Vampire Kiss
最新 最初 全 
#241 [ゆかぴ]
「聞こえるから…。」
澪くんはそう言うと
また唇を重ねてきた。
何分経っただろう。
澪くんはスッと私から離れた。
私は腰が抜けてその場に
座り込んでしまった。
すると澪くんも私の前に
ゆっくりと座った。
「あいつはやめとけ。
後で後悔すんのは愛理。
俺にしとけって。」
澪くんは優しく言って、
私のおでこに口づけをした。
:10/02/18 21:51
:SH03A
:D1BV.yv2
#242 [ゆかぴ]
そして私を放っておいて
どこかに行ってしまった。
意味分からない…。
急に現れて、
急にキスして…。
あいつって誰なの…。
俺にしとけって何…?
私は唇をゴシゴシと
何回も何回も擦った。
そしてなんとか立ち、
荷物を持ってフラフラと
家まで帰った。
:10/02/18 21:55
:SH03A
:D1BV.yv2
#243 [ゆかぴ]
ちゃんと家に着いたのが
不思議でたまらなかった。
だって家までの道を
歩いた記憶がなかったから。
私はソファーに
ボスッと座った。
頭の中が真っ白のままだ。
私…澪くんとキスした…。
私はダッシュで洗面台まで行き、
うがいを何回もした。
:10/02/18 22:10
:SH03A
:D1BV.yv2
#244 [ゆかぴ]
私ははあっと大きい
ため息をついて顔を
ゆっくりと上げた。
鏡に写った自分を
じっと見た。
死んだような顔…。
私は鏡から目を逸らした。
その時ケータイが鳴った。
:10/02/18 23:05
:SH03A
:D1BV.yv2
#245 [ゆかぴ]
ソファーに放り投げたままの
ケータイをそっと手に取り、
画面を見てみると、
香奈から電話だった。
「…もしもし。」
「もしもし?愛理?
今日部活だよ?」
あ…。
今日部活だった。
行きたくないなぁ…。
私はギュッとケータイを
軽く握りしめた。
「今日体調悪いから休むね。」
:10/02/19 09:10
:SH03A
:dFjR4gjs
#246 [ゆかぴ]
「大丈夫?
声しんどそうだもんね…。
無理しないでねっ。」
「ありがとう。
じゃあね。」
私はそう言ってケータイの
電源ボタンを押した。
そのままソファーに
横になった。
あいつって…レイくん?
それしか思い当たらない。
「後で後悔すんのは愛理。」
どういう意味?
:10/02/19 10:50
:SH03A
:dFjR4gjs
#247 [ゆかぴ]
「分かんないよ…。」
私はそっと目を閉じた。
いつの間にか寝ていた。
:10/02/19 21:17
:SH03A
:dFjR4gjs
#248 [ゆかぴ]
―ーー…
タンッタンッタンッ…
どこか遠くの方から
何かを切る音が聞こえる。
私はその音で目が覚めた。
「ん…。」
私はゆっくりと目を開け、
目だけで周りをぐるりと見た。
何か私の身体の上に
乗っている気がして、
ゆっくりと見てみた。
ジャージだ……。
:10/02/20 10:48
:SH03A
:1mW9F1Hs
#249 [ゆかぴ]
そのジャージはサッカー部の
ジャージだった。
背中にはその人の名前が
書かれている。
私は上半身を起こして
ジャージに書かれた名前を見た。
「あ…起きた。」
:10/02/20 12:54
:SH03A
:1mW9F1Hs
#250 [ゆかぴ]
▼玲side▼
「体調不良?」
俺はユニフォームに
着替えながら、
隣で一緒に着替えている
恭介に聞いた。
「香奈が言ってた。
朝は元気だったのにな。」
「ふーん…。」
愛理体調不良なのか…。
:10/02/20 13:14
:SH03A
:1mW9F1Hs
#251 [ゆかぴ]
すると突然恭介が
腕で横っ腹を突いてきた。
「愛理ちゃんのこと
気になるんだろ?笑」
「まあな。」
ニヤニヤして聞いてきた
恭介に対して俺は
サラッと言った。
「正直な人〜笑」
恭介は両手で頬を押さえ、
部室を出ていった。
:10/02/20 16:10
:SH03A
:1mW9F1Hs
#252 [ゆかぴ]
俺はやたらにやけている
恭介の背中を見ながら
愛理のことを考えていた。
練習終わったらちょっと
家行ってみるか…。
―ーー…
練習が終わり、
俺は一瞬で愛理の
家に行った。
「愛理ー…。」
俺はゆーっくりと
家の中を歩いた。
:10/02/20 16:18
:SH03A
:1mW9F1Hs
#253 [ゆかぴ]
「スー…スー…。」
どこからか寝息が
聞こえてきた。
愛理だよな…。
俺はキョロキョロと
辺りを見回した。
ふとソファーに目をやると
愛理が横になって寝ていた。
寝てるし…笑
