もぅえぇわ!
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#316 [だーいし]
『小学校の頃に両親が離婚してからいじめられるようになったんだ。』
キヨシは話しはじめた。
小学校5年の冬のいつもの公園。
ブランコに乗る2人。
キヨシだけがブランコをこいでいた。
『マヤちゃん!僕お正月に家族で旅行に行くんだ〜!マヤちゃんは行くの?お正月』
『私は〜……行かない。』
:12/01/11 22:48
:S003
:w8pg4oKs
#317 [だーいし]
『そうなんだ。』
『キヨちゃん、今楽しい?』
『今?うん!楽しいよ!』
マヤは先ほどまでうかない顔をしていたが笑顔になった。
『そっか!キヨちゃんが楽しかったら私も楽しい!』
そう言うとマヤはブランコをこぎはじめた。
:12/01/11 22:51
:S003
:w8pg4oKs
#318 [だーいし]
『それでいじめが分かって解決したんだけど…この前言われたんだ。「今楽しい?」っていうのと「キヨシが楽しかったら私も楽しい」って。あのときと同じだった。』
ヒロシは黙ったままだった。
『ヒロシ、どうすればいいかな?』
キヨシは尋ねる。
ヒロシは口を開いた。
『決まってるやん。いじめをやめさす。』
:12/01/11 22:56
:S003
:w8pg4oKs
#319 [だーいし]
キヨシはうつむいた。
『いじめを無くしたって、傷ついた心は元に戻すのは難しいよ。』
ヒロシは立ち上がった。
『何弱気な事言うてんねん!オレにいい考えがある!マヤちゃんには学校に来てもらわな!部員なんやから!』
『そ、そうだよね。なんとかしないと…で、いい考えって?』
ヒロシはキヨシを手招きし、耳打ちをした。
:12/01/11 23:01
:S003
:w8pg4oKs
#320 [だーいし]
数日後。
マヤは2階の自分の部屋のベッドに横になって天井を見ていた。窓からは初夏の訪れを感じさす風がたまに入ってくる。
ふと視野に何かが動くのが分かった。
マヤはその方向に目をやる。
『紙飛行機…?』
床にあったのは紙飛行機。
すぐに外を見るが誰もいない。よく見ると翼の部分に矢印が書いてあった。
『開けって事?』
マヤは恐る恐る紙飛行機を開いた。
:12/01/12 02:12
:S003
:Qhdu4vGw
#321 [我輩は匿名である]
もう少しや頑張
:12/01/12 02:13
:W65T
:M5jJJskg
#322 [だーいし]
「玄関の横の鉢植えの下」
紙飛行機にはそう書いていた。誰かのイタズラだろうと思いながらもマヤは下に降り、母が大事に育てある鉢植えの下を見た。
『紙?』
そこには一枚の紙が。
「2丁目の駄菓子屋の公衆電話の下」
紙にはそう書いてあった。
:12/01/12 02:16
:S003
:Qhdu4vGw
#323 [だーいし]
マヤは駄菓子屋に向かった。 駄菓子屋の横には電話ボックスがある。
早速、電話の下を見ると何かがテープで固定してあった。
テープを剥がすと何かの鍵だった。
『駅のロッカーの鍵だ。』
マヤは近くの駅のロッカーに向かいロッカーをあける。
『また紙?』
その後、神社・橋の下・図書館など色々な所を回った。
そして、コンビニのゴミ箱の下で発見した紙にはこう書いていた。
「これで最後です。前を見て下さい。」
:12/01/12 02:28
:S003
:Qhdu4vGw
#324 [だーいし]
辺りはすっかり夜になっていた。
『前を見ろって…えっ?』
コンビニの前から見えたのは、帝都西高校の裏側だった。
『色々まわってたらこんなとこまで来てたんだ。いつも正面側しか行った事なかったから、コンビニなんてあったんだ。………で、なんだろ。』
マヤは紙をよく見てみた。
すると裏面に小さく
「※裏口開いてます」
と書いてあった。
:12/01/12 02:34
:S003
:Qhdu4vGw
#325 [だーいし]
マヤは恐る恐る高校の裏玄関へ。門は開いていた。
誰もいない夜の校舎。不気味なぐらい静かだった。
裏口を入ってすぐに矢印が書いてあるパネルがあった。
マヤはその方向に進む。 パネルは進む度にあった。
そして4枚目のパネル。
『ってこれ窓指してない?』
まさかと思い窓に手をやった。
『開いてる…』
マヤはよじ登り校舎へと入った。
:12/01/12 02:39
:S003
:Qhdu4vGw
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