もぅえぇわ!
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#151 [だーいし]
『もういいよ。そろそろ戻ろう時間だし。』
キヨシが時計を見ながら言った。

『え〜まだ遊ぼうよ〜。』
『せやせや!まだ行けるやろ〜』

『ダメだ。』

『なんやねん〜!オムライスニヤニヤしながら食うてたのに!』

『そ、そんな事ないよ。』

『てかてか、戻るのはいいけど1人で帰ったら怪しくない?』
『なっ………』

キヨシは黙った。

⏰:11/12/29 03:13 📱:S003 🆔:WjPgIqZs


#152 [だーいし]
『た、確かに。僕だけ帰るのはおかしいな。』

『でしょ?じゃあさ、プリクラ撮りに行こうよ!』

『いいね〜めっちゃいいやん!』

『キヨシ、プリクラっていうのは……』

『それはわかってるよ!』

3人は近くのゲーセンに寄ってプリクラを撮った。

『いい思い出になったな〜』
『そうね!』
『うん。』

3人は集合場所に戻った。

⏰:11/12/29 03:23 📱:S003 🆔:WjPgIqZs


#153 [だーいし]
集合場所近くでマヤと2人は別れた。
集合場所には他のクラスメイトがすでにいた。
恐る恐るソロリと列に入った。
『おお!戻ったか!どうだった人形浄瑠璃は?』
松本が列の先頭からこちらに向かってきた。

『いや〜先生それがね、なんや集団食中ど…』
『いやいや!大変よかったですよ〜!やっぱり日本の文化に触れるっていいですね〜』

『おお!そうかそうか!それはよかった!じゃあバスに乗るぞ〜』
松本の号令と共に、クラスメイトがバスに乗り込んだ。

『何正直に言ようとしてんだよ!バレるとこだったじゃないか!』

『いや〜悪い悪い!俺ばか正直やからな〜ハハハっ』

『たくっ。』
2人は一番最後にバスに乗り込んだ。
キヨシは少し笑顔だった。

⏰:11/12/29 03:43 📱:S003 🆔:WjPgIqZs


#154 [だーいし]
バスは湘南のホテルに着いた。ここは海に面しており、部屋からは湘南の海を一望できる。
バスをおりる一同。ホテルのロビーでこれからのスケジュール・部屋割りが発表された。
ヒロシとキヨシの部屋はバラバラだった。

『じゃあ、部屋についたら荷物を置いてまた下に降りてくるんだぞー。そっから食事だ。』

そう松本が言うと、一同は部屋に入っていった。

⏰:11/12/30 01:12 📱:S003 🆔:JvtjuTSY


#155 [ラナケイン]
待ちに待った食事。
この時ばかりはみんな、リラックスした様子で談笑しながら食事をしていた。

1人で食べていたキヨシにヒロシが話しかけた。

『1人で食うなんて水くさいやんけ!』

『あぁ。ゴメン』

『よくオムライス食べたのに食えるな〜』

『あ、あぁ』

⏰:11/12/30 01:49 📱:S003 🆔:JvtjuTSY


#156 [だーいし]
皆さん読んでくれていますでしょうか?ここでも構わないので、感想をお願い致します。

⏰:11/12/30 18:48 📱:S003 🆔:JvtjuTSY


#157 [だーいし]
『また2人で食べてんの?』
ヒロシとキヨシが夕食を食べているとマヤが夕食がのったお盆を持ってやってきた。

『なんだマヤか。メシの時くらい自分のクラスに行けよ。』

『なによその言い方〜!』

『ままま、キヨシいいやん!せっかく来てくれたんやから。』
言い争いながらも席につくマヤ。

『にしても遠出の外出、気の合う仲間との食事。やっぱりみんな笑顔やな。』

『ヒロシ君、いきなり何言ってんのよ!?』

⏰:12/01/01 16:50 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#158 [だーいし]
ヒロシが刺身を手にとり続けた。

『なんか、久しぶりに生きてるって感じたかも。』

『な、何言ってんの?ヒロシ君……』

『………あぁ、ゴメンゴメン。』

ヒロシはそういうと刺身を口にした。

食事も終わり3人はそれぞれの部屋に戻った。

『小林君そろそろ時間だよ。』

⏰:12/01/01 17:06 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#159 [だーいし]
扉付近で声をかける、同じ部屋の板尾と蔵野。
横になりテレビを見ていたヒロシ。