てか風邪引くぞ。
俺は着ていたジャージを脱ぎ、
愛理にそっとかけた。
:10/02/20 16:25
:SH03A
:1mW9F1Hs
#254 [ゆかぴ]
愛理は相変わらず爆睡中。
俺は愛理の顔の前に座った。
寝顔は前にも見たけど
はっきり見たことねぇな。
俺は割れ物でも扱うかのように
そっと髪の毛を撫でた。
その時だった。
胸の奥のほうがぎゅっと
締め付けられた気がした。
俺は撫でていた手で
自分の胸に触れた。
なんだよこれ……。
意味分かんねぇ…。
:10/02/20 16:36
:SH03A
:1mW9F1Hs
#255 [ゆかぴ]
まぁいいっか。
俺はパッとキッチンを見た。
そうだ。
なんかご飯作ってあげよ。
俺はゆっくり立ち、
キッチンに行ってご飯を
作り始めた。
:10/02/20 17:15
:SH03A
:1mW9F1Hs
#256 [ゆかぴ]
何回も愛理の家に
来ているせいか、
どこに何があるかが
だいたい分かっている。
俺は手際よく料理を
作っていた。
カサッ…
急に音がして俺は
包丁の動きを止めた。
そして俺はゆっくりと
愛理のほうに行った。
「あ…起きた。」
俺は笑いながら言った。
:10/02/20 17:20
:SH03A
:1mW9F1Hs
#257 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
そこにいたのはレイくん。
ジャージには「KANZAKI」と
書かれていた。
寝起きのせいか頭が
ちゃんと回らない。
「まぬけな顔笑
体調不良だって聞いて
心配して来たんだよ。」
ああ…。
だからいるんだ。
「ありがとう。
てか何してるの?」
:10/02/20 17:30
:SH03A
:1mW9F1Hs
#258 [ゆかぴ]
「料理作ってる。」
レイくんは当たり前だ
という風に言った。
私の家なんですが…汗
私はムッとした表情で
レイくんを見た。
「愛理体調不良だし、
作ってんだよ。」
レイくんは私の表情を見て
慌てて付け足した。
:10/02/20 17:39
:SH03A
:1mW9F1Hs
#259 [ゆかぴ]
私のために…?
私は嬉しくなり、
ちょっと微笑んだ。
「んじゃ続き作るわ。」
レイくんはそう言うと
キッチンに入っていった。
私はその後を追うように
キッチンに向かった。
:10/02/20 19:53
:SH03A
:1mW9F1Hs
#260 [ゆかぴ]
「どうした?」
「私も手伝うよ。」
「ばか。寝てろ。」
レイくんは私の両肩を掴んで
軽くぐいっと押した。
「でも…。」
私体調不良じゃないのに…。
澪くんに……。
私は片手で口をバッと押さえた。
:10/02/20 22:02
:SH03A
:1mW9F1Hs
#261 [ゆかぴ]
「…ん?」
レイくんは心配そうに
私の顔を覗き込んだ。
私は無言で首を横に
ブンブンと振った。
私…澪くんと…
キスしたんだった。
私は泣きそうになった。
レイくんの前で
思い出したからかな…。
「愛理?どうした?」
「…ごめん。
何もないから…。」
:10/02/20 22:07
:SH03A
:1mW9F1Hs
#262 [ゆかぴ]
私はそう言ってニコッと
笑ってみせたつもりだった。
でもレイくんには
見透かされてたみたい。
レイくんは私をギュッと
抱きしめてくれた。
「体調不良じゃねーよな?」
「体調不良だよ。」
私はレイくんの胸に
顔を埋めた。
すると一層強くギュッと
抱きしめてくれた。
「嘘つき。」
「嘘なんか…キャッ!」
:10/02/20 22:13
:SH03A
:1mW9F1Hs
#263 [ゆかぴ]
レイくんが私を
お姫様抱っこをした。
私はビックリして
レイくんの首に腕を回した。
「なっ…何?汗」
レイくんを見上げて聞いた。
でもレイくんは無視。
それよりも顔が怖かった。
私は背筋がゾクッとした。
レイくんは私をベッドまで
連れていき、
ドサッと私を押し倒した。
「え…。」
:10/02/20 22:22
:SH03A
:1mW9F1Hs
#264 [ゆかぴ]
「嘘つきって言ってんだよ。」
レイくんは私の上に
覆いかぶさるようにして言った。
「誰とキスした…?」
「え…。」
私は心臓が飛び出るかと思った。
私は変に思われないように
レイくんの目をじっと見た。
「唇にキスの跡残ってる。
吸血鬼にしか見えない
吸血鬼の跡が…。」
レイくんはそう言うと
親指で私の唇をツーッと
なぞった。
私はピクンッと身体が反応した。
:10/02/20 22:31
:SH03A
:1mW9F1Hs
#265 [ゆかぴ]
吸血鬼…!?
