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#31 [コウ]
Title:look at (8)
彼はすぐにふわりと微笑み、彼はあたくしの肩に手を置きます。それは大きくて、とても温かい。あたくしの心臓は激しく鼓動を続けます。
「あなたは美しい」
「何をおっしゃっているのか」
「あなたはきっと、狭い世界に囚われている。誰も、あなたを良い目で見ないのでしょう。それに慣れてしまっている」
彼はするりとあたくしの髪に触れ、そっと指を絡めます。あまりにも優雅なその姿に、あたくしは目を奪われてしまいました。
:10/02/03 17:31
:SH02A
:☆☆☆
#32 [コウ]
Title:look at (9)
「髪は太陽の光の様なゴールド、瞳は空を映すブルー。肌は雪のように白く、唇は薔薇のように赤い」
今度はあたくしがきょとんとする番でございました。彼はそんなアタシをくるりと反転させ、暗くなった外を指差します。
「まるでドールの様なこの姿。“日本”ではまだ、異質でしょうが」
「ご両親は外国の方ですか?」
:10/02/03 17:33
:SH02A
:☆☆☆
#33 [コウ]
Title:look at (10)
暗い窓の外。そのせいで電気が反射して、窓は鏡のようにあたくしを映します。あたくしが小さく頷くと、彼は笑って頷き返して下さいました。
「さぞ、お美しい方なんでしょうね」
そう言って微笑む彼が窓ガラスに映ります。やはりその優雅な笑みは、とても綺麗でございました。
look at
(さぁよくご覧、
この狭い世界を抜け出して)
(本当に美しいものは何だ?)
-end-
:10/02/03 17:37
:SH02A
:☆☆☆
#34 [コウ]
:10/02/03 17:41
:SH02A
:☆☆☆
#35 [コウ]
:10/02/03 17:43
:SH02A
:☆☆☆
#36 [コウ]
Title:無邪気な君に惨敗(1)
「………」
『スー……』
まいった……。静寂に包まれる正午の図書館にて。夏休み初日。幼なじみの##name1##から勉強を教えてくれとせがまれて無理矢理連れてこられて早一時間と三十二分。
「………」
木目調の机に散らばる色とりどりのカラーペン。何冊も開かれてはいるが手付かずの参考書。そこに突っ伏す幼なじみの顔。
:10/02/04 15:07
:SH02A
:☆☆☆
#37 [コウ]
>>36
タグをそのままにしてしまったorz
書き直します
:10/02/04 15:09
:SH02A
:☆☆☆
#38 [コウ]
Title:無邪気な君に惨敗(1)
「………」
『スー……』
まいった……。静寂に包まれる正午の図書館にて。夏休み初日。幼なじみのヒロミから勉強を教えてくれとせがまれて無理矢理連れてこられて早一時間と三十二分。
「………」
木目調の机に散らばる色とりどりのカラーペン。何冊も開かれてはいるが手付かずの参考書。そこに突っ伏す幼なじみの顔。
:10/02/04 15:11
:SH02A
:☆☆☆
#39 [コウ]
Title:無邪気な君に惨敗(2)
「何の為に俺を呼んだんだよ」
寝るなら一人でやれ。というか家で寝ろ。
「帰っちまうぞー」
聞こえていないと分かっているけど呟いて、ぐりぐりと頭をつついた。するとヒロミはもぞもぞと動き、俺のワイシャツの裾を掴む。
『ん〜。だーめ……も、少し……』
「……あと5分な」
:10/02/04 15:14
:SH02A
:☆☆☆
#40 [コウ]
Title:無邪気な君に惨敗(終)
溜息を吐いて俺が呟くと、コイツはにへらと笑いまた参考書に突っ伏した。
無邪気な君に惨敗
(全く…色んな意味で
我慢の限界なんだけど)
-end-
:10/02/04 15:18
:SH02A
:☆☆☆
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