もぅえぇわ!
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#216 [だーいし]
放課後。部室。部屋にはキヨシだけ。
『ヒロシのやつどうしたんだろ。急にいなくなって…』
ガチャ…
『ちょ、キヨシ手伝ってくれ。』
ヒロシがテレビを抱えながら部屋に入ってきた。
『な、何してるんだよ!わ、分かったこっち持つね。』
2人は机にテレビを置いた。
:12/01/05 01:48
:S003
:w3r/fQqk
#217 [だーいし]
『ふ〜疲れた〜。いやーバレるかと思ったわ〜。』
『どうしたのこれ?』
『いや〜この部屋テレビなかったやん。だから。視聴覚室から余ってんの持ってきてん!』
『「持ってきてん!」ってどうしてだい?』
ヒロシは顔をくしゃくしゃにし笑いながら自分のカバンをあけた。
:12/01/05 01:52
:S003
:w3r/fQqk
#218 [だーいし]
バササササと音を立てて中からDVDが大量に出てきた。
『こ、これは?』
『お笑いDVDや〜!!キヨシに漫才とはなんぞやって言うのを勉強してもらおうと思ってな。まっオレも人の事言われへんけどな!』
『ヒロシ…ありがとう!』
『かめへん!かめへん!』
ヒロシは手を振りながら部屋を出ようとする。
:12/01/05 01:58
:S003
:w3r/fQqk
#219 [だーいし]
『どこに行くんだい?ヒロシ。』
『オレが、今田先生を説得するわ。何としても。それまで待っといてくれ。顧問捕まえたら、漫才練習しような。』
『うん。任せたよ。』
ヒロシは笑顔を見せて部屋を出た。
一息つきキヨシはDVDを見ていく事に。
ピリリリリリ……
携帯が鳴る。母からの着信。
キヨシは出ずにじっと鳴りやむのを待った。
母からの着信は今日で何度目だろう。
:12/01/05 02:06
:S003
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#220 [だーいし]
裏庭に移動するヒロシ。
そこには今田が花に水をやっていた。
『断る!!』
今田の声が脳裏をよぎる。
後ろを振り返る今田。
『やぁ。この前はゴメンね。あんな大きな声出して。』
『いや、全然大丈夫っす。』
『こんな事言うのはあれなんだけど、もう僕の前で漫才の話はしないでくれるかな。もちろん「漫才部」の顧問の件も正式に断るよ。』
『先生……』
:12/01/05 02:15
:S003
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#221 [だーいし]
それでも引き下がらないヒロシ。
『先生、俺らのコンビ絶対におもろくなると思うねん!ザ・ピスタチオに負けないような…』
今田は無言でヒロシを見つめた。何とも言えない哀しみにみちた顔をしていた今田にヒロシは言葉を詰まらした。
『じゃあ、失礼するよ。』
今田はその場を去ろうとした。校舎の入口の扉を開けて今田は立ち止まった。
『これだけは言っておくよ小林君。ただ「おもしろい」だけじゃダメなんだ。犠牲が多すぎるよ、漫才は…』
扉が閉まって。
ヒロシは何も言えなかった。
:12/01/05 02:22
:S003
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#222 [だーいし]
数日後の放課後。部室。
キヨシは1人でDVDを見ながら何かをメモしていた。
ガチャ
『よう、キヨシ。』
『ヒロシ。』
ヒロシが机にカバンを置く。
『なんやまたマヤちゃんおれへんやん。』
『そうなんだよ。最近はあまり教室にもこないしね。まぁいいんじゃない?まだマネージャーとしての仕事はないわけだし。』
:12/01/05 04:36
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:w3r/fQqk
#223 [だーいし]
『ま〜せやな。』
ピリリリリ……
キヨシの携帯が鳴る。母からの着信。
『ん?キヨシ電話ちゃうか?出んでえぇんか?』
『え、あああ、大丈夫。最近、イタズラ電話や間違い電話が多いんだよ。』
『ふ〜ん。そっか。』
『そ、そんな事よりどう今田先生は?』
:12/01/05 04:38
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:w3r/fQqk
#224 [だーいし]
『これだけは言っておくよ小林君。ただ「おもしろい」だけじゃダメなんだ。犠牲が多すぎるよ、漫才は…』
今田の言葉が脳裏をよぎる。
『ん、あああ、それがな後もう少しやねん!あと一息ってとこかな。』
『そう。頑張ってね!』
『お、おう!』
ヒロシとキヨシは互いの大きな問題を解決出来ずにいた。
:12/01/05 04:43
:S003
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#225 [だーいし]
『では、すいません。お先失礼します。』
『おや?もう仕事は片付いたんですか?今田先生。』
『教頭先生。はい。』
『早いですね〜さすがです!このまま松本先生と変わってほしいぐらいだ。』
職員室が笑いに包まれる。
『ではまた明日。』
『お疲れさまでした。』
:12/01/05 04:45
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