澪くんも吸血鬼…?
「キスされて嬉しかった?」
レイくんな冷たく言った。
私は恐怖に犯されていた。
「嬉しくなんか…ないっ…。」
私がそう言うと一気に
レイくんの顔が近くになった。
レイくんの息遣いが
聞こえてきそうなぐらい近い。
「俺とのキスは…?」
:10/02/20 22:43
:SH03A
:1mW9F1Hs
#266 [ゆかぴ]
私はドキッとした。
レイくんとのキス…
分かるわけなかった。
「黙んなよ…。」
レイくんはそう言うと
唇を重ねてきた。
舌も入ってきたけど
何も抵抗できなかった。
抵抗すると殺されるかと
勝手に思ったからだ。
「ん…ふっ…。」
息をしようとすると
声が漏れた。
:10/02/20 22:56
:SH03A
:1mW9F1Hs
#267 [
]
:10/02/21 00:20
:P08A3
:PqUaEKZs
#268 [ゆかぴ]
>>267ありがとうございます

頑張って書きますね(^O^)
:10/02/21 19:22
:SH03A
:M5GXUbYY
#269 [ゆかぴ]
>>266私は目をつむっているのに、
余計にぎゅっと目をつむった。
だめだ…。
力が入らない…。
私はレイくんに
なされるがままだった。
悲しいのか恐怖なのか…。
よく分からない感情が
私を襲っていた。
:10/02/21 22:27
:SH03A
:M5GXUbYY
#270 [ゆかぴ]
唇が離れたかと思うと、
そのまま私の首筋を舐めた。
ピクンッ…
私の身体は反応してしまった。
それをいいことに何回も
首筋を舐めてきた。
「や…めて…。」
私から出た精一杯の言葉は
弱々しかった。
それと同時に私の目から
涙が流れた。
:10/02/22 09:22
:SH03A
:xQWJy93Y
#271 [ゆかぴ]
するとレイくんの動きが
嘘のようにピタッと止まった。
私は恐る恐る目を開けた。
レイくんが私のことを
悲しそうな目つきで見ていた。
「ごめん……。
俺最低だ……。」
レイくんはそう言って
親指で私の涙を拭った。
「レイくん…。」
「俺、続き作ってくる。」
レイくんはベッドから降り、
キッチンに入っていった。
:10/02/22 10:59
:SH03A
:xQWJy93Y
#272 [ゆかぴ]
私は「待って!」と言いたかった。
でも口が開いただけで
言葉は出てこなかった。
私はわずかに残った涙を
手でごしごしと拭いて
上半身を起こした。
何も考えたくなかった。
考えたらまた涙が
こぼれてしまうからだ。
私はベッドの上で
ぼーっと座っていた。
:10/02/22 16:26
:SH03A
:xQWJy93Y
#273 [ゆかぴ]
でもやっぱり考えてしまう。
なんであんなことしたの?
あんなキス…嬉しくない。
私はまたうがいをした。
何かを流すように
何回もうがいをした。
部屋に戻るといい香りがした。
カルボナーラの香りだ…。
私はソファーに座った。
:10/02/22 17:09
:SH03A
:xQWJy93Y
#274 [ゆかぴ]
消えてなくなりたい…。
それから数分後に
レイくんが料理を
運んできてくれた。
私と目が合うと
悲しそうに笑った。
「どうぞ。」
レイくんはテーブルの上に
料理を置いてくれた。
え…?
私はレイくんを見た。
レイくんは不思議そうな顔で
私を見返した。
:10/02/22 18:59
:SH03A
:xQWJy93Y
#275 [ゆかぴ]
「レイくんのは?」
「………俺と一緒に
飯食うの嫌だろ?
