浮 き 世 の 諸 事 情 。
最新 最初 🆕
#26 []
 
「壱助さん‥あたし、」

見えない背中に問いかけて
返事のない空間に目を瞑る


向き合わなきゃいけない人

もう逃げちゃいけない
逃げるのはやめだ

⏰:10/03/29 00:23 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#27 []
 
辛くてもいい
苦しくてもいいんだ

自分に素直になれば
怖くなんかないよね、倫次


呼吸を整える
何度も何度も息を吸って
握りしめた手に力を込める

⏰:10/03/29 00:23 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#28 []
 
「壱助さん‥
もう、寝ちゃいましたか?」

返事がなければ明日にしよう


「香夜さん‥」

いつもの調子の低い声が
此方に向いて
背後から染み渡る温もり

⏰:10/03/29 00:24 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#29 []
 
ぎゅうっと背中を抱きしめられて
結局壱助さんには適わない

また、踊らされて終わってしまう


「‥どうしたんですか?」

「いえ‥冷えるもんで、ね」

⏰:10/03/29 00:24 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#30 []
 
期待なんかしちゃいないのに
心のどこかで残念がって

どこまでもあたしは情けない

だけど幸せ
‥素直になったら軽くなった


「香夜さん‥」

今になって気づく
気持ちの大きさ

⏰:10/03/29 00:24 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#31 []
 
‥急に溢れ出した涙
伝えたら崩れてしまう?
それなら仕舞っておきたい

こうして触れられる事も
なくなっちゃうのかな


どこまでもどこまでも逃げて
甘い嘘を受け入れたい

⏰:10/03/29 00:25 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#32 []
 
「寝ましょう、か」

そっと覆ったしなやかな手が
目の前を遮って
くだらない恐怖を取り除く

貴方の手に触れた滴
染みていく

零れた涙の後を
辿るように指が頬を這った

⏰:10/03/29 00:26 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#33 []
 

言葉にしてほしい
貴方が何を考えているのか
貴方がどう思っているのか


それだけが気になって

あたしの心を奪うから‥

⏰:10/03/29 00:26 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#34 [笹]
第三六章 【触れて、恋心】
>>21-33
*。*。*。*。*
香夜ちゃん遂に
気づきました恋心(゚_゚)←
長かったここまでの道のりw

暗闇かつ背を向けてるのに
泣いてるのがわかっちゃう
壱助さんは超能力者 ^p^え
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/03/29 00:29 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


#35 [笹]
【本編アンカー/35〜】

>>2-19
>>21-33

⏰:10/03/29 00:38 📱:D905i 🆔:mvSjpDFg


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194