰:10/02/02 20:54 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#93 [ゆかぴ]
私は我に返った。

「あ…ごめん。」

「いや、いいから。
そうだよな〜。
俺の正体が正体だしな。」

玲くんは苦笑いをした。
なんか悲しそうだった。

⏰:10/02/02 20:58 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#94 [ゆかぴ]
玲くんは吸血鬼。
でもそんなことを
気にしちゃいけないんだ。
玲くんは大切な友達。

吸血鬼はもちろん怖い。
でも玲くんだから
怖くない怖くない!
もう怖いなんて思わない!

⏰:10/02/02 20:59 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#95 [ゆかぴ]
「どうした?」

玲くんが私の顔を
覗き込んできた。

ドキッ…!

「うわっ!ビックリした!」

私は胸を押さえた。
心臓がバクバクしてた。

「俺は愛理のビビり具合に
ビックリしました笑」

「ぼーっとしてたのに
覗き込むからだよ…汗」

⏰:10/02/02 21:03 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#96 [ゆかぴ]
私はふぅっと息を吐いた。

「なんか考え事?」

「玲くんが吸血鬼って
びっくりしたし、怖かった。
でも、もう怖くないから。
玲くんだから大丈夫。」

実は吸血鬼は
目が釣り上がってて、
血走っていて、
口が裂けるほど大きくて、
ありえないぐらいの牙が
あると思ってたからね笑
本当に玲くんが
こんなのだったら、
私確実に怖いままだったよ汗

⏰:10/02/02 21:08 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#97 [ゆかぴ]
「そっか。サンキュ。
これは秘密だからな。」

「分かってるよっ。」

そう言うと玲くんは
優しく笑った。
いつもの玲くんだ。
口調もいつもの玲くん。
吸血鬼の時の口調は
ちょっとクールだったし。

⏰:10/02/02 21:13 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#98 [ゆかぴ]
学校に2人で入っていくと
急に背中を押された。

「きゃっ!」

「わっ!」

玲くんも一緒に
前のめりになった。

⏰:10/02/02 21:59 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#99 [ゆかぴ]
「「おはよー!」」

香奈と恭介くんだった。
二人とも満面の笑顔…。

「いったー!
二人してなんなの!?」

「仲良く登校しちゃって…!」

香奈は私の鼻を
つつきながら言った。
私は顔が赤くなった。

「これはたまたまだよっ!」

「そうそう!たまたま。」

玲くんは腕を組んだ。

⏰:10/02/02 22:17 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#100 [ゆかぴ]
「ふーん?
まぁいいけど笑」

恭介くんはニマニマしながら
玲くんと肩を組んだ。

「恭介お前なぁっ!」

「まあまあまあ笑」

二人はじゃれ合っていた。
それを見ている私と香奈。

「あの二人できてる?笑」

香奈が二人を見ながら言った。

「かもね笑」

私は自然と笑みがこぼれた。

⏰:10/02/02 22:44 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#101 [ゆかぴ]
アンカー(^ω^)

>>1-50
>>51-100

⏰:10/02/02 23:06 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#102 [ゆかぴ]
今日の部活も
相変わらずギャラリーが
たくさんいた。
みんな玲くん目当て。
すごいなぁ…笑

パッと隣を見ると
先輩マネージャー達も
みんな玲くんに見とれていた。

「こんな大人気な玲くんと
仲良しな愛理は幸せだよ笑」

反対側を見ると
香奈がニヤニヤして
私を見ていた。

⏰:10/02/02 23:11 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#103 [ゆかぴ]
「なっ…何?」

私は眉をひそめた。

「なーんもないっ!」

愛理はそう言って
キレイな茶髪の髪を
なびかせながら
どこかに行ってしまった。

「もうっ。」

私と玲くんには
何もないよ笑
第一彼は吸血鬼!