『時間てなんの時間や?』

『大浴場の時間だよ。A組の時間がもうすぐ終わりだから次は僕たちだよ。』

『おぉ、そうか!』

ヒロシはテレビを消し入浴の準備を始めた。

⏰:12/01/01 17:16 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#160 [だーいし]
部屋を出ると同じタイミングで向かいの部屋からキヨシたちも出てきた。

『おぉ、キヨシか。』

『うん、紛れもなく僕だよ。』
他愛もない会話をしながら大浴場へ。
そこにはすでにクラスの男子全員がいた。
2人は早速中へ。
2人は並んで背中を流した。

『なぁ、キヨシなんか静かすぎひんか?』

『何が?』

『いや、なんか「チ○コ見せろや!」とかあるやん!』

『あるわけないだろそんなの。』

⏰:12/01/01 17:44 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#161 [我輩は匿名である]
面白いです!
更新頑張ってください(^ω^)*

⏰:12/01/01 19:31 📱:P03A 🆔:uAkoqqFs


#162 [だーいし]
>>161
ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします!

⏰:12/01/01 20:33 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#163 [だーいし]
キヨシは体を洗い終え大きな浴槽の方へ向かった。

『おいっ!キヨシ!あっち露天風呂あんで!行こうや!』

『いいよ、僕は。みんなも入ってないし。』

クラスの男子は誰一人露天風呂に入っていない。

『ちぇっ、いいよ!一人で入るから!』

ヒロシは一人で露天風呂に入る。

⏰:12/01/01 21:18 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#164 [だーいし]
『はぁ〜いい湯やな〜。でも、なんでみんな来ぇへんねや?どんだけ早よー寝たいねん。ん……?』

ヒロシが独り言を言いながら露天風呂を堪能していると向こうから声が聞こえた。

『まさか!?』

ヒロシが声が聞こえる方に歩み寄る。

『おっ、やっぱり。』

露天風呂は一枚の塀を隔てて男湯・女湯がひとつになっていた。
ヒロシが急いで浴場の方に戻る。男子はほとんどいなかった。キヨシも出ようとしていた。

⏰:12/01/01 21:33 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#165 [だーいし]
『おいっ!みんな!女湯覗けるで!』

一気に男湯が静まりかえる。
男湯に残ったメンバーはキヨシをはじめ板尾・蔵野、キヨシと同じ部屋である篠原・吉田。そしてヒロシの計6名。

『小林君、今なんと?』
板尾が尋ねた。
ヒロシが手招きで皆を集めて話し出す。

『そこの露天風呂、壁があんねんけどちょっち穴空いてて女湯が見えんねん。』

『それで見えたのかい?』
興味津々を殺しつつ尋ねる蔵野。

⏰:12/01/01 21:53 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#166 [だーいし]
『いやっ、オレもビックリしてあんまよう見てないねん。』
少し落胆する一同。

『馬鹿馬鹿しい。そんな変態な事に興味はないね。じゃあ。』キヨシは浴場から出ようとした。

『ちょいまて!お前、そんなん言うて女子にチクるんやろ!』
『そんなことしないから。』

『ウソつけ!なぁみんな!』
ヒロシの掛け声に「そうだ!そうだ!」と口々に言う一同。

⏰:12/01/01 22:02 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#167 [だーいし]
『だから言わないって!ていうか何だろう?みんなそんなキャラクターだったの?そしてそんなヒロシと仲良くなかったよね?』

キヨシの反論にぐらつく一同。
『そんなこと関係ないっ!僕たちは男だぁ!!』
叫ぶ篠原。

『だからそんなキャラクターだったの?』

『とにかく!お前にはここにおってもらう!この秘密はオレらだけしか知らん事にしてもらうで!』

⏰:12/01/01 22:14 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#168 [だーいし]
『女湯は男のロマンやねん!だからおってもらうで!キヨシ!』

一同がキヨシの方を睨み付ける。

『わ、分かったよ。いればいいんだろ!いれば!』

「おぉ〜」
と歓声が上がったのち拍手がおこった。

『なんの拍手だよ。』

一同は頷き、露天風呂に向かった。

⏰:12/01/01 22:21 📱:S003 🆔:aNbsd8Io


#169 [だーいし]
『こっちや!こっち!ほら穴空いてるやろ?』

『ほんとだー。小林君すごいよ!』

『せやろ?』

キヨシ以外の連中は壁に這いつくばるようにいた。

『僕はここで見てるから。』

キヨシは浴場と露天風呂を繋ぐ扉付近にいた。

『何言うてんねん!お前も見んかい!』

⏰:12/01/02 00:25 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#170 [だーいし]
『いいよ。ここにいるよ。あのもう1回聞くけど、なんでそんな仲いいの?てか、よくなってんの?』