あんなことしたし。」
レイくんはそう言うと
フッと消えた。
私はさっきまでレイくんが
立っていた場所を
ただただ見つめていた。
するとまた涙が出てきた。
レイくんとの距離が
遠くなった気がした。
:10/02/22 20:59
:SH03A
:xQWJy93Y
#276 [ゆかぴ]
それからどうやって
ご飯を食べたのか、
どうやってお風呂に入り、
どうやってベッドに
入ったのか覚えていない。
泣き疲れたせいか
よく眠れたけど、
泣きすぎたせいで目が腫れた。
「あーあ…。」
私は鏡とにらめっこをした。
ひどい顔だった。
私はテーブルの上に
置きっぱなしだった
だてめがねをかけた。
:10/02/22 21:32
:SH03A
:xQWJy93Y
#277 [
]
我が儘かもやけどいっぱぁい更新してくれたら嬉しいです( ´∀`)
:10/02/22 21:36
:P08A3
:SbvA.j62
#278 [ゆかぴ]
>>277いつも不定期でごめんなさい

バイトとかで忙しくて
不定期になっちゃうんです


頑張って更新します

:10/02/22 21:59
:SH03A
:xQWJy93Y
#279 [ゆかぴ]
>>276だてめがねをかけた後に
もう一度鏡を見た。
ちょっとは分かりにくいかな?
食欲が出なかったので
朝ごはんを食べずに
学校に向かった。
―ーー…
「おっはよー!
今日めがねじゃーん☆」
香奈はそう言うと
私の隣に座った。
:10/02/22 22:03
:SH03A
:xQWJy93Y
#280 [ゆかぴ]
「だてめがねだよ。」
目が腫れてるのを
ばれないように
私は香奈の顔を見ずに
喋っていた。
すると香奈は私の両肩を
がしっと掴み、
私を香奈と向かい合わせにした。
「なっ…何?」
「昨日泣いたでしょ?
隠そうとしたって無理だから。」
:10/02/22 22:08
:SH03A
:xQWJy93Y
#281 [ゆかぴ]
香奈にはお見通しか…。
私はフッと目を伏せて
小さく頷いた。
そんな私の頭を香奈は
優しくポンポンとしてくれた。
「レイくんと何かあった?」
「う…分かる?」
「分かるよ〜笑
で、何があったの?」
香奈はズイッと私に近寄って、
周りに声が漏れないようにした。
:10/02/22 22:13
:SH03A
:xQWJy93Y
#282 [ゆかぴ]
「キスした…。」
私はぽつりと言った。
香奈は眉間にシワを寄せた。
「ん?なんて?」
聞こえてなかったの!?
恥ずかしいけど……
「キスしたの。」
香奈を見ると、
目を見開いて
口がをポカーンと開いていた。
「まじでっ…。
泣いたってことは
嫌だったの?」
:10/02/22 22:20
:SH03A
:xQWJy93Y
#283 [ゆかぴ]
>>281「レイくんと何かあった?」
は香奈のセリフなんで、
「玲くんと何かあった?」
でしたー

:10/02/22 22:25
:SH03A
:xQWJy93Y
#284 [ゆかぴ]
>>282私は香奈に全て話した。
キスは2回目だったこと。
2回目のキスは無理矢理な
感じで嫌だったこと。
でも、澪くんとのキスや
レイくんの正体は
言わなかった。
「そっかぁ…。
あの人は何を考えてるのか…。」
香奈は大きくため息をついて
頬杖をついた。
本当にレイくんは
何を考えてるか分かんない。
もう嫌だ…。
:10/02/22 22:30
:SH03A
:xQWJy93Y
#285 [ゆかぴ]
「ごめん…香奈。
私保健室に行くね。」
「え…。
大丈夫?」
「うん。ありがと。」
私はニコッと笑って
その場を去った。
そして保健室に向かった。
:10/02/22 22:45
:SH03A
:xQWJy93Y
#286 [
]
わぁ

ありがとうございまぁす

頑張って下さいね♪
:10/02/22 22:48
:P08A3
:SbvA.j62
#287 [ゆかぴ]
:10/02/22 22:53
:SH03A
:xQWJy93Y
#288 [ゆかぴ]
>>285保健室に入ると先生がいて、
ベッドで寝させてもらうことに。
ベッドの周りにある
カーテンをゆっくり閉め、
冷たいシーツに包まれるように
ベッドに入った。
ちょっとだけ寝たら
帰ろうかな…。
私は天井を見つめていた。
そしてゆっくり目を閉じた。
:10/02/22 22:58
:SH03A
:xQWJy93Y
#289 [ゆかぴ]
私はいつの間にか寝ていた。
すると突然人の気配がした。
私はゆっくりと目を開けた。
そこには私の顔を
見つめている誰かがいた。
「レイ…くん?」
私は寝起きの声で
レイくんの名前を呼んだ。
「レイじゃねーよ。」
私は一気に目が覚めた。
確かにレイくんの
声ではなかった。
:10/02/22 23:04
:SH03A
:xQWJy93Y
#290 [ゆかぴ]
「澪くん…!?」
そこにいたのは澪くん。
私は慌てて上半身を起こし、
澪くんと距離を置いた。
澪くんはベッドの側の
パイプイスに座っていた。
「愛理おはよ。」
澪くんはそう言って笑った。
せして私に触れようと
手を伸ばしてきた。
「やだっ…!」
私はその手をおもいっきり
叩いてしまった。
パチンッと音が鳴った。
:10/02/22 23:10
:SH03A
:xQWJy93Y
#291 [ゆかぴ]
「レイとキスしたな。」
澪くんは叩かれた手を
見つめながら言った。
なんで分かるの!?
