浮 き 世 の 諸 事 情 。
最新 最初 🆕
#16 []
 
響いた低音
ふわり風が髪を揺らして

「香夜には
‥俺しかいないってさ
馬鹿みたいだけど
そう思ってたから、なんかね」


困ったように笑って
切なそうに抜けてく吐息

⏰:10/03/28 23:46 📱:D905i 🆔:YbCY9nv6


#17 []
 
「あぁ、悔しい悔しい
大失恋‥だわ」

「失恋‥って
まだあたし何も言ってな‥」

「馬鹿」

ぴしゃりと叩かれた額
優しく叱るように

一気に事が進みすぎて
よくわかんない

⏰:10/03/28 23:46 📱:D905i 🆔:YbCY9nv6


#18 []
 
だけど倫次はあたしのこと‥


「香夜は、自分に疎いなぁ」

藍色の羽織を空中に踊らせ
包み込むように
あたしの肩にかけて

「自分と向き合えよ、ちゃんと」

そう言って背を向けた

⏰:10/03/28 23:46 📱:D905i 🆔:YbCY9nv6


#19 []
 

自分と向き合う

あたしが今向き合うべきなのは‥



もう、逃げるのはやめよう

⏰:10/03/28 23:47 📱:D905i 🆔:YbCY9nv6


#20 [笹]
第三五章 【強く、なって】
>>2-19
*。*。*。*。*。*
はい第二段です ^p^
馬鹿で自分をorderしてしまい
書けなくなりましたw
なので立て直しさせて
いただきました(;_;)申し訳ない

だんだん二人が
向かい合ってきましたね !!
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/03/28 23:50 📱:D905i 🆔:YbCY9nv6


#21 []



あたしが
向き合わなきゃいけないのは‥


「壱助さん‥」

「随分と‥
長話で、いらっしゃる」

鋭い視線
何度目をそらしてきただろう

⏰:10/03/29 00:20 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#22 []
 
敷かれた布団の色が霞む
そこに布団にも入らずに
胡座をかいて

飲みかけのお酒
‥飲みきらないなんて珍しい



「今夜は冷えます、よ
早く床に
‥ついたらどうですかい?」

⏰:10/03/29 00:21 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#23 []
 
「‥壱助さん
あたしの‥布団は?」

まさか同じ布団だなんて‥

「此処、ですよ」

ひらり捲って隣をぽんと叩く

壱助さんが
あたしを襲うなんてのは
考えられないけれど

⏰:10/03/29 00:21 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#24 []
 
喰われそう‥

「嫌なら‥其処で」

美しい指が示した固そうな畳
あぁ‥意地悪


渋々隣に潜り込む

ひんやり冷たい感覚が
体を包み込む
どことなく苦しくて

⏰:10/03/29 00:22 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#25 []
 
隣に寝そべる美しき個体
気を使ってるのか
あたしが嫌なのか
色っぽい背を向けて


冷たい手をさすって
温もりを求めれば
擦れあう音が響き渡る

青白い月の光が胸を締め付けた

⏰:10/03/29 00:22 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194