すると先ほどまで黙って頷いていた吉田がこう切り出した。

『「女湯を覗く」それで生まれる友情もあるんじゃないかな…』

『……うん、何言ってんの?大丈夫なの?バレたら進学に響くよ。』
キヨシは一同に痛い所をついた。

⏰:12/01/02 00:31 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#171 [だーいし]
一同の視線が扉の方に向いた。
『男には、何かを犠牲にしても得たいものがあるっ!』
篠原が叫んだ。
「シーっ!」っとヒロシ。

『いや、かっこよくないよ!欲望は人を変える…。』

『キヨシ!何を染々言うてんねん!お前も見んかい!』
キヨシを無理矢理穴の方に連れていくヒロシ。

⏰:12/01/02 00:36 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#172 [だーいし]
6人は6台並んでいるマッサージチェアに座り、フルーツ牛乳を飲んでいた。みなポカンとしていた。

『ビバ、遠足』
ヒロシは呟いた。

数分前まで6人の目の前に広がっていた、壁をひとつ挟んだ向こうに広がるネバーランド。

『1分交代!』
ヒロシが掲げたルールもどこふく風…。
全員が穴から見えるネバーランドを堪能した。

⏰:12/01/02 00:42 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#173 [だーいし]
『おい、キヨシ。おーい。キヨシ!』

『あああ。ゴメン。』

『いつまでポカンとしてんねん!』

『あれみんなは?』

『とっくに部屋に戻ったわ!このエロがり勉め!』

『誰がエロがり勉だよ!』

すでに次のクラスの男子たちがこちらをパッと見た。

『へ、部屋に戻ろう。』


しばらくして、就寝時間になった。

⏰:12/01/02 00:49 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#174 [だーいし]
それは急にきた。
物事は何時なんどきどうなるか分からない。

『ダメだ!寝られない!』
布団をガバッと持ち上げ、キヨシは起きた。

『こ、興奮して寝られない。』
篠原と吉田はイビキを立てて寝てる。
2人とも口角が上がっている。テレビのリモコンを手にとり、テレビを付けるが普段テレビを見ないキヨシにとっては深夜のドバラエティの意味があまりわからなかった。

⏰:12/01/02 00:58 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#175 [だーいし]
キヨシは忍び足で部屋を出た。深夜3時すぎ。見張りはいない。

ホテルを出て道路を挟んだ砂浜に向かった。

『こんな夜中に海に来たのは初めてだな。』

キヨシは砂浜にあったほどよい流木に座り海を眺めていた。

⏰:12/01/02 01:09 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#176 [だーいし]
しばらく海を眺めていると、遠くで花火の音が聞こえた。
音が段々こちらに近づいてくる。キヨシは気になって音のする方に目線をやった。

『………ちょ……ひ……あっ!!!』

『なんだ?』

キヨシが近づくと誰かがひとりでロケット花火をしていた。

『いや〜1人で花火って中々おもろいな〜!』

⏰:12/01/02 18:10 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#177 [だーいし]
『ヒロシ?』

『なにがおもろいんかな〜花火ってなんかテンション上がるな、……おぉ!キヨシやんけ!おお!おったんや!!ちょ花火しようや!花火!』

『お、おう。』

ヒロシは手に持ってあるロケット花火をキヨシに渡した。

⏰:12/01/02 18:34 📱:S003 🆔:8coA5JiE


#178 [だーいし]
『なんで花火してんの?』
ロケット花火を打ち終え2人は手持ち花火をしていた。

『いや〜なんか寝られへんくてな!そこのコンビニで買ってん。お前誘おうとしてんけど、そーいやケータイ知らんくてな。』

『あぁ、そうだったね。後で教えるよ。』

『イェイ!じゃあ最後線香花火しようぜ!』

『う、うん!』

⏰:12/01/03 01:14 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#179 [だーいし]
『あぁ、終わっちゃった。』
キヨシの線香花火の明かりが地面に吸い込まれた。