⏰:10/02/02 23:18 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#104 [ゆかぴ]
私は玲くんのプレー姿を
見つめた。

やっぱかっこいいや…。
でも吸血鬼だしね。

私は目を伏せた。

⏰:10/02/03 09:22 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#105 [ゆかぴ]
「休憩にすんぞーー!」

監督がグラウンドに
響き渡るような声で言った。
部員のみんなは
練習を止めて集まってきた。

「疲れたー!」

「有希ちゃんお茶ちょうだいっ。」

私はマネージャー達と
部員のみんなにお茶を
配った。

⏰:10/02/03 10:04 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#106 [みかちャん]

オモシロィ
あげ・
ちゃぃ
ますッ
!

⏰:10/02/03 10:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#107 [みかちャん]
あげ!

⏰:10/02/03 13:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#108 [ゆかぴ]
有希ちゃんというのは
先輩マネージャーの一人。

「愛理っ、お茶ちょうだい!」

玲くんが汗を拭きながら
手を出してきた。

「あ、うんっ。」

⏰:10/02/03 13:26 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#109 [みかちャん]
あげ! 

⏰:10/02/03 13:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#110 [ゆかぴ]
>>109

感想板に書いてほしいです

⏰:10/02/03 14:29 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#111 [ゆかぴ]
私はコップにお茶を入れて
玲くんに渡した。

「サンキュ。」

玲くんは笑って
そのコップを取った。
その時にちょっとだけ
玲くんの手が触れた。

「どういたしまして。」

やっぱほんのり冷たい…。

⏰:10/02/03 14:38 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#112 [みかちャん]
すいません、もう私来ない方がいいですね

⏰:10/02/03 14:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#113 [ゆかぴ]
人間じゃないんだなって
改めて実感した。
人間はもっと暖かい。
玲くんが吸血鬼だって
知らない人はただの
冷え性かと思うかも…笑

「どした?」

我に返ると恭介くんが
キョトンとして私を
見ていた。

「なんもないよっ…。」

私は顔の前で手を
ぶんぶん振った。

⏰:10/02/03 14:58 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#114 [ゆかぴ]
「神崎玲くんのこと
考えてたとか?笑」

「違うからっ!ばか!」

私は恭介くんを
軽く叩いた。

考えてたけど
内容が内容だし…ね。

⏰:10/02/03 15:35 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#115 [ゆかぴ]
―ーー…

タンタンタンタンッ…

はい、私野菜を切ってます。
今日はカレー。
作り置きできるしね笑

「今日カレー?」

バッと振り返ると
玲くんがいた。

「ひゃっ……!
玲くん!?」

⏰:10/02/03 16:18 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#116 [ゆかぴ]
そこには玲くんが
立っていた。

どこから入ってきたの!?

「そんな驚いた顔すんなよ笑」

玲くんはそう言って
ソファーにドカッと座った。

「だって…なんで…。」

「来たいから来たんだよ。」

⏰:10/02/03 16:55 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#117 [ゆかぴ]
「そんな理由…。」

どんだけ自由なんだか…汗
吸血鬼ってみんな
自由人とか?

「愛理の料理食べたい。」

「いいけど…。」

玲くんは嬉しそうな
顔をした。

⏰:10/02/03 17:03 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#118 [ゆかぴ]
「じゃあ俺手伝うわ。」

玲くんはよいしょって言って
ソファーから立ち、
キッチンに来た。

「ありがとう。
じゃあ……」

玲くんは料理上手だ。
野菜切るの速いし、
手際がいい。
私なんか…泣

⏰:10/02/03 17:23 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#119 [ゆかぴ]
「吸血鬼なのに…。」

私は肉を切りながら
ぽつりと言った。

「え?なんか言った?」

「なっ…何もないよっ。」

危ない危ない…汗
吸血鬼だからって
批判はだめだよね。

⏰:10/02/03 21:17 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#120 [ゆかぴ]
カレーとそれに加えて
ポテトサラダを作った。

「「いただきまーす。」」

私達は仲良く(?)
ご飯を食べ始めた。

「うん…うまいな。」

玲くんはがっついていた。

子供みたい……笑

⏰:10/02/03 22:34 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#121 [ゆかぴ]
その時に玲くんと
目がバチッと合った。

「……にやけてるぞ笑」

「えっ!!」

私は空いてる左手で
頬を押さえた。

にやけてたの!?
恥ずかしい……笑

⏰:10/02/03 22:37 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#122 [ゆかぴ]
「妄想してた?笑」