…そうだ…。
吸血鬼には吸血鬼の
跡が見えたんだった。
私は両手でシーツを
ぎゅっと握った。
「澪くん…吸血鬼なんでしょ?」
:10/02/23 10:19
:SH03A
:mtu28quQ
#292 [ゆかぴ]
「…レイに聞いた?」
私は小さく頷いた。
すると澪くんは優しく笑った。
「俺は吸血鬼のミオです。
改めてよろしく。」
ミオくんはそう言うと
ベッドに腰掛けた。
「俺とレイは友達。
あいつ俺がこっちの世界に
いるの気付いた?」
「気付いてないよ…。」
:10/02/23 11:11
:SH03A
:mtu28quQ
#293 [ゆかぴ]
「そっかー。」
ミオくんはそう言うと
長い脚を組んだ。
「何しに来たの…?
帰ってよ…。」
私はそう言って頭まで
すっぽりとシーツを被り、
ベッドの中に入り、
ミオくんに背中を向けた。
「愛理が俺を好きになるまで
俺は帰らねーよ。」
私は無言だったけど、
けっこうドキドキした。
:10/02/23 11:17
:SH03A
:mtu28quQ
#294 [ゆかぴ]
「…愛理?」
「キスしといてよく」
言えるよね…。」
すると急にシーツが
バッとめくれた。
私はビックリして
首だけを上に向けた。
そこにはシーツを持った
ミオくんがいた。
「あのキスは悪いと思ってる。
でも俺は愛理が好きだから
キスしたんだよ。」
:10/02/23 11:20
:SH03A
:mtu28quQ
#295 [ゆかぴ]
「そんなこと言われても…。」
私は上半身を起こしながら
小さくそう言った。
するとミオくんの手が
私の髪の毛に触れた。
「レイは愛理のことを
好きだからキスしたか?」
「え…。」
そうだ。
ミオくんは私を好きで
キスをした。
でもレイくんは…。
:10/02/23 11:36
:SH03A
:mtu28quQ
#296 [ゆかぴ]
「な?」
しょげている表情をした
私の顔を除き込んできた。
「あいつはやめとけって。
まじで愛理後悔すんぞ。
って…愛理はレイのこと
好きなのか?」
私がレイくんを好き?
……いや、好きでは…ない。
てか、分からない。
:10/02/23 11:59
:SH03A
:mtu28quQ
#297 [我輩は匿名である]
:10/02/23 15:22
:W61SA
:kE10G6Mw
#298 [ゆかぴ]
「分からないよ…。」
私がそう言うと
ミオくんは私を
ふわりと抱きしめた。
「愛理ー。
まじで俺にして?
レイのこと好きじゃないなら
俺にして…。」
「だめ…。」
私はミオくんの身体を
押し返そうと腕に力を入れた。
でもミオくんはびくともしない。
:10/02/23 15:45
:SH03A
:mtu28quQ
#299 [ゆかぴ]
「だってレイには……。」
ミオくんはそこまで言うと
急にパッと離れた。
でも腕は私の身体に
回したままだった。
「え…?」
「やっぱ何でもない。」
ミオくんはそう言うと
また私を抱きしめた。
:10/02/23 16:10
:SH03A
:mtu28quQ
#300 [ゆかぴ]
ミオくんが何を
言いいたかったのか
分からなかったけど、
私はミオくんの腕の中で
安心していた。
昨日急にミオくんと出会い、
急にキスをされた。
家に帰るとレイくんに
ひどいキスをされた。
すごく辛かった。
でも、ミオくんは私を
好きでいてくれている。
好きだから私にキスをした。
レイくんは…?
:10/02/23 16:16
:SH03A
:mtu28quQ
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194