『あれ?ヒロシは…?』

『おぉーい!ジュースとお菓子買ってきたで〜♪』

ヒロシの声が遠くの暗闇から聞こえた。

『もぅ、完っ全に目覚めたからな!朝まで呑もうぜっ〜』

『呑もうってジュースだろ。』
『冷たっ!!』

⏰:12/01/03 01:28 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#180 [だーいし]
『じゃあ乾杯♪』

『乾杯。』

2人はお互いの缶を合わせた。ふぅと息をはきキヨシは話しだした。

『花火なんて久しぶりだな〜。』

『久しぶり?』

『うん。幼稚園の時によく家族でやってたんだけど小学校に入ってからは勉強勉強で全然しなくなったんだよね。』

⏰:12/01/03 01:39 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#181 [だーいし]
『そっか。じゃあもぅ何十年ぶりか。』

『そうなるね。凄い楽しかった。』

『オレも。』

『ヒロシが転校してきてからなんか生活が楽しくなったよ。』
『えっ?』
キヨシの思わぬ発言にヒロシは少し戸惑った。

⏰:12/01/03 01:44 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#182 [だーいし]
『一緒にたこ焼き屋行ったりとか、カラオケで歌ったり、今日で言うとメイド喫茶行ったりさ。僕、女湯覗くなんて今までしたことなかったよ。』

『フフっ!オレも初めて♪』

『なんか色々と今まで出来なかった経験が出来たってか。ありがとな。』

『な、なんやねん!改まって!』
ヒロシは笑って返したがキヨシは真剣だった。

⏰:12/01/03 03:13 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#183 [だーいし]
『キヨシの家で漫才見ただろ?あん時なんていうか全身に電流が流れたっていうか、衝撃が走ったんだよね!』

ヒロシはポテチを食べながら黙って耳を傾ける。

『初めてだった、あんなの。限られた時間でマイク1本で笑いをとるなんて……信じられない』

『…、それが漫才が持つパワーなんや。』

⏰:12/01/03 05:50 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#184 [だーいし]
『ヒロシあれ覚えてるかい?全校集会で2人で前に立ったの。』

『ああ!あれな、あの笑いとったやつや!』

『うん。あれは凄かったよね!見渡す限りみんな笑ってた。みんながそれぞれ何かを訴えるように笑ってたっていうか。……、あのさヒロシ』

『ん?なんや?』

キヨシは立ち上がり夜が空けそうな空を見上げてこう言った。

『僕にも出来るかな、漫才。』

⏰:12/01/03 06:05 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#185 [我輩は匿名である]
主さんふぁいと!
更新楽しみぉ

⏰:12/01/03 14:47 📱:K007 🆔:☆☆☆


#186 [だーいし]
>>185
ありがとうございます!
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!

⏰:12/01/03 18:38 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#187 [だーいし]
しばらく沈黙が続いた。

『えっ?』

ヒロシがキョトンとした感じキヨシを見つめた。

『勉強以外の大事なものを見つけた気がするんだ。だからヒロシ僕といっ…』
『キヨシ、キヨシがマジなんは目見たら分かる。でもオレでええんか?』

キヨシは体をヒロシの方に向けた。

『もちろんだよ!』

⏰:12/01/03 18:51 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#188 [だーいし]
『………そうか。一緒に…………、やるかっ!』

『ヒロシ……』

ヒロシは立ち上がり、波が足元まで届く所まで走り出した。 そして目の辺りを服で拭い振り向き様にこう言った。


『いつまで待たすねん!』


キヨシは大きく頷いた。


こうして後に伝説を残す漫才コンビが誕生した。
しかし、これが彼らにとっての試練の始まりだとまだ知る由もなかった。

⏰:12/01/03 19:11 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#189 [だーいし]
2日目はお互いどこに行き、何をしたかあまり覚えていない。ただ、どの集合写真も2人とも「笑顔」だった。


遠足が終わって次の日の放課後ヒロシは気になっている事をキヨシに尋ねた。

『漫才の練習やねんけどどうする?』

『ん〜そうだね。毎日のように塾があるからね。でも…僕塾辞めるよ。』

『えっ?大丈夫なんか?』

『うん!勉強は家でも出来るからね!』

⏰:12/01/03 20:29 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#190 [だーいし]
キヨシのただならぬ意気込みを感じたヒロシは単純に嬉しかった。