「んなわけないし!」

―ーー…

「「ごちそうさまでした。」」

私達はちゃんと
手を合わせて言った。

「お腹いっぱいだな。」

玲くんはふぅっと
息を吐きながら
お腹をさすった。

そういえばこの前に、
血を吸えば飲まず食わずで
生きられるって言ってたよね。
あれは私の血だけど…。

⏰:10/02/03 22:42 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#123 [ゆかぴ]
「血吸わないままいたら
吸血鬼はどうなるの?」

私は疑問に思ったから
ふと聞いてみた。

「なに?
吸わせてくれんの?笑」

「違うからっ!
気になっただけ。」

⏰:10/02/03 22:44 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#124 [ゆかぴ]
「こうやって食べ物食べても、
血を吸わなかったら
普通に死ぬなぁ…。」

死ぬ……か……。

「でも大丈夫だ。
俺血吸ってるし。」

サラッという玲くんに
ゾクッとしたのは
言うまでもない。

⏰:10/02/03 22:48 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#125 [ゆかぴ]
「吸ってるんだ…。」

「怖い?」

「怖いっていうか…
吸血鬼なんだなぁって
実感しただけ。」

私は無理矢理笑顔を作った。
玲くんが人間だったら
よかったのにと
思う私がいた。

⏰:10/02/03 22:50 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#126 [ゆかぴ]
それから色々喋り、
時計を見ると23時半すぎだった。

「俺そろそろ帰るわ。
愛理寝るだろ?」

玲くんは立って
私を見下ろす形で言った。

「あ…うん。」

⏰:10/02/03 22:53 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#127 [ゆかぴ]
「寂しがんなよ笑」

「寂しくなんかないしっ汗」

私はちょっと体が
熱くなった。

「はいはい笑」

玲くんは窓際まで
歩いていった。

⏰:10/02/03 22:55 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#128 [ゆかぴ]
え?

「どこにどうやって帰るの?」

「ん?」

玲くんは当たり前のような
顔をしていた。
だって帰るっていうのに
窓際に行くんだもん。

「俺らの世界に帰るんだよ。
じゃあまた明日。
おやすみ。」

⏰:10/02/03 22:57 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#129 [ゆかぴ]
玲くんはそう言うと
窓のカギを開けた。
そして背中から
黒い翼が生えた。

あの翼…この前拾った
羽のやつだ…。

私はあんぐりして
玲くんを見つめていた。
そして玲くんは夜空へ
ヒュッと音を立てて
飛び立っていった。

⏰:10/02/03 22:58 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#130 [ゆかぴ]
それから玲くんは
定期的に私の家に
来るようになった。

時には急に現れて、
時にはチャイムを
鳴らして来たり、
時には猫で来たり…。
半同棲状態。

⏰:10/02/03 23:02 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#131 [ゆかぴ]
「愛理!最近どうなの!?」

今は昼休み。
中庭で友達のみんなと
昼ご飯を食べている時に
香奈が突発的に言った。
私はビックリして
箸でつまんでいた卵焼きを
落としそうになった。

「なっ…何が?」

「も〜笑
玲くんだよっ!」

⏰:10/02/03 23:09 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#132 [ゆかぴ]
「何もないけど…。」

よく家に来るけど
それは秘密!
恥ずかしいもん。
いや、特別な感情は
ないんだけど……
恥ずかしいですww

「えーー!?」

みんな一斉に言った。

⏰:10/02/03 23:13 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#133 [ゆかぴ]
「香奈からすごい仲良しって
聞いてたのに……。」

一人の子がそう言うと
みんなうんうんと頷いた。
私はキッと香奈を睨んだ笑
香奈は片手を顔の前に
持っていって、
ごめんのポーズをした。

も〜…。
妄想激しいよ。

私は卵焼きを口に入れた。
塩を入れすぎたみたい。

⏰:10/02/03 23:16 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#134 [ゆかぴ]
今日も部活だ。
ギャラリーは
相変わらずだなぁ。

「愛理ちゃん、玲くんと
仲良しでいいよね。」

先輩マネージャーは
みんな同じようなことを
言ってきた。

⏰:10/02/03 23:27 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#135 [ゆかぴ]
それに対して私は
「違いますからっ!」
ばっかり言っていた…笑

