もぅえぇわ!
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#226 [だーいし]
時計は20時を少し過ぎていた。今田は帰り道、夕食を買うため家の近くのコンビニに向かっていた。
『あれ?今ちゃん?今ちゃんだろ?』
『????大崎先輩?あぁーご無沙汰してます!』
『やっぱ今ちゃんや〜!!懐かしいな〜!!10年ぶりぐらいか〜』
『ですかね!お久しぶりです!』
:12/01/05 04:51
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#227 [だーいし]
『へいっ久々の再開に乾杯♪』
『か、乾杯。』
2人は近くの居酒屋へ
今田が先ほどグラスを合わせたのは大学の1つ先輩の大崎。
『いや〜ホンマ懐かしいな!最後いつやあれ会ったの、大学のあれかな、ままえぇか。』
『先輩はスーツ姿って事は出張か何かですか?』
『ん〜ん、大学出て神奈川の会社に就職決まってん。で、今日は取引先がこの辺にあるからきてん。で、まさか今ちゃんに会えるとはやっぱ世間は狭いな♪』
:12/01/05 04:58
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#228 [だーいし]
『で、今ちゃんは大阪から仕事かなんかできてんの?』
『いや、僕はこっちに住んでるんすよ。』
『へえっ?東京で「芸人」やってんのか?』
今田の顔が少し曇る。
『今、僕教師やってるんです。』
大崎は食べようとした焼き鳥を皿に戻した。
:12/01/05 05:03
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#229 [だーいし]
『教師?なんでや?』
『芸人は……もういいんです。』
『お前、まさかあれが原因で…』
『違います!!…違います。先輩。』
今田の顔がこわばった。
大崎はそれを察知した。
『そっか…。もったいないな〜。「漫才サークル」の時は、今ちゃんピカ一やったのにな〜』
大崎は焼き鳥を食べた。
:12/01/05 05:07
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#230 [だーいし]
『「夢」だけでは何とも…』
『まっそうか。オレも結局普通のサラリーマンやしな〜。まぁええわ、今日は昔話をつまみに呑もうや♪』
『はい、付き合います。』
昔話は夜中まで続いた。
ホテルに宿泊している大崎と別れ、少し酔いながらも自分の家にたどり着く今田。
:12/01/05 05:11
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#231 [だーいし]
散らかったアパートの一室。 蛍光灯を付けずに布団に倒れこむ。
『今田、ありがとな。』
この言葉が今田の脳の中でスピーカーのように拡声され何度も何度も、何度も何度も繰り返される。
その瞬間、今田は右手で両目を覆い大泣きした。
時計は夜中の3時を少し過ぎたところだった。
:12/01/05 05:17
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#232 [だーいし]
次の日。放課後の部室。
『どや?DVDの調子は?』
『僕なりに気付いた点をノートに書いてみたよ。』
キヨシはヒロシにノートを渡した。
『凄いやん!こんなギッシリ!じゃあ、そろそろ漫才の練習すっか。』
『え?顧問の件は大丈夫なのかい?』
『えっ?ま、まぁ、その、そろそろ漫才もやっといた方がいいかなと思って。顧問と両立しながらするから。』
『そうか。よし!頑張ろう。』
:12/01/05 05:25
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#233 [だーいし]
『じゃあ、まずはお互いにDVDをめっちゃ見たと思うからこの「ジャンヌダルク」のネタを完コピしよか!』
『完コピ?』
『そう!まずは漫才のリズムっていうのを体に叩きこむで!セリフは一言一句同じで。もちろんタイミングも。』
『わかった!』
『じゃあ、行こう!はい、どーもジャンヌダルクで〜す♪』
練習は夜まで続いた。
:12/01/05 05:30
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#234 [だーいし]
学校からの帰り道。
家の近所の公園のブランコが揺れている。
『マヤ??』
キヨシはブランコに近づいた。
『部活にこなくてこんな所には来るだ。』
『き、キヨシ!?お、おどかさないでよ。』
『なんで部室に来ないんだ?』
:12/01/05 05:33
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#235 [だーいし]
『まだ部活も始まってないのに、マネージャーは必要ないでしょ!!』
『まぁね。横でお菓子食べるやつがいないから練習に専念できるよ!』
マヤは下を向いた。
『ねぇ、キヨシ。』
『ん?』
『今、楽しい?』
『なんだよそれ!?』
キヨシは隣のブランコに座る。それと同時にマヤはブランコを飛び降りる。
:12/01/05 05:37
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