放課後、2人しかいない教室でヒロシは目標を黒板に書き出した。

「文化祭公演!」

黒板にはこう書いていた。

『いいかキヨシ!文化祭でオレらの漫才を見てもらうんや!』

⏰:12/01/03 22:32 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#191 [だーいし]
『なんやねん、難しい顔して。』

『ん〜それは難しくないかな!?今までそんな事した人はいないよ。』

そう。2人が通っている帝都西高校は歴史を重んじる高校。文化祭では日本舞踊や琴の演奏などが行われていた。

『やってみな分からんやんけ!』

『……そうだよね。一緒に頑張ろう!』

⏰:12/01/03 22:41 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#192 [だーいし]
次の日の昼休み。
2人は図書室にいた。
学年クラス関係なく勉学に励んだり調べものをしたりしていた。

『なんやねん、キヨシ図書室なんかで』

『ここに「生徒手帳図鑑」というこの高校の全てが書いてあるものがあるんだ。』

『うん、それで?』

『そこには校則も書いてあるんだ。どうやったら文化祭に出れるか見てみよう。』

⏰:12/01/03 23:13 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#193 [だーいし]
『そんなの、松本に聞いたらええやん!?』

『あの人が確実な事言ってくれると思うかい?』

ヒロシは上を見上げる。

『あぁ確かに。』

『だろ?じゃあ早速見てみよう。』


生徒手帳図鑑にはこう記載してあった。

⏰:12/01/03 23:17 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#194 [だーいし]
「二、帝都西文化祭に出場できる者。@部活動であることとし、顧問の教諭1名、生徒3名以上とする。A時間は15分以上20分以内とする。B上記の@を満たしている場合でも学校長の権限で取り消すことも可能とする。」


2人は生徒手帳図鑑を閉じ困り果てた。

『部活動……』
キヨシは呟いた。

ヒロシは徐に立ち上がりこう叫んだ。


『よっしゃ!「漫才部」の設立やで!やったるで!』

⏰:12/01/03 23:41 📱:S003 🆔:G0CP4cME


#195 [だーいし]
図書室にいる全員がこちらを見た。たまらずキヨシはヒロシを連れて図書室を出た。

『何言ってんだよ!ヒロシ!』
『だってせやろ!?部やないと文化祭出られへんねんで。』

『ん〜確かに。でも、まず部員がね。』

『誰か忘れてない?』

後ろで声がした。

『マヤ?』
『マヤちゃん?』

⏰:12/01/04 02:18 📱:S003 🆔:gYrv84dY


#196 [だーいし]
『漫才で文化祭に出るにはまず部にならないといけなくて、顧問と部員が必要なのね…』

『なんで分かんの?まだ誰にも言ってないのに。』

『さすが女の勘ってやつや……』

マヤが咳払いをしてこう続けた。

『いいよ!私が部員になってあげる♪』

『ホントかい?マヤ!?』

『うわぁぉ!トリオ漫才か〜』

⏰:12/01/04 02:25 📱:S003 🆔:gYrv84dY


#197 [だーいし]
『勘違いしないでね!あくまでも「マネージャー」としてよ!』

『そうか〜なんやトリオ出来ると思てんけど……』

『まぁヒロシこれで部員の件は解決だね!』

『おうよ!次は顧問か〜』

3人は職員室に向かった。

⏰:12/01/04 02:38 📱:S003 🆔:gYrv84dY


#198 [だーいし]
『漫才部ーっ!?』

『シーっ!声がデカイねん先生!!』

『あぁ、悪い。でも何言ってんだ?』

『僕たち漫才で文化祭に出たいんです!お願いします松本先生!』

『鈴木まで何言ってんだ!?』

⏰:12/01/04 02:46 📱:S003 🆔:gYrv84dY


#199 [だーいし]
『とにかく、そんなふざけた部活の顧問をするつもりはない!そもそも先生陸上部の顧問だしな。』

それでも引き下がらない3人。
『掛け持ちでもいいやん!』

『ダメだ。』

マヤが制服のリボンに手をやり
『これでもx』

『先生なガキには興味ないんだ。』

⏰:12/01/04 02:50 📱:S003 🆔:gYrv84dY


#200 [だーいし]
『そんな冷静に言わなくても…』

『じゃあ、陸上部の練習があるから』

そういうと松本は職員室を去った。

所変わって理科準備室。

『は〜ダメやったな〜。』

『松本先生以外いないもんね。』

『って何で理科準備室なのよ。』

⏰:12/01/04 02:58 📱:S003 🆔:gYrv84dY


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