⏰:10/02/04 09:09 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#136 [ゆかぴ]
私は玲くんとの関係を
聞かれるばかりで
疲れていた。
玲くんも私との関係を
聞かれているのだろう。

―ーー…

「ただいま〜。」

私は一人暮らしのくせに
自分の家に入る時に
いつもこう言う。
返事なんか返ってくるわけない。

⏰:10/02/04 11:28 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#137 [ゆかぴ]
私はそう言って
ブーツを脱ごうと
玄関に腰をかけた。

「お帰り。」

「へっ?」

私は振り返った。
ソファーのところに
玲くんが座ってるのが見えた。

⏰:10/02/04 12:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#138 [ゆかぴ]
「また勝手に……。」

私はブーツを脱ぎ、
家の中に入っていった。
玲くんは私の姿が見えると
「お帰り。」と優しく言った。

「ここ玲くんの
家じゃないんだけど…。」

私はソファーの上に
かばんを置いて言った。

⏰:10/02/04 12:06 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#139 [ゆかぴ]
「俺の第二の家
みたいなもの。」

「第二の家って…笑」

私は玲くんを
見下ろすような形で
喋っていた。

「てか、学校で玲くんとの話
ばっかり聞かれるんだけど。」

「それ俺のせい?笑」

⏰:10/02/04 12:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#140 [ゆかぴ]
「だって……。」

玲くんが悪いわけでは
ないんだけどさぁ。
関係があるのは玲くんだし…。

「俺も愛理との仲聞かれた。
こうやっていつの間にか
呼び捨てだしなぁ。」

そうだ!
気付けば呼び捨てだ!
だから余計に
聞かれるのでは…笑

⏰:10/02/04 12:10 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#141 [ゆかぴ]
「俺の本名さぁ、
神崎玲じゃねぇんだ。
こっちの世界で
通用するように
付けてもらったんだ。」

「じゃあ本名は?」

そういやそうだよね…。
吸血鬼なのに
日本人の名前だしね。

「かたかなでレイ。」

レイか……。
名前はそのままか。

⏰:10/02/04 12:13 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#142 [ゆかぴ]
「俺血吸いに行くわ。」

「あ…うん。」

なんかコロコロと
話変わる人だなぁ。
今さら気づくというね笑

私はえっと思い、
腕時計を見た。

「まだ夕方だよ?
気付かれるんじゃ…。」

「猫の姿で行って、
寝てる奴のを吸うんだよ。」

⏰:10/02/04 12:16 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#143 [ゆかぴ]
玲くん………いや、
レイくんはそう言うと
消えてしまった。

瞬間移動?笑

私はソファーに座った。
そしてため息をついた。

血吸いに行くんだ。
いつか私も吸われるのかな?
う〜……怖い…。

⏰:10/02/04 12:18 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#144 [ゆかぴ]
血を吸いにいくって
言われたのに、
普通に見送る私って
おかしいよね!?

私は両手で両を押さえた。

なんかもう…
レイくんのせいで
吸血鬼に慣れたよ。

⏰:10/02/04 12:22 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#145 [ゆかぴ]
それから約1時間後に
レイくんが帰ってきた。
窓から猫の姿で
入ってきたのだ。

「ただいま。」

人の姿になったレイくんは
笑顔でそう言った。

「おっ…お帰り。」

私はソファーに座ったまま
慌ててそう言った。

⏰:10/02/04 12:24 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#146 [ゆかぴ]
「てか、なんでまた
私の家に……。」

「だめだった?」

レイくんはそう言うと
私の隣にドカッと座った。

「そんなことないけど。」

私はレイくんの顔を見た。
見事に目が合ってしまった。

⏰:10/02/04 14:44 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#147 [ゆかぴ]
「あ…ごめんっ。」

私は思わず目を逸らした。
すごくキレイな目だった。

「なんで謝るわけ?笑」

「いや…それはねぇ…笑」

ヒヤッ……

急に左頬に冷たい感覚がした。
顔を上げるとレイくんが
私の頬に触れていた。

⏰:10/02/04 14:46 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#148 [ゆかぴ]
顔を上げた時に
レイくんと目が合った。

やば…逸らせない…。

私達は何秒間か分からないけど、
長い間見つめ合っていた。

「愛理…。」

レイくんは静かに
私の名前を呼んだ。
そして顔が近付いてきた。

⏰:10/02/04 14:48 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#149 [ゆかぴ]
キスしちゃうの!?
やだっ!!

私は顔を逸らした。
するとレイくんの
動きがピタッと止まった。

「ばーか笑」

レイくんはそういって笑って、
触れていた手で
私の頬をつねった。

「痛い痛いっ…!」

⏰:10/02/04 15:17 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#150 [ゆかぴ]
へ?
何がなんだか…汗

「キスするかと思った?」

レイくんは頬をつねるのを
やめてくれた。

「えっと…あー…。」

思いましたよ!
あんなに顔を
近付けられたら
思うに決まってる!

⏰:10/02/04 15:19 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#151 [ゆかぴ]
私は左頬をさすった。

「じゃ、また明日。」

「あっ!ちょっと!」

止めようとしたけど
レイくんは
飛んで行ってしまった。

レイくん意味分かんない!
キスしないなら
顔近付けないでよ!

⏰:10/02/04 15:51 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#152 [ゆかぴ]
私は不機嫌になって
ベッドに潜った。

―ーー…

今日は学校が休みだけど
部活はあるのです。
つまりレイくんに会う!

私はジャージで家を出た。

⏰:10/02/04 15:55 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#153 [ゆかぴ]
グラウンドに着くと、
早めに来た部員は
練習をし始めていた。

「おはよっ。」

私に最初に気付いたのは
恭介くんだった。

「おはよ〜。」

「玲はまだ来てないけど…笑」

ドキッ…

⏰:10/02/04 17:49 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#154 [ゆかぴ]
私はレイくんの名前が
出たと同時に、
昨日のことが頭をよぎった。

「顔赤いぞ笑
照れんなよ笑」

恭介くんは私の肩を
ぽんっと押した。

「違うからっ!!」

「何が違うって?」

恭介くんの肩越しに
レイくんが見えた。

⏰:10/02/04 17:51 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#155 [ゆかぴ]
「おー玲!
今お前の話してたんだよ。
愛理ちゃんが玲が来てなくて
寂しかったんだってさ笑」

「ちょっ!違うってば!」

私は必死に否定したけど、
それが裏目に出ていた。
否定すればするほど
勘違いされている泣

「俺にそんなに会いたい?笑」

「だって昨日………。」

⏰:10/02/04 17:54 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#156 [ゆかぴ]
私はアッと思い、
片手で口を塞いだ。

昨日あんなことしたからって
言いそうになったし…。

「昨日?
お前らなんだよ〜!」

恭介くんは楽しんでた。
人の気も知れずに……。

⏰:10/02/04 17:55 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#157 [ゆかぴ]
「もういいっ!」

私はイラッとして、
グラウンドの隅に行った。

本当に怒ったから!
毎日毎日レイくんとのこと
勝手に騒がれて最悪…。
レイくんもレイくんで
しれっとしてるし。

私はグラウンドの隅に
よいしょっと座った。

⏰:10/02/04 17:58 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#158 [ゆかぴ]
すねても無駄だった。
練習が始まると
マネージャーは部員のために
せかせかと働かなければ
ならないし……。
頑張って働いた。

―ーー…

練習後、監督がみんなに
召集をかけた。
部員のみんなは整列をし、
監督の言葉を待っていた。

「えー……
今度の練習試合なんだが、
スタメンを発表する。」

⏰:10/02/04 18:01 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#159 [ゆかぴ]
スタメン発表。
この瞬間がみんな
一番緊張する。

監督は名前を言っていく。
その中はほとんど2回生。
3回生は引退してるからね。
2回生っていっても、
「やっぱあいつかぁ」
みたいな人ばっかだった。

「最後に…1年だ。
神崎玲。」

⏰:10/02/04 18:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#160 [ゆかぴ]
みんな一斉にレイくんを見た。
レイくんはビックリしていた。

「玲すげーじゃん!」

みんなレイくんが
スタメンになったことに
祝福してくれた。
確かにレイくんは
サッカー上手いしね。

⏰:10/02/04 18:05 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#161 [ゆかぴ]
レイくんはみんなに
もみくちゃにされていた。
私も自然と笑顔になった。

「なんであいつが……。」

え?今なんて?

今確かにそう聞こえた。
私はキョロキョロしたけど
誰が言ったかは
分からなかった。
私は嫌な予感がした。

⏰:10/02/04 18:07 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#162 [ゆかぴ]
練習が終わった後に
私は部室に行った。

ガチャ…

中にはレイくんがいた。
レイくんはドアの
開く音に気付き、
振り向いた。

「あ…お疲れ様。」

先に口を開いたのは私。
そう言うとレイくんは
微笑んだ。

「お疲れ様。」

⏰:10/02/04 19:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#163 [ゆかぴ]
「どうした?」

「部誌忘れたから
取りに来ただけ。」

「なるほど。」

ううう……。
ふたりきりとか
なんか嫌だなぁ…。

私はロッカーの上にある
部誌を取った。

「じゃあ…先に帰るね。」

⏰:10/02/04 19:31 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#164 [ゆかぴ]
「ちょっと待って!
俺も帰る。」

え!?

レイくんはそう言うと
かばんの中にユニフォームを
ぐちゃぐちゃにして入れた。

「一緒に帰るの?」

「嫌?」

嫌っていうか気まずいから!

⏰:10/02/04 19:34 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#165 [ゆかぴ]
レイくんは私の
返事を待っていて
私のことを見ていた。

「昨日のこと気にしてんの?」

ドキンッ!

私の心臓が一瞬だけ
飛び出そうになった。

「うん…気にして…る。」

「ばーか笑
帰るぞ。」

⏰:10/02/04 19:37 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#166 [ゆかぴ]
ばかって…ばかって…泣
レイくんのせいだし!

私は結局レイくんと
一緒に帰ることに…。
会話がないまま
正門を出ようとした。

「あ、神崎。」

右隣を見ると
サッカー部の先輩が
二人いた。

⏰:10/02/04 19:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#167 [ゆかぴ]
「お前スタメンに選ばれて
調子乗ってんじゃねぇよ。」

「……は?」

レイくんは怒っていた。
レイくんは調子になんか
乗ってないし、
怒るのはもっともだ。

「1年のくせによぉ!」

先輩は大声をあげた。
私はビックリして、
ビクッとなった。

⏰:10/02/04 19:43 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#168 [ゆかぴ]
私はその時に
あの言葉を思い出した。

「なんであいつが……。」

あれはこの先輩達が
言ってたんだ…。
私はレイくんを見た。
レイくんは無言で
先輩達を見ていた。

⏰:10/02/04 20:38 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#169 [ゆかぴ]
「はっ…
お前なんも言えねぇの?」

先輩が嘲るように笑った。

「先輩ガキですね。
俺そんなこと言われても
びびりませんよ。」

レイくんはそう言うと
私の腕を掴み、
引っ張っていった。

⏰:10/02/04 20:46 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#170 [ゆかぴ]
「わっ…!」

急に腕を引っ張られたため
こけそうになったけど、
なんとかこけずに済んだ。

後ろのほうでは
先輩達が何か暴言を
言っていたが、
レイくんは全部無視。
私の腕を引っ張ったまま
ずんずんと歩いていた。

⏰:10/02/04 20:59 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#171 [ゆかぴ]
「レイくんっ…!」

私は名前を呼んだ。
するとレイくんは
ピタッと止まった。

「レイくん…。」

「ごめん。」

レイくんはそう言って
私の腕を離した。
掴まれたところが
ちょっと痛かった。

⏰:10/02/04 21:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#172 [ゆかぴ]
「…気にしないほうがいいよ。」

「俺は気にしてねぇよ。
愛理の文句言ってたんだよ。」

「え?」

私の文句……?
私達が去る時に言ってたのが
私の文句だったの…?

「それに腹立ったんだよ。
俺は何言われても大丈夫。」

⏰:10/02/04 21:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#173 [ゆかぴ]
レイくんは微笑んだ。
私の心はドキドキ。

私のために……。
なんか嬉しい。

「ありがとね…。」

「お礼なんかいらねぇよ。」

レイくんはそう言って
私の頭をぐしゃっとした。

⏰:10/02/04 21:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#174 [ゆかぴ]
次の日からその先輩達は
何事もないように
練習に参加していた。
レイくんとも普通に
接していた。

先輩達はただレイくんを
妬んだだけだったんだ。
よかったよかった。

私は自然と笑顔になった。
でもそれもつかの間だった。

⏰:10/02/04 21:25 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#175 [ゆかぴ]
ある日私は部室に残って
部誌を書いていた。
部員のみんなは帰って、
私だけだった。

やっと終わった〜。
さぁ、帰ろっ。

私は帰る準備をし始めた。

ガチャ

「あ、愛理ちゃん。」

⏰:10/02/04 21:28 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#176 [ゆかぴ]
ドアが開いたから
私は顔を上げた。
そこにはレイくんを
妬んでいた先輩達だった。

「お疲れ様です。」

私はニコッと笑って言った。

「一人?」

「はい、みんな帰ったんで。」

私がそう言うと
先輩はお互い顔を
見合わせてニヤッとした。

⏰:10/02/04 21:30 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#177 [ゆかぴ]
え……何?

私は嫌な予感がした。

「じゃあお疲れ様です。」

私はそう言って
先輩達の間を抜けて
帰ろうとした。

ドンッ!

「きゃっ!」

私はいきなり先輩に
体を押されて
ロッカーにぶつかり、
座り込んでしまった。

⏰:10/02/04 21:32 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#178 [ゆかぴ]
「いった〜…。」

私は意味が分からなくて
動けなかった。

目の前に先輩達が
ヤンキー座りをして
私を見ていた。

「一体なんですか!?」

「神崎狙っても
あいつはかわすだろ?
じゃあ愛理ちゃんを
どうにかしたら
いいじゃん?」

⏰:10/02/04 21:50 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#179 [ゆかぴ]
先輩達はニヤッとした。

やだ…やだ…。

私は泣きそうになった。
叫ぼうにも怖くて
声が出なかった。

「痛くしねぇから。」

誰か助けて!!

「先輩何してんすか?」

⏰:10/02/04 21:57 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#180 [ゆかぴ]
先輩達は勢いよく
振り向いた。
そこにはレイくんがいた。

「神崎……。」

先輩達は一斉に
ゆっくり立った。
寝耳に水みたいな顔だった。

「このこと言ったら
強制で退部ですね。」

レイくんは無表情で言い、
それが余計に怖かった。

⏰:10/02/04 22:01 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#181 [ゆかぴ]
「っ…!」

先輩達は早足で
部室から出ていった。
レイくんはそれを見て、
私のところに来てくれた。
私はまだ動けず
座ったままだった。

「なんで…?」

やっと出た言葉が
それだった。

レイくんは私の前に座った。

⏰:10/02/04 22:06 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#182 [ゆかぴ]
「吸血鬼の感…?笑」

レイくんはフッと笑い、
私を抱きしめた。
レイくんはほんのり
冷たかった。
でも違う暖かさがあった。

「ごめん…俺のせいで。」

レイくんは抱きしめる力を
一層強めた。

私は言葉の代わりに
首を横に振った。

⏰:10/02/04 22:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#183 [ゆかぴ]
私は自然と涙が出てきた。
レイくんに抱きしめられて
本当に安心したからだ。

「ウ…ヒック…ありがとね。」

「……。」

レイくんは無言だったけど、
何かが伝わって気がした。

レイくんは急に私から離れた。

「泣くなよ…な?」

レイくんは服の袖で
涙を拭いてくれた。

⏰:10/02/04 22:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#184 [ゆかぴ]
「だって怖かったもん…。」

私はまだヒックヒックと
泣いていた。
するとレイくんは
私の左頬に手を置いた。

あ……この場面は……。

「次は嘘じゃねぇから。」

レイくんはそう言うと
顔を近付けてきた。
私は嫌じゃなかった。
ゆっくりと目をつむった。

⏰:10/02/04 22:36 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#185 [ゆかぴ]
チュッ…

私達は初めてキスをした。
レイくんの唇は冷たかった。

短いキスだった。

「あったけー…。」

「レイくんは冷たいね。」

レイくんはまた私を抱きしめた。

⏰:10/02/04 22:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#186 [ゆかぴ]
なんだろ…
分からないけど、
私の中で何かが弾けた。

「あ〜分かんねぇ。」

「何が?」

私はレイくんの腕の中で聞いた。

「なんでもねぇよ!笑」

レイくんは私の頭を
撫でながら言った。

「そっか。」

私は安心して目をつむった。

⏰:10/02/04 22:52 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#187 [ゆかぴ]
「帰ろか。歩ける?」

レイくんが私から
離れて言った。

私は立とうとしたら
腰が抜けてて立てなかった。

「腰が抜けてるみたい…。」

「しょうがねぇか。
俺に掴まって。」

なんでだろ……。

私は不思議に思いつつ、
レイくんに抱き着いた。

⏰:10/02/04 22:58 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#188 [ゆかぴ]
「しっかり掴まっとけよ。」

「うん。」

私はなんだか怖くなり、
目をぎゅっとつむった。
すると、一瞬だけ体が
ふわっと軽くなった。
足は地面についてるのに
浮いてる感じがして
気持ち悪くなった。

「着いたぞ。」

⏰:10/02/05 09:05 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#189 [ゆかぴ]
レイくんがそう言ったので、
私はゆっくり目を開けた。
辺りを見回すと
見慣れた景色だった。
私はレイくんから離れた。

「私の…家?」

「そう。」

えーーー!?
瞬間移動!?

⏰:10/02/05 11:01 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#190 [ゆかぴ]
私はキョトンとしていた。

「何今さら驚いてんの?笑
いつも俺が急に来た時は
いつもこうやってるんだ。」

「はあ……笑
てか荷物は!?」

「ん。」

レイくんは床を指差した。
私はレイくんの指の先を
追って見た。
そこにはちゃんと荷物があった。

⏰:10/02/05 11:19 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#191 [ゆかぴ]
「あ…どうも。」

「どういたしまして。」

シーン………

一気に静かになった。
その静けさが逆に
変な緊張感を作る。

やだなぁこの空気。
そういえばさっき私達
キスしたんだよね!
うわっ……恥ずかしい。

⏰:10/02/05 11:26 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#192 [ゆかぴ]
「あっ…ご飯作るね。」

私はそう言って立とうとした。
その時にレイくんに
急に腕を掴まれた。

「わっ…!」

私はレイくんの胸に
ポスッと入った。

「えっ汗
何?汗」

「もう少しこのままで…。」

⏰:10/02/05 11:29 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#193 [ゆかぴ]
レイくんは私を抱きしめた。
私はそれに答えるように
レイくんの背中に腕を回した。

私は幸せだった。
ずっとこのままでいいって
思っていた。

⏰:10/02/05 11:30 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#194 [ゆかぴ]
当分の間休まさせて
もらいます
明日からニュージーに
行くんで…

いつも読んでくれてるみんな
本当にありがとうございました!

⏰:10/02/05 18:00 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#195 []
いってらっしゃい
いつまででもまってます(笑)

⏰:10/02/05 22:28 📱:P08A3 🆔:HGXrRxVM


#196 [我輩は匿名である]
えー楽しみにしてたのに
でも、更新待ってます!

⏰:10/02/06 01:49 📱:SH02A 🆔:QNyvq1js


#197 [ちょび]
あげ

⏰:10/02/11 16:22 📱:SH905i 🆔:Z2QgxE8g


#198 [ゆかぴ]
みなさんただいま
ニュージー最高でした
また後で更新します(¨)

⏰:10/02/12 12:00 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#199 [ゆかぴ]
>>198

ID変わってる
なんで?

⏰:10/02/12 12:02 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#200 [我輩は匿名である]
IDは毎日変わるんですよ。

⏰:10/02/12 12:12 📱:T001 🆔:77ExQG